愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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カーディフ-アーセナル(FA杯 4回戦)

2009-01-27 14:52:43 | プレミアリーグ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
昨シーズンのFA杯のファイナリストのカーディフ。
惜しくもポーツマスに破れはしたが、いい試合はできてた。
今シーズンも快進撃を披露したいだろう。
熱いサポーターが有名なクラブで、チームをしっかりサポートしてくるはず。
力では完全にアーセナルが上だが、カーリング杯ではバーンリーがアーセナルに土をつけたわけで、カーディフにもできないことはないだろう。
なかなかプレミアで調子が上がらないアーセナルだが、このFA杯ではしっかり結果を出したいはず。
ベンゲル体制になって、初めて格下に負けたカーリング杯とか、いけてない今シーズンだが、そろそろ本気を出してもらいたい。
チーム力では完全に上だし、セスクがいなくても、しっかり勝つことはできるはず。
無駄に試合数を増やしたくはないはず。

カーディフはなんとかドローに持ち込むことができた。
熱いサポーターたちもどこか勝利を狙うというよりは負けないサッカーをしてくっればって感じだった。
気持ちのこもった応援は感じられず。
選手たちも、しっかり守って、エミレーツに行こうって試合展開だった。
ボールを繋いで、チームで崩すというよりかは、放り込んでの裏狙い。
イングランドらしい戦い方で、アーセナルが一番嫌がる攻撃だが、なかなか崩すまでには至らなかった。
選手個々の能力もあるんだろうが、迫力がなかった。
よかった選手は左にいたマコーマック。
独力での突破もあったし、なんときっても積極的なミドルを狙う姿勢がよかった。
枠に飛ぶのもあったし、可能性を感じたのはこのミドルぐらい。
突破という点では右のバークもまずまず。
レンジャースで見たことがある選手で、いつカーディフにやってきたかはわからないが、レンジャース時代よりはインパクトに欠けた。
ただ、このチームでは異彩を放つ存在であることに変わりはない。
カーディフはウエールズのチームなんだが、レンジャース出身者が多く、スコトランド人も多い。
果たしてどういうチーム作りなんだか。
守備ではDFラインの誰もがからがを張ってのプレーでアーセナルを押さえ込んだが、一番はやっぱりGKのエンケルマンか。
昨シーズンのFA杯ファイナルでも魅せてくれたが、このベテランの存在はチームを助けてる。
慌てないセービングで、V・ペルシのシュートをしっかりからだの中心で止めてた。
この戦い方でエミレーツでの再試合も行くんだろうが、これだと点は取れないかも。
PK戦まで持ち込む気なのかもしれんが、アーセナルがこんなダラダラしたままだとは思えない。
我慢の展開になることは間違いないだろうから、カウンターから点が取れれば。
おもしろい試合を期待。
アーセナルは最初から最後までスピードアップできず。
これがアーセナルかと疑いたくなった。
最近、こういう試合内容をよく見ることがあるから、それほど驚かなかったが、最後にはきっちり結果を出してたのに、この試合は不発。
ベントナーがアデバイヨールに代わって先発だったが、結果が出てるのは、逆パターン。
ベントナーは途中出場の方が燃えるのかもしれん。
点が欲しい状況での3トップもそう毎度成功するわけがない。
とにかく、アーセナルはモチベーションが低すぎた。
FA杯やら、カーリング杯で下部のチームと対戦するとき、全力でプレーするってのは、難しいのかもしれんが、ここをキャプテンたるものがチームを鼓舞しないと。
アーセナルにはその選手がいない。
ユナイテッドには、こういう選手が多くいるのに、アーセナルには・・・。
この試合、昨シーズンまでカーディフでがんばってたラムジーが先発したが、なかなか魅せることはできなかった。
ブーイングの中やりずらかったのかもしれんが、これもまた経験。
持ってるものがすばらしいのは、昨シーズンのFA杯ファイナルで見てるから、それを早くアーセナルでも見せてもらいたい。
それにしても、セスクがいないアーセナルはこんなものなのか?

