愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ラツィオ-キエーボ

2009-03-17 20:14:28 | セリエA
観戦日 3/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
現在カンピオナート3連勝で順位を7位まで上げてきたラツィオ。
4位のヴィオラとは勝ち点差が5。
2試合の結果で、この順位まで引き上げることができる。
フォッジャをチームの核に据えてから、攻撃が機能してきた。
中盤も魅力的な選手たちで構成されており、あのトリデンテに頼らなくてもよくなった。
この状態を最後までキープできれば、結果は自ずとついてくる。
キエーボは降格圏にどっぷり。
勝ち点24で18位。
トリノとは同勝ち点だが、得失点差で順位はした。
16位のボローニャとは勝ち点差が2で、こちらもひとつの勝ちで順位は上げることができる。
残留という目標に向かっては、アウエーでも最低勝ち点1は必要。

ラツィオはここまで好調に戦ってきたが、この試合ではさっぱり。
引いて守ってくるキエーボを最後まで崩すことができなかった。
この前、ラツィオの試合を見たときは、サラテ、パンデフの2トップに、トレクァルティスタにフォッジャ、で、3センターハーフ。
この試合も、メンバーは変わらなかったが、構成が変わってた。
フォッジャを左サイドに配し、右はブロッキ。
このメンバーでやるなら、中盤はロンボにして、トレクァルティスタにフォッジャで、レジスタにレデスマ。
インサイドハーフにマツザレムとブロッキって形がしっくりくるはず。
D・ロッシはどうして、これをいじってきたのか。
キエーボとの噛み合わせなんだろうが、フォッジャが全く活きてこなかった。
前のふたりも孤立し、うまく絡んで、相手を崩すシーンは皆無。
個人技に優れてる3人だから、誰もが個人で仕掛けようと必死。
セリエのプロビンチャのチームが、この試合は守ると決めてかかったら、なかなかこれを崩すのは難しい。
ラツィオはまんまとこの術中にはまってしまった。
キエーボはただ引いて守るだけでなく、高い位置からのボール奪取も狙っており、高い位置でボールを浚われるシーンも目立った。
シュートカウンターはラツィオの得意技なはずなのに、この試合ではキエーボがその戦術を見事に活用した。
26、27分と立て続けに失点し、この段階で、どうもラツィオは諦めモード。
気持ちが伝わってこなかった。
ヴィオラが負け、ジェノアが勝ったことを考えると、CLを目指すなら、ここは是が非でも勝たないといけなかった試合。
フォッジャをもっと活かそうとするサッカーが展開できてれば、点は取れたはず。
サラテ、パンデフと全く顔を出さなかったし、これではラツィオの魅力は半減してしまう。
ロッキを後半投入したが、この男も最後まで活かされなかった。
レデスマがもっとボールに絡んで、いい展開をしないといけなかったし、マツザレムももっと前に出るべき。
やるべき選手が仕事をしないと、こんな結果になってしまう。
まだまだ諦めずに、4位以内を目指してもらいたい。
キエーボは残留に向かって、かなり大きな勝ち点3をゲット。
そうそうオリンピコで勝ち点3は取れるもんじゃない。
やるべきことを90分しっかり遂行できてた。
DF陣は無理せず守備に専念し、攻撃陣も、さぼることなく前線からプレッシャーを与え続けた。
これが功を奏し、中盤の高い位置でボールを奪うことが多く見られた。
ここでボールが取れると、かなりの確立でチャンスになる。
前線のボグダニ、ペリッシェルは、中盤以下の選手ががんばってつないだボールをきっちりチャンスに結びつけた。
こうやって全体でサッカーができてれば、結果は出てくる。
どの点も見事なものだった。
圧巻は2点目。
これも高い位置でボールをい奪い、センターサークルにいたペリッシェルへ。
ここでペリッシェルは全体が上がるのを待たず、自分で突破を仕掛けた。
華麗なドリブルってわけではなかったが、来るDFをなぎ倒しながら、3人をかわし、GKと1対1。
ムスレラが出てくるところを見て、落ち着いてレテ。
先制レテ後、1分でのこの得点で、ラツィオを意気消沈させた。
キエーボはこのサッカーができてれば降格はないはず。

スコア 0-3

<得点者> 
キエーボ   ボグダニ、ペリッシェル×2
~愛丸's MVP~
ペリッシェル(キエーボのカピターノがチームを残留に導くため、チームで繋いだボールをしっかりレテ。これぞエース)

