絵本「小さな町はたから箱」を出版して、口コミで本のことが拡がって、絵本を見ていただいた方のご感想や問合せがかかってくるようになった。遠いところからもかかってくる。日本のあちこちにあった暮しの原形があるとか、以前門司港に住んでいて絵本を見て懐かしく郷愁に誘われたとか、絵本に出てくる女の子の服装に小学校時代を思い出して昔に帰りたくなったとか、いろいろご感想をいただく。僕の絵本を見て遠い昔に帰っていただくのは嬉しい。僕は今の時代はあまりにも新しいことばかりを追いかけて、良いものが破壊されているような気がする。日本や地域の暮しには壊してほしくないものもある。それは誰もが持っているこころの思い出であると思う。僕は進化しないで、こころにある風景を追い続けていこうと思っている。ぶきっちょに時代を生きるのも意外といい。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます