凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

佐藤健君、キミがスゴイのは前から知っているが…

2012年09月11日 | 映画
だって、初主演した「仮面ライダー電王」で一人4役(のちに5役目もやりましたけど)やり遂げたコですからね。
こんぐらいできるだろう、とは思ってましたけど…

いや、想像以上でしたね。

恐ろしいわ、この20代前半草食系。


てなわけで、もうそろそろいい加減書こう、てな感じの、

映画「るろうに剣心」。

監督:大友啓史
脚本:藤井清美 大友啓史
主演:佐藤 健  
共演:武井 咲 青木崇高 蒼井 優 田中偉登 江口洋介
   吉川晃司 香川照之 
   須藤元気 綾野 剛
   奥田瑛二 宮川一郎太 窪田正孝 他
(敬称略)


幕末の動乱の中、「人斬り抜刀斎」として恐れられていた男。
彼は明治維新と共に姿を消し、その存在は「伝説」となった。
そして10年。
東京下町にふらりと現れた、「流浪人(るろうに)」。
「逆刃刀」という「斬れない刀」を携え、あてどなく歩く彼は、「お尋ね者の人相書」を見て驚く。
「緋村抜刀斎」。…ここ最近、東京の街を脅かしている、人斬り。
しかも、「神谷活心流」を名乗って。
そんな彼を見つけ、一人の少女が木刀を向ける。

「お前が抜刀斎か?!」

頬に十字傷。廃刀令の世に刀を携える浪人。
どう見ても怪しい彼を前に、「父の名を汚す者」として(木)刀を構える少女・神谷 薫。

しかし、そんな彼女に穏やかな笑顔を見せ、その浪人はこう答えた。

「拙者、あてのない旅の流浪人。緋村剣心でござる」。


…っていうかですね、毎度のあらすじ解説が面倒なので、こう言ってしまいます。

「今回の映画のあらすじは、鵜堂刃衛+武田観柳(高荷恵)編、左之助編すっとばし。で、何故か人誅編の戌亥番神と外印登場」
ということです。

はい。

原作読んでらっしゃる方は、大体コレでOKかと。


もうホントね、大体、映画一本で「御庭番衆編」や「十本刀編」まで出来る訳なく、かといって「恵くらいまではキャラ出さないと話が纏まらない」ので…
まぁ、大筋としては予想通りでありました。

この映画のキモはそういう「ストーリーの部分」ではなく。

「どこまで原作に近い形で映像化できるか」であります。


で、ぶっちゃけて、申し上げます。


「これは、佐藤 健君の、佐藤 健君による、佐藤 健君の為の映画である」と。

つうか、彼以外に誰が「剣心」を演じられるんだ、と。

まぁ、そういって過言でないくらい、ハマっております。

警察から解放され、そこに薫が待っていた時、
そして薫からあっさり「帰るわよ」と促された時の表情。
あれは紛れもなく「原作の剣心」ですし。
クライマックス、鵜堂刃衛との壮絶な戦いの中、「人斬り」に戻ってしまう瞬間の狂気にしても、
紛れもなく「原作の抜刀斎」。
あの、「殺してやるからかかって来い」はナカナカ、スゴイ。

他の役者さんではできませんな、多分。


いや、無論、他の皆さんも結構「役にハマって」らっしゃるんですけど…

もうね、そういうレベルのハマり方ではありませんでしたね、ホント。

「そのもの」つう感じ。


「アクションがどうの」とか「ストーリーがどうの」というアレでなく、
「演技として再現している」というのがね、ホント、原作のファンとしては…

「このぐらい出来るのはわかってたけど、それ以上だった」という…称賛でございます。


うん。素晴らしい。


ここまで出来ちゃうと、正直「シリーズ化」なんてぇ期待もしてしまうのですが…


うーーーーーーん。

「四乃森蒼紫」や「巻町操」(御庭番衆編)、まして「志々雄真実」「瀬田宗次郎」(十本刀編)、もっと言や、
「比古清十郎」(剣心の師匠)なんか、
「誰が演じたらハマるか」…全く想像できません。

そういう意味では、この先作るのは困難じゃないか、と。
少なくとも「龍馬伝」繋がりで「比古清十郎⇒福山雅治さん」みたいなことはせんで欲しいな、と。
(だったら包帯ダラケで志々雄の方が良いような…)


まぁ、勝手な憶測ですが。











   

