愛丸のサッカー観戦記

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ダービー-マンチェスターU(カーリング杯 セミ・ファイナル1leg)

2009-01-09 19:56:12 | プレミアリーグ
観戦日 1/9(金)       
 
愛丸’s チェック        
ダービーは昨シーズン、プレミアで1勝しかあげれずあっさり降格。
この不甲斐無いチーム状況しか知らなかったが、なんと、このカーリング杯ではセミ・ファイナルまで進出。
このコンペティションに賭けるしかない。
それを誰もがわかってる。
相手は昨シーズンのチャンピオン、ユナイテッド。
相手が強行日程でここはメンバーを落としてくるであろうとは言え、簡単に勝利を収めれる相手ではない。
地の利を活かすっていってもあまりにも強大な敵であることに間違いはない。
ユナイテッドはFA杯に続き、ここも省エネサッカーでしっかり勝利を手にしたい。
ホーム&アウエーで2legとは言え、負けることは許されない。
ドローでもどう叩かれるか、ここはしっかり力の差を見せつけないと。

なんと、なんと、ここでジャイアント・キリングが。
この試合だけはそれはないと思ってたが、まさかの事態が起こってしまった。
あのダービーがなんとユナイテッドから勝利を収めた。
誰かが飛びぬけていいできだったってわけではないが、チームとして最後まで戦えた。
90分集中を切らさなかったのが勝因。
ここまで必死に戦えば、相手がどこであれ、結果は出せる。
強いて誰かと言えば、セカンドトップのコモンズのできが良かった。
あの左足は脅威になる。
貴重な点もこの男の左足から繰り出されたミドル。
このシュート、誰がGKでも止めれなかっただろう。
それとFK、CKの精度も抜群。
右からのCKはいい角度で曲がってきて、ピンポイントでしっかり合わせることができてた。
これで点が入らなかったのが不思議なぐらい。
ユナイテッドは世界一になった後からここまで無失点だったんだが、この記録を止めたのがコモンズってことになる。
この男のパートナーがハースって選手だったが、これがまたイングランドのトップっぽい選手で高さでの勝負に全てをかけてる印象が。
ヴィディッチを相手にしても引けを取ってなかったし、ビッグ4でのプレーは無理だろうが、その下のチームでなら、なかなかいい働きができそう。
この2トップセットで獲得するって手もある。
先にも述べたが、この試合でのダービーはほんとに最後まで集中できてた。
ジャイアント・キリングが達成される時ってのは、だいたいこんなもん。
格下のチームが高いモチベーションで試合に入ってくるのはわかるが、だいたい前半持てばいい方。
これが90分持続するってのはなかなかできることではない。
これがこの1試合で決着が着くのであればよかったんだが、カーリング杯のセミ・ファイナルはホーム&アウエー方式。
次はオールドトラッフォードでの2leg。
ユナイテッドはここは本気でくるだろうから、いかに耐えれるか。
勝ってるというアドバンテージを忘れずに戦ってもらいたい。
ユナイテッドはなんだか気の入ってない試合展開だった。
12月からの過密日程を考えると、これも仕方ないだろう。
週末にはチェルシー戦も待ってるし、ここに全力投球ってわけにもいかなかったんだろう。
それなりのメンバーは出てたが、間違いなく1・5軍。
テベス、ウェルベックのコンビではどうしようもなかった。
とにかく、ここにボールが入らなさすぎ。
シュートの数も少なかったし、見せ場と言えば、スコールスが立て続けの2本歯放ったミドルぐらい。
まったくいつものユナイテッドのサッカーができてなかった。
ポジティブ・トランディションのスピードが遅すぎる。
リアクションサッカーをやらせたら世界一のチームがこれではどうしようもない。
まだ2legがあるし、この敗戦もそんなに痛手ではないだろう。
ただ、やっぱりエバンスの守備には問題がありすぎる。
コモンズに好き放題やられてたし、不安定きわまりない。
リオはチェルシーにも間に合うかどうかって話だし、ここから破綻するんじゃないかと不安でしょうがない。
誰か他に代わりはいるか・・・?

スコア 1-0

<得点者> 
ダービー   コモンズ
~愛丸's MVP~
コモンズ(昨シーズン、この男がダービーにいあたら、あんな無様な降格はなかったかも。左足の精度はかなりのもん)