☆ブレードランナー2049(2017年 アメリカ 163分)
原題/Blade Runner 2049
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ 音楽/ベンジャミン・ウォルフィッシュ ハンス・ジマー
出演/アナ・デ・アルマス シルヴィア・フークス マッケンジー・デイヴィス ロビン・ライト
☆6月10日は時の記念日
奇しくも、わが国においてはそうなってる。6-10-21っていうのは、レイチェルが赤ん坊を生んだ2021年6月10日のことだ。レイチェルの埋められた木の根っこと木馬のおもちゃにこの数字が彫られてるのを観たとき、時の記念日って外国から来てるのかしら?っておもっちゃったわ。
それはさておき、Kことライアン・ゴズリングが、自分がレイチェルの産み落とした双子のかたわれだと信じてハリソン・フォードに会いに行く頃から「なんだかな~、これがほんとうだったらどんでん返しとか考えてないのかな~」と不安をおぼえていたんだけど、うん、そんなことはなかったね。
とはいえ、そんなことは無菌室に暮らす記憶作家ことカーラ・ジュリを訪ねていったときに、この子はなにかの伏線になってるわけね?ってのがありありとしてたからまあ予定調和な世界ではあったけどさ。
さて、哲学的な雰囲気に満ちていた前作と比較したところで仕方ないし、この作品はたぶん繋ぎの作品で本質的な続編は次作ってことになるっておもってるから今のところはなんともいえない。だって、すべての登場人物がようやく出揃って紹介も終わったってところで終わるんだもんね。カーラ・ジュリとライアン・ゴズリングとがほんとうは双子だったかもしれないし、真実はまだまだ雪景色の向こうにあるってことでしょ?