どんより、じめじめの日にぶらぶら門司港を歩く。べつにどうってないかわりばえのしない街だけど、ふしぎとぼくと相性のあう街だから歩いているとなぜかほっとする。
栄町の本屋をのぞいてみる。「思い出す人びと」安田徳二郎著のタイトルに気になり店主の目を気にしながら、パラパラ流し読みする。あとがきに「日本は民主主義になったというが、日本の姿勢も国民の姿勢も、いぜんとして昔のままの半封建制である」とあった。かなり古い本だけど、なんだか昨今の日本の状況をあらわしているみたいでぐさっときてしまった。
栄町の本屋をのぞいてみる。「思い出す人びと」安田徳二郎著のタイトルに気になり店主の目を気にしながら、パラパラ流し読みする。あとがきに「日本は民主主義になったというが、日本の姿勢も国民の姿勢も、いぜんとして昔のままの半封建制である」とあった。かなり古い本だけど、なんだか昨今の日本の状況をあらわしているみたいでぐさっときてしまった。