永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

泰平の世は揺るぐ。

2008-06-02 16:18:51 | 日記・エッセイ・コラム
きのうのNHK大河ドラマ「篤姫」で老中・阿部正弘が亡くなってしまった。翻弄する徳川幕府の権力闘争に疲れてしまったのだろうか。ドラマの後に本棚から松本清張の「天保図録」を引っ張りだして読む。徳川幕府がつくった封建土地制度が経済等の矛盾で破綻をきたす様子がよくわかる。当時の世情は大不況だつたそうである。武士階級も金策に困って町人ブルジョアに頭わ下げてまわっていたそうだ。斎彬の特命により家定に嫁ぐ篤姫が大奥に手も足も出せない苦悩もだが、幕府内の権力闘争が老中の苦悩につながっていくのががよくわかる。


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