アストンビラ-トットナム

2009-03-17 18:07:44 | プレミアリーグ
観戦日 3/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
まだ4位に踏みとどまってるビラ。
ただ、ここ3試合、プレミアでは勝ててない。
あの頃の勢いは完全になくなった。
インタートトからの始動で、他のチームよりも長くシーズンを戦ってる。
それに、M・オニールはなかなかターンオーバーをやってこない。
FA杯、UEFA杯での敗退で、この試合の前にはドバイで合宿を張ったらしい。
それで、どこまでリフレッシュできてるか。
スパーズは逆に一時の最悪の状態からは脱した。
冬にも積極的に補強を行い、レドナップが望む陣容になってきてるはず。
残留はほぼ間違いないだろうし、ヨーロッパ圏内ってのもちょっと難しい。
モチーベション的に問題があるかもしれんが、ここはノースロンドンのライバルの手助けといくかどうか。
アーセナル勝利ってのはわかってるだろうし、どう出るスパース。

ビラはドバイ合宿の成果がここで出せなかった。
冬に獲得したヘスキーがどうも、この状況を作りだしてそう。
スピードで勝負するサッカーなのか、それとも、ヘスキーの高さを活かしたフィジカルサッカーなのか、どちらもなんだか中途半端。
アグボンラホールをトップに、左A・ヤング、右ミルナーで、あれだけ結果が出せてたのに、どうしてそれを封印するのか。
監督の好みが4-4-2なのかもしれんが、ここまで躍進したチームを、今さら解体しなくても・・・。
アグボンラホールはスペースがなくなり、あのスピードが活かされてないし、A・ヤングは疲労困憊。
ミルナーに至っては、全く中盤のサイドで輝いてない。
FA杯でトップもやらされた選手が、最近の試合では後半になると、右のSBに回される。
これでも選手も混乱するだろう。
それが試合にもろに出てる。
ヘスキーがしっかり仕事をしてるかって言われるとそうでもないし、っこまで、この4-4-2にこだわる理由がわからない。
2点のビハインドで、今度はカリューを投入し、ツインタワーにしてみたが、これが、また機能しない。
カリューの高さで1点は返したが、カリューの投入後、更にヘスキーの存在が消えた。
アーセナルが前日にしっかり勝ち点3を獲得してるため、これでビラは4位の座を明け渡すことに。
前の3人がスピードを活かし、中盤の3人は気の効いたプレーで、好守で活躍。
DFも大崩れすることなく、相手に脅威を与えたビラが戻ってこないことには、このままずるずる行きそう。
自分たちの持ち味を全く披露できてない。
せっかく、来シーズンのCL出場という夢のような話が目の前にぶら下がってるのに、それをただただ見送るのか。
ここからリバプール、ユナイテッド、エバートンと厳しい3連戦が待ち受けてるが、これをうまく乗り切るには、4-4-2を止めにしないと。
M・オニールはここが腕の見せ所。
スパーズはいい時間に、得点し、苦手のビラ・パークで勝ち点3を上げた。
これがノースロンドンのライバルチームの手助けになったが、そんなことは関係ないだろう。
まずは自分たちのチームが結果を出すこと。
スパーズに復帰したR・キーンを始めてみたが、あの荒ぶる魂を全面に押し出してた。
が、それが、チームのためになったかと言えば、そうでもない。
2点目に絡むことはできたが、これは中盤でレノンとパラシオスがしっかりチャンスを作ったから。
シュートも枠を逸れてそうだったし、ゴールになったのはD・ベントが詰めてたから。
キャプテンを任されてるが、この男にそこまで頼っていいものかどうか・・・。
前半、A・ヤング対策に四苦八苦してたゾコラを前半のうちにコルルカに代えたレドナップ采配は見事。
あのままだったら、もっと早くに失点してたかも。
こういうときに豊富な駒が活きてくる。
まだまだ選手はいるし、これをレドナップがどう使っていくか。
もう来シーズンのことを考えてもよさそうだし、だぶついた戦力を整理しながら、いいチームを作ってもらいたい。
プレミア1年でしっかりフィットしたモドリッチ、サイドで再び輝きだしたレノンを中心にチームを作るべき。
このふたり、この試合でもしっかり活躍できてた。
これが、シーズンの初めからやれてれば、ビッグ4を崩すことはできたかもしれん。
そろそろスパーズに結果を出してもらいたい。

スコア 1-2

<得点者> 
アストンビラ   カリュー
トットナム    ジーナス、D・ベント
~愛丸's MVP~
レノン(ここにきてまた輝きだした。左にコンバートされたりで調子を落としてたが、やっぱり主戦場は右。活き活きプレーできてる)

