永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

天空への道、帆柱ケーブル(八幡東区)

2015-02-16 14:23:37 | まち歩き
JR八幡駅からシャトルバスに乗って5分程で 山麗駅に着く。
現在のケーブルカーはパンタグラフが無くなって、スマートなデザインの新車体になっている。ゆっくりと山上駅に向って登る。
皿倉山の木々は山上に向うほどに緑が濃くなってくる。下界には八幡の街並と洞海湾がパノラマで広がっている。 


〈C〉画著作 永野宏三


まちは記憶する、小倉大手町。

2015-02-08 09:34:10 | まち歩き
北九州市庁舎横の勝山公園大芝生を横切ると大手町になります。
以前、室町の勝山通りにあった小倉区役所が大手町に移転したことにより、急速に街の表情が変わりました。マンション建設が盛んになり、北九州市内でも有数のマンション密集地域となっています。
大手町という地名は、他の都市の例に漏れず、小倉城の大手門前に位置することに由来しています。
大正時代、門司市にあった陸軍の兵器製造所が大手町に移り、後に小倉陸軍造兵廠となりました。大手町から馬借をつなぐ紫川にかかる橋は昔、軍人橋とよばれていたそうです。軍の施設が一帯に多くあったことから橋の由来が伺えます。
松本清張さんの『半生の記』にも、ご自身の小倉時代にこの界隈を行き来したことを書かれています。
倉庫などが密集していた以前の街の姿はすっかり、おしゃれな雑貨屋さんやレストランなども立ち並び、ちょっとした町歩きにいい感じのまちになっています。


〈C〉画著作 永野宏三

懐かしいまち、新しいまち、JR八幡駅前・さわらび通り

2015-02-06 09:14:58 | アート・文化
鹿児島本線八幡駅で電車を降りて駅前に出たら、いきなり現代的な高層ビルが目に飛び込んできます。
駅前の再開発により、新しいビルにはお洒落なレストランなどのお店もでき、通りの趣きをすっかり変えました。
八幡駅前といえば、皿倉山に向って真直ぐに延びる並木道が、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
一帯は大戦中の空襲で破壊され、戦後に建てられた市民会館、美術館があります。市民会館前のローターリーを中心に放射線を描いた道路と街並はヨーロッパの都市を思わせるしっとりしたつくりです。
市民会館の取り壊し計画が浮上していて、保存運動で話題になっています。


〈C〉画著作 永野宏三

四季の花の咲く丘、門司・白野江植物公園。

2015-02-04 12:57:18 | まち歩き
白野江の打越山の裾斜面一帯に、手入れの行き届いた樹木と花が覆い尽している公営公園です。以前は個人の方の所有でよく手入れされていた公園でした。『四季の丘』と云っていました。門司港から車で15分くらいで行けます。
ぼくの娘が小さいころ、春と秋には季節を確認するため、よくピクニックに連れて行ったものです。その頃の庭園デザインは素朴で手づくりと云った趣きがありました。
公園頂きダウンスロープからは彼方に周防灘の拡がりを望めて爽快です。散策コースの一つである木漏れ日の路を歩くと小径の脇は自然の状態を保っていて、木々の隙間から吹く風に乗って漂ってくる花や草木の匂いも実に心地よく感じられます。 


〈C〉画著作 永野宏三

陣の原 八幡西区

2015-02-02 11:12:44 | まち歩き
数年前まで折尾と黒崎駅前を結ぶ電車が走っていた西鉄北九州線陣原駅は当時、商店街の真ん中にある小さな電停で下町の匂いがする風情のある駅でしたが、その後、この地域の生活路線はJRの鉄道に替わり、JR陣原駅として新駅ができました。
工業団地の直ぐ近くに位置していて、駅前にはバスも接続し、駅横には新しい街ができています。
陣原(陣の原)の地名の由来は「応神天皇より筑紫一帯の人民視察を命ぜられた武内宿祢が洞の海を過ぎるとき、西北の方から怪しい声がしたためにこの地に陣を構えて警戒した」と言う伝説があるそうです。


〈C〉画著作 永野宏三