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
マコーマック(積極的な姿勢が報われることはなかったが、この姿勢はエミレーツでも貫き通してもらいたい)

R・マドリー-デポルティボ

2009-01-27 12:53:19 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
前半戦を終了して、なんとか2位につけてるマドリー。
バルサとの勝ち点差はかなり開いてるが、まだまだシーズンは半分残ってる。
しっかり結果は出せてるし、あとは内容。
オランダ人たちが、ロッベン並みにプレーできれば、もっといいサッカーができるはず。
J・ラモス体制で、結果は出るようになったから、あとはやりたいサッカーが浸透すれば、強いマドリーが帰ってくるはず。
デポルはリアソールだと、18年マドリーに負けてないんだが、ここ、サンチャゴ・ベルナベウとなると、まるっきりマドリーに歯が立たない。
カーサでの試合が、フエラでもできれば。
バレロンに期待しながら、シーズンドブレをやってのけてもらいたい。

なんとかマドリーは結果を残すことができたが、輝いた選手は数少なかった。
ロッベンはこの連勝に貢献してる状態のまま、この試合もしかり輝くことができた。
4試合連続得点とまではいなかったが、マドリーで一番チームへ貢献。
あのスピードは今世界一かも。
後半の終了間際に、自陣からドリブルを開始し、シュートまで持っていったシーンは圧巻だった。
どうしてボールを持ってドリブルしてる選手に、ただ走ってる選手がついていけないのか。
もうロッベンのスピードは群を抜いてる。
マドリーの選手もついていけてないから、個人で勝負するしかない。
ここをチームとしてうまく使うことができたら、得点パターンも増えるはず。
絶好調のロッベンを囮として使う手もある。
ラウル、イグアイン、スネイデルあたりがうまく絡めれば、自ずと結果はでるはずなんだが・・・。
今のマドリーは個人でやりすぎ。
全体がまとまれば、バルサにも匹敵するぐらいのメンバーなんだから、これだけ差は出ないはず。
とにかく今はロッベンに全てを賭けるしかない。
問題は選手交代。
この試合はスネイデルからV・デルファールト、ラウル、イグアインからフンテラール、ドレンテ。
何かが悪いとは思わないが、ラウルは残してもらいたかった。
得点も挙げてるし、リーガでの得点があとひとつであのディ・スティファーノに並ぶという状況で、交代とは・・・。
マドリーは今シーズンリーガでは途中出場の選手がゴールを決めてない。
これはチームとしての問題だけとは思えないが、フンテラールに経験を積ませるなら、先発で使うべき。
比較的楽な相手が続くから、ここで使っていけばいい。
イグアインの状態が開幕の頃にないので、ラウルとフンテラールの2トップをもっと見てみたい。
能力はある選手だし、早くチームになじむことが一番。
すかっとした勝ち方ではなかったが、バルサとの勝ち点差は広がることはなかった。
内容はまた次の機会にってことで。
デポルはリアソールの再現とはいかなかった。
バレロンがひさびさのスタメンで、何度かさすがってプレーを見せてくれたことには満足。
スーペルデポルの象徴だったわけで、あの頃ぐらいやれるとは思えないが、まだまだやれるはず。
ボディポに出したスルーとか、素敵なサイドチャンジとか、今のデポルに必要な仕事をやってのけることができてる。
ベルデゥがこれぐらいやってくれたらいいんだが、まだまだこの域には・・・。
それでもベルドゥも一緒にプレーすることで、いい経験になるし、早くバレロンに楽させてあげないと。
前節、グアルダードがけがで戦線離脱したんだが、今度はボディポ。
やっと帰ってきたと思ったら、ハムストリングのけがで前半で引っ込んだ。
今、デポルは呪われてるかも。
せっかく、今シーズンはヨーロッパの舞台が狙える位置にいるのに、けが人続出では、この順位を保てるかどうか。
もうこれ以上けが人は出したくはないはず。
ラフィタあたりが、もっと輝くような出来になってくれれば、結果がついてくるはず。
カシージャスじゃなかったら、ラフィタのシュートは決まってたかっもしれん。
つきもデポルにはなかった。

スコア 1-0

<得点者> 
R・マドリー   ラウル
~愛丸's MVP~
ロッベン(あのスピードはもう誰にも止められない。自分でも絶好調というぐらいのでき。けががなかったら、もっともっと輝くことができる)

マンチェスターU-トットナム(FA杯 4回戦)