カリアリ-ジェノア

2009-03-17 15:46:24 | セリエA
観戦日 3/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
降格争い必至と見られてたカリアリが8位と大健闘。
勝ち点もあとちょっとで残留確定の40に到達する。
ここまでやれるとは誰が想像しただろう。
とにかくホームでの強さが目立ってる。
これは毎年のことだが、今シーズンはこれに加えてアウエーでもそれなりの結果が出せてる。
この地でカリアリっを破ることはビッグクラブでも至難の技。
ジェノアもホームで無敗を誇っていたが、前節、インテルに初黒星。
最近、ちょっと足踏み状態だが、4位のヴィオラとは1しか差はない。
このままローマ、ヴィオラとの三つ巴で、CL出場権を争うことになりそう。
35年も、カリアリホームで勝ててないが、今シーズンのジェノアはいつもと違う。
古豪復活となるかどうか。

カリアリは前半、コッスが2枚のジャッロで退場になったのが、全てだった。
そこまでしっかり攻撃できてたのが、守備に重きを置くことに。
アクアフレスカ、ジェダの2トップも、この退場劇からジェダを中盤に下げ、アクアフレスカの1トップに。
ふたりの絡みで何度かチャンスを作ってただけに、この数的不利は悔やまれる。
ここからカリアリは必死で耐え抜いた。
勝ち点1を視野に入れながら、狙うとこは狙うサッカーに。
何度もジェノアにゴールを脅かされたが、マルケッティの好守でレテを許さなかった。
マルケッティはかなり神がかったセーブを連発。
勇気ある飛び出しもよかったし、D・ミリートがフリーでティロの状態に入ったときは不恰好でも果敢に突っ込んでいった。
これでD・ミリートのティロはクロスバー。
このティロが外れたときに、カリアリはこのまま勝ち点1を奪えると思った。
それが、超攻撃的に出てきたジェノアを止めることができなかった。
ピンチを防いで、これからってところをサイドに展開され、ここで中のマークが甘くなった。
これをR・オリベイラが逃さずヘッド。
あの一瞬だけ、集中が途切れてたような気がする。
あそこまで必死で耐え抜いてきたのに、ピンチの後ってことで、緩んでしまったんだろう。
ここを最後まで集中できるかどうかが、今後の課題。
これを耐え切るようなチームだったら、まだ順位を上げることができるだろうし、降格も心配いらない。
ただ、プロビンチャのチームは、いい選手が出てきたら、ビッグクラブに買い漁られるわけで、調子がいいシーズンの戦力を維持するのが難しい。
おそらく、アクアフレスカもパスを持つインテルに戻っていくだろうし、また攻撃の核を探さないと。
35年ぶりにジェノアにホームで負けたが、ここまでやれたことは自信に繋がる。
ジェノアは調子が落ちつつあったところで、苦手のカリアリホームでしっかり勝利することができた。
前半のうちから数的優位になり、攻めに攻めたが、なかなかレテすることができず。
いつもの3トップに、R・オリベイラ、パッラディーノまで加えての、超攻撃的布陣。
それでもマルケッティに阻まれ、かなり苦しんだ。
そんな中、一瞬の隙を突いて、R・オリベイラがヘディングでレテ。
ここでやっとこの超攻撃的布陣が実を結んだ。
これが不発のままだったら、ジェノアティフォージになんと言われたことか。
取りにいって、取れるチームってのもすごいことだが、これなら、もっと早く楽になってもよかった。
このまま0-1で勝利したわけだが、こちらのGKの活躍も見逃せない。
マルケッティの活躍も目立ってたが、このルビーニョもかなりやった部類。
2点はこの男のおかげで防げた。
セリエがなんだかしまって見れるのは、プロビンチャでもGKの質が高いから。
ここでのミスが少ないし、スーパーセーブも見せてくれる。
この試合、どちらが上か甲乙付けがたいものだったが、失点をしなかった分、ルビーニョに軍配か。
ジェノアは、これでインテルに敗れたヴィオラを抜いて4位に。
このままフィニッシュとはいかないだろうが、このままCL争いを熱くしてもらいたい。

スコア 0-1

<得点者> 
ジェノア   R・オリベイラ
~愛丸's MVP~
ルビーニョ(フィーニの決定機をストップした場面は圧巻だった。マルケッティの方が目立ってたが、このプレーで逆転)