さあ、ショータイムだ。

2012年09月11日 | テレビドラマ
えー、画像は「劇場版 仮面ライダーフォーゼ~みんなで宇宙キターッ!」のパンフレットより。
…勝手に借りました。すいません。

まぁ、劇中にこんなカメラ目線のツーショットはありませんでしたな。


で、始まってしまいました。14作目。
つうか、第二期平成仮面ライダー4作目、というべきでしょうか。

「仮面ライダーウィザード」。

あえて、「2話観終わるまで感想は書かない」という手法を取ってみましたが…。

あれま。

今回はパイロット版(1話)も同じスタッフで製作したのね。
いつもなら田崎竜太さんが監督だったりするのに。


特定の要素を持つ人間(ゲート)が抱く「絶望」を元に生まれる魔人「ファントム」。
日食の夜、ファントムに狩られ集められた人々は、「サバト」により次々と絶望し、ファントムを生み出して、死んだ。
その中で、自分の中に生まれたファントムを抑え込み、生き残った青年。
操真晴人。
彼は、サバトの後、もう一人生き残った少女・コヨミを抱え現れた「白い魔法使い」から、
ドライバー(ベルト)と指輪を渡される。
「魔法使いだけがファントムに対抗できる」として。

こうして、ファントムの天敵・「指輪の魔法使い」ウィザードが誕生した…。


っていう「説明」は2話に回し、第1話ではいきなり怪人(グール)が現れ、現場に警察が急行するも全く歯が立たず、
危機一髪…
というところで、主人公・晴人がやって来て、「銀の弾丸」を乱射。
そして、あっさり「ウィザード」の登場、そのまま戦闘へ。

うーむ。

悪かないが…クウガ?
あとね、晴人君の出で立ちが、まるっきり「キバの渡君」だったり。
高岩さんのアクションも、どことなく「キバ」っぽいです。「コートをマントのように翻して」てぇ感じが。
えーと、あと、「コヨミ」ちゃんが「ファントムを感知する能力を持っていて、晴人と行動を共にしている」っていうのは…
「アギト」でしょうかね。
使い魔を常に召喚できる…てぇのは、響鬼の発想でしょう。
…「深層世界へダイヴしてモンスターを倒す」…これは「電王」だな。
召喚するモンスターに乗って…ってぇのが「ドラゴン」て段階で「龍騎」「キバ」。
マシンウィンガ―(バイク)が「オートバジン」(555のバイク)に見えてしまうのは、ワタシだけだろうか…


いや、けなしてるんじゃなくて。

えー、「ディケイド」を境にして、明らかに「方向性」を転換してきた平成仮面ライダーシリーズの中で、
ストーリーといい設定といい、どちらかといえば
「ディケイド以前の平成ライダーに近い」ウィザード。
流れ的に、
「仮面ライダー」って呼ばれることもなさそうだし。
(ファントムからは「指輪の魔法使い」と呼ばれている)
となると、これってもしかして
「平成ライダー第一期へのオマージュ」的な作品なんだろか、と。

まぁ、そう感じました。


正直、1話・2話を観た段階では、…なんとも言えません。
これが良い作品になるか、それとも駄作になってしまうか…
結構、「紙一重」な感じがします。

うん。
ただ、これまで「探偵」「ホームレス」「高校生」ときて、「フリーの魔法使い」(要するに、ファントムと戦うのが仕事)
てぇあたり…
「あ、ここらへんが響鬼テイストなのか」とかね。
そして、「魔法が使えれば…」と思ってしまう女性刑事と「魔法使い」を夢見る青年も加わり、
ドラマ的には「持たざる常人」と「持ってしまった者達」の関わりもはいってくるわけで…
まぁ、こういうのをどう「子供に解りやすく、大人に飽きられずに」描くか、でしょうねぇ…。


うーん。

結構ハードル高い気がするですけどね。

なるべく、「良いんだけど難解な演出」てぇのは、今回避けた方が良いかと…
なんてぇのは、多分、「余計なお世話」なんでしょう。
でも、この1・2話だけ観ると、一歩間違えば「平成ライダーの『子供離れした要因』が再発しそうな」感じもしますので…
まぁ、そこだけは気を付けて、と。

まぁ、子供がどうこうより、ワタシ自身が最近「単純明快」な話の方が好きになって来た、つうのがあるんですけどね、
実際。