明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

  



仙人の一人に呂洞賓(りょどうひん)というのがいる。仙人としてはスターの一人である。雪村の龍の頭に乗る絵がすぐ浮かぶが、惹かれたのはむしろそれにかこつけ龍が作れるからではないか?それに手を染めたら、小学生の時に学芸会用なら堂々と学校で、キングギドラの頭みたいな物を作れる、という理由から八岐大蛇の人形劇をやった時と変わらないではないか?と鯉に乗る琴高仙人にしたのだが。三つ子の魂という奴である。 学生の時に、角徳利の口が龍になっているのを作り、使う前に同級生にあげてしまったが、使い勝手など考えていないから、酒が龍のヨダレのようにダラダラと、使い物にはならなかったようである。その次が王子様の三島由紀夫を噛み砕く西洋調の龍。 最初に作るはずであった豊干禅師の頭部をようやく作り始める。こちらは龍のライバル虎に乗っている。それがこんな顔で良いのか?だから良いのか?まあ、とりあえず。何度でも作れば良い。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )