◇ロスト・フライト(plane)
良くも悪くも、ジェラルド・バトラーのひとり舞台の映画なんだけど、ちょっと地味だな。
佳境、島の支配集団が攻撃してくる中、ホロ島の滑走路から故障機が飛び立っていくところなんか、キーハンターでギャングに追われたセスナが飛び上がっていくのとさして変わらないんじゃないかっておもえるくらいだった。それと、LCCの本社内の対策室だけど、なんだか秘密警察の基地みたいな感じで、もうすこし開放的なセットにできなかったんだろうか?
まあ、武装蜂起集団がマニラの政府に対してどういう要求をしているのかとか、まるでそんなことはどうでもよく、ただ、フィリピンの政情不安なところを煽ってるだけっていう、なんともおおざっぱな脚本だったけどね。もうひとつ、LCCから派遣されてくる緊急部隊なんだけど、最初、こいつら、本社のトニー・グールドウィンの雇われた悪い奴らで、内緒の金を飛行機で運んでたもんだから、その金がばれちゃいけないってんで急遽、ホロ島に派遣されてきたのかとおもってたんだけど、まったくそんなことはなくて、純粋に航空会社に雇われた緊急対策部隊だったわ。