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惑星大戦争

2014年09月07日 12時52分53秒 | 邦画1971~1980年

 △惑星大戦争(1977年 日本 91分)

 英題 The War in Space

 staff 監督/福田純 特技監督/中野昭慶 原案/神宮寺八郎(田中友幸)

     脚本/中西隆三、永原秀一 撮影/逢沢譲 美術/薩谷和夫 音楽/津島利章

    『宇宙防衛艦轟天』デザイン・造形/井上泰幸

    『金星大魔艦』原案/井上泰幸、デザイン/鯨井実

 cast 森田健作 沖雅也 池部良 平田昭彦 大滝秀治 中山昭二 宮内洋 山本亘 新克利

 

 △特撮とボク、その49

 なんでこの映画を封切りで観たのかどうにもふしぎなんだけど、

 とにかく観ちゃった。

 しかも、百恵ちゃんの『霧の旗』が併映だったもんだから観ちゃった。

 ところが、当時どんな感想を持ったのかまるでおぼえてない。

 そりゃそうだろう、すぐ後に『スター・ウォーズ』が封切られたんだから、

 そこらの便乗作品の記憶はなにもかも消し飛んじゃうよね。

 まあそれに、

 当時の『海底軍艦』の宇宙版っていう触れ込みはまるで知らなかったし、

 日米の特撮技術はもはや月と鼈に成りつつあって、

 日本の特撮映画への期待はなくなり、興味もうすれはじめてた。

 ぼくにとって、70年代~80年代はそんな時代だった。

 まあ実際のところ、

 この作品で観るべきものは、

 マンモス・鈴木の宇宙獣人に首輪鎖でひったてられた浅野ゆう子のボンデージ姿しかない。

 宇宙青春ドラマになっちゃいそうな森田健作と沖雅也のやりとりとか相当つらいし、

 なんで宇宙人の建造した宇宙船が古代ローマのガレー船なんだよって話すらしたくないし、

「君は浅野ゆう子の太腿を見たか!」

 という宣伝コピーでなかったのがふしぎなくらいだ。

 だってさ、物語では描かれなかったけど、

 わざわざ戦闘服を引っ剥がされてボンデージファッションを着せられるくらいだから、

 もはや宇宙獣人にどんな目にあわされてるかは想像がつくじゃんね。

 ま、

 そんなことよりなにより、なんでこの時代になってもなお、

 宇宙戦艦ヤマトも宇宙防衛艦轟天も最後は特攻になっちゃうのかしら?

 溜め息でちゃうわ。

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