◇ドリームハウス(2011年 アメリカ 92分)
原題/Dream House
監督/ジム・シェリダン 音楽/ジョン・デブニー
出演/ダニエル・クレイグ レイチェル・ワイズ ナオミ・ワッツ サラ・ガドン
◇一人称の演出
どういうことかといえば、妻のレイチェル・ワイズと子供たちが殺害されたことで錯乱し、精神病院に入れられていたダニエル・クレイグの幻想が映画の前半の物語になっているからで、それは、そもそも一家惨殺事件のあった事故物件とか売るときに断らないか?てゆうか犯人が捕まってないのに売るか?という疑問が浮かんできた頃からわかってくる。
そういうことからいえば先の見通せる筋立てなんだけど、女優ふたりが贔屓なもんだから観るしかない。けど、この撮影の後、ダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズは結婚したらしいから、ものすごくがっかりだわ。
いや、がっかりといえば、そもそも妻と子供を惨殺された理由が、真犯人が元妻のナオミ・ワッツを殺そうとして彼女の家に侵入したつもりだったところがまちがえてダニエル・クレイグの家に押し入ったためっていうんだから、いくらなんでもそれはないだろうっていう動機で、これをがっかりといわずになんていえばいいのだ。