マラガ-セビージャ

2009-03-17 12:47:18 | リーガエスパニョーラ
観戦日 3/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
現在5位と快進撃を続けるマラガ。
この昇格チームがまさかここまでやるとは・・・。
もうすぐ上はCL圏内。
さすがに、そこまでは狙ってないだろうが、せっかくここまで来たんだから、とことん欲を出してもらいたい。
セビージャとの契約で、ロロ、ドゥダを使えないマラガだが、なんとかチーム力でアンダルシアのライバルからドブレを達成してもらいたい。
セビージャはなかなか点が取れてないが、リーガNO1の守備で、3位をキープ。
上とも下ともそれなりに離れてるし、このままCL出場は安泰だろう。
ただ、こういうデルビーを落とすと、チーム状態ががくっと落ちてしまうので、そこだけは注意したいはず。
カヌーテ、L・ファビアーノがあの状態に戻ってくれれば、あっさりの試合のなってもおかしくない。

熱いアンダルシアの魂が伝わってる試合になった。
ラ・ロマレダの雰囲気もよかったし、ピッチ内からもところどころで厳しいプレーが見られた。
マラガはチームの中心選手、ドゥダとロロをセビージャとの契約で使えない事態ではあったが、なんとかうまく戦えた。
もうなんと言っても、サルバさまさま。
ほとんど、試合から消えてたが、ここってところで仕事をし、なんと2得点。
先制点はトリッキーなトラップで、DFを翻弄し、そのボールを左足でダイレクト。
完璧なゴールだった。
2点目はセットプレーからの流れで、カベッサで繋がれたボールを2列目から裏に入って左足のアウトで流し込んだ。
目立ったプレーはこれだけだったが、それでしっかり点を取るんだから、こういうベテランFWはこれでいいはず。
前半に2得点し、このリードを組織だったDFでなんとか耐えてたが、これが90分持つことがなかった。
さすがにあれだけセビージャにポセッシオンされると、体力はそうとう使われてしまう。
どこかで攻撃に転じて、ゆっくり自分たちの時間を作れればよかったんだろうが、それもなかった。
前半は鳴りを潜めてたセビージャのサイド攻撃に後半は苦しめられ、退場者まで出す始末。
この段階で1点差まで詰められてたんだが、数的不利になり、また失点し、エンパテに。
しっかり守れてたようにも思えてたが、これで守りきれるほどセビージャも甘くない。
アンダルシアのチームだし、地元のライバルにドブレは許されなかったんだろう。
ただ、マラガはセビージャ相手にでも、しっかり戦うことはできてた。
ドゥダ、ロロがいたら、もっといいサッカーができるんだろうし、この試合もエンパテなわけで、悲観することはないだろう。
4位のビジャレアルは負けてるわけで、1、また差は縮まった。
セビージャはほんとにあのマラガの守備に苦しめられた。
ヘナトが2列目からの飛び出しで何度か決定機を作ってたが、これ以外はカヌーテもL・ファビアーノも全く目立ってなかった。
このまま点が取れないかと思われたところで投入されたのが、ペロッティ。
J・ナバスに代わって登場したんだが、主戦は左サイド。
利き足は右なような気がしたが、最近流行の利き足と逆のサイドで起用されたのかも。
この男のドリブルが完全にセビージャに流れを引き寄せた。
カヌーテの一発はこの男のドリブル突破からのパス。
これが、ここまでセビージャになかった。
いい位置でパスをつないでも、マラガの包囲網に引っかかって、フィニッシュに持ち込めてなかった。
それがひとりが仕掛けることにより、DFに穴ができ、そこをうまく突けた。
これから、このペロッティって男には注目して見ていきたい。
このペロッティが左にいったことにより、アドリアーノ、D・カペルが右サイドに。
これはJ・ナバスを起用するときはいつも通りなんだろうが、ペロッティを起用するときはこの布陣でいきそう。
D・カペル、アドリアーノの右での起用は新鮮で、これがなかなかよかった。
D・カペルは中へ切れ込むドリブル、アドリアーノは右でもしっかり蹴れるので、ここからのクロス。
これが見事にはまった。
エンパテのL・ファビアーノのカベッサはアドリアーノのクロスから。
スペースもうまく使えてるし、セビージャは攻撃の幅が広がった。
これで得点力もアップするかも。

スコア 2-2

<得点者> 
マラガ    サルバ×2
セビージャ  カヌーテ、L・ファビアーノ
~愛丸's MVP~
ペロッティ(この男の投入で完全に流れが変わった。押さえ込まれてた攻撃が解き放たれた。もっともっと見たい選手)