2009-01-27 11:33:26 | プレミアリーグ
観戦日 1/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
ミッドウイークにカーリング杯のセミ・ファイナル2legを戦った両チーム。
どちらもファイナルに駒を進めたが、勝ち方は両極端。
今のチーム状態をあらわす格好に。
ユナイテッドは10人ばかしけが人を抱えてる状況だが、それでも安定した戦いはできてる。
無理して使わんでも、チームになってるところがすごい。
ただ、パフォーマンスは低下気味で、相手を圧倒するような勝ち方はなかなかできてないが、結果はしっかり出せてる。
スパーズも同様にけが人が多い。
それでも、このチームは無理をしないといけない。
プレミアに力を入れたいみたいだが、FA杯をないがしろにできるわけもないし、かなり難しい状況に。
勝利がいい薬になるはず。

ユナイテッド、ここもしっかり結果を出し、次のラウンドへ。
あのメンバーでチームとしてまとまったスパーズが相手だったら、難しい試合になったかもしれんが、混乱中のスパーズなら簡単に勝つことができる。
先制され、試合自体はおもしろいものになったが、ユナイテッドは慌てず騒がず逆転した。
今、慌てるシーンを見せてないチームは世界でもバルサと、このユナイテッドぐらいか。
逆転できる自信があるんだろう。
攻守の要が不在でも、この勝ち方ができるわけで、ベストメンバーが揃うと、イングランド初のクアドルプルもやってのけることができるだろう。
この試合も、テベス、ベルバトフの2トップだったが、試合を重ねる毎に、なんとか見れるようになってきた。
見事なコンビネーションってわけではないが、ふたりの位置関係がしっかり取れるようになった。
どちらもワールドクラスの選手だし、経験を積めば、これぐらいは当たり前。
ふたりの関係で得点ができれば、もっとよくなってくるはず。
ルーニーが復帰するまでは、このふたりでやっていくしかない。
C・ロナウドがあの輝きでプレーしてくれれば、もっと問題ないんだが、ここが問題。
こんなパフォーマンスだったら、バロンドールもFIFA最優秀選手も剥奪すればいい。
今はメッシの足元にも及んでない。
疲れからくるものなのか、モチベーションの低下なのか、早く状態を上げてきてもらいたい。
トシッチなる冬に獲得した選手が左で輝くようだと、うかうかしてられない。
右ではウェルベックが及第点の活躍だったし、C・ロナウドはもう絶対的な存在ではない。
こんな問題があっても、守備ではヴィディッチを中心に安定してるし、不安定だったフォスターもなんとか1失点に抑えることができた。
若い選手も続々出てきてるし、カップ戦で経験を積ませ、更に選手層が厚くなってきてる。
スパーズは最下位20位と同勝ち点で、どうしてもプレミアに重きを置きたいところ。
それでもFA杯は伝統的なカップ戦だし、ここで手を抜くようなことがあると、メディア、サポーターに何言われるかわからない。
使える選手でしっかりしたチームを作っていかないと、レドナップの今後にかかってくる。
そうすると、プレミアでベストの戦いができなくなり、この最悪の順位から抜け出せなくなる。
勝利を重ねることが、チーム状態をアップさせることになると思うが、この勝利といくことが・・・。
アウエーでは全く結果が出せず、レドナップ以前のスパーズに逆戻り。
この試合でも、なかなかパブリュチェンコにボールが入らず、期待のモドリッチも全く仕事ができなかった。
ベントリーもローバーズでの輝きがなく、ドス・サントス、デフォーも何も仕事ができてない。
守備での不安定さを露呈したわけではないが、ユナイテッドがしっかりボールを回しだすと、手も足もでなかった。
マイボールの時間が少ないと、いい攻撃ができわけがない。
カウンターになっても、疲労からか、選手の上がりが遅く、チャンスにすらならない。
何か打開策を見出さないと、FLCに降格なんてことも。
この敗戦で、ひとつのコンペティションから姿を消したわけで、ちょっと日程的に楽になれたか。

スコア 2-1

<得点者> 
マンチェスターU  スコールズ、ベルバトフ
トットナム     パブリュチェンコ
~愛丸's MVP~
テベス(スパーズのカウンターを許さなかったのはこの男のファーストディフェンスが効いてたから。後はゴールが生まれてくれれば・・・)