チェルシー-マンチェスターC

2009-03-17 11:00:41 | プレミアリーグ
観戦日 3/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
ユベントスを敵地で蹴落としたチェルシー。
ヒディング体制になって6連勝中。
ここまで監督の影響でチームは変わるものなのか。
燻ってた選手たちがやる気に満ちてるし、けが人も続々と復帰してきた。
ユナイテッドの差はそれなりに開いてるが、現在2位だし、このまま勝ち続けてプレッシャーをかけていかないと。
憎たらしい強さが戻ってきた。
シティはあの戦力を要しながら、アウエーでは結果が全く出せてない。
M・ヒューズが悪い監督だとは思わないが、このワールドクラスを率いてくにはまだちょっと足りない気がする。
気分屋のブラジル人たちが、しっかり仕事をすれば、チェルシーと言えども、崩すことができるかも。
同じ街のライバルチームの手助けをするかどうか・・・。

チェルシーが効果的に点を取り、危ない場面を作らせず、最小得点差で勝利。
この試合ができるようになると、ますます強さを増した印象が。
攻めて点が入らなかったのは、気になる点ではあるが、取られる気がしなかったから、1点でも取ってればそれでOK。
あの頃に憎たらしさが戻ってきた。
ほんと、ヒディングになって、何人の選手が蘇ったことか。
ドログバはそのいい例だし、トップで存在感を発揮。
この試合ではそこまでいい絡みってのが発揮できなかったが、相手に与える脅威だけで十分。
アネルカが近くを動き回ってるし、復帰してきたエッシェンはこのドログバを追い越すシーンもある。
こんなFWがいれば、味方もやりやすいだろう。
そのドログバ、完全復活に近い状態にあったんだが、途中でけがで交代。
これから大事な時期になるし、このけがが長引かなければいいが・・・。
プレミア、FA杯、CLとまだトレブルの可能性が残されてるだけに、調子を上げてきたエースにはいてもらわないと。
選手のFA杯で復帰したエッシェンがCLに続いてスタメン出場。
やっぱり、この男はチェルシーの中盤に必要不可欠な選手。
ランパードのコンビがばつぐんにいい。
ランパードもエッシェンの復帰で輝きを増してきたし、中盤の攻撃に厚みが増した。
ミケルもがんばってたが、どうしてもこの男には及ばない。
無尽蔵のスタミナに高い戦術眼、躊躇しない攻撃と、復帰していいとこばかりが目立ってる。
このエッシェンの復帰でバラックはバランサーとして開花しそうだし、ひとりが復帰しただけで、チームが大きく変わった。
この試合、デコがひさびさに先発してたが、なかなかデコのよさは出せてなかった。
ひとりの持つ時間が長くなるような展開だと、決定的なパスを供給できつんだろうが、早いパス回しで相手を崩すような展開だと、活きてこない。
前半のうちに交代したが、これはおそらくけがだったんだろうが、このチェルシーのサッカーに今、デコは必要ない。
いなくてもしっかり結果は出せる。
守備ではR・カルバーリョも復帰し、これでチェルシーはほぼ万全の体勢になった。
ユナイテッドとの直接対決が終わってるのが残念。
シティはUEFA杯ではまだ残ってるが、UEFA杯より、プレミアに重点を置いて戦った方がいいかも。
たしかにいい選手は揃ってるし、2つのコンペティションを戦えるのかもしれんが、チームとしてまだまだ。
相手がチェルシーだったから、ここまでなにもできなかったんだろうが、それにしても、キーマンが全く目立たなかった。
ホビーニョ、S・W・Pと個人で仕掛けれる選手も効果的なドリブルはひとつもなし。
こういう崩しをもっと展開してもよかったんだろうが、前々への気持ちが強くてロングボールも多かった。
トップにキープできる選手がいればいいんだが、この試合ではけがやらで誰もいなかった。
途中でボジノフが投入されたが、この男を先発でもよかったかも。
エラーノ、アイルランドもいつものパスワークができてなかったし、ここでの守備も翻弄されっぱなし。
なんとかDFラインが踏ん張ったからセットプレーからの1失点で済んだが、もうちょっと3ラインで戦うサッカーを展開しないと。
いい選手を取れば強いチームになるとは限らないことを身をもって証明してるシティ。
こんなシティの中でサバレタにはなにかいいものを感じた。
攻撃ではなく、中盤の守備で光っており、この男がチームメイトを叱咤してるシーンを見ると、どれだけ、連携が取れてないかがわかる。
早くチームとして機能してるシティを見てみたい。

スコア 1-0

<得点者> 
チェルシー   エッシェン
~愛丸's MVP~
ランパード(エッシェンの復帰で、この男も輝きを増してきた。中盤でコンビを組むならやっぱりエッシェンなんだろう。活き活きプレーできてる)