愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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日本-イエメン(アジア杯予選)

2009-01-20 22:59:05 | 日本代表
観戦日 1/20(火)       
 
愛丸’s チェック        
前回のアジア杯の体たらくぶりで、今回は予選から戦うはめに。
ただ、この予選が、W杯予選に向けてのいい試運転になる。
早い段階から準備ができてるし、オーストラリア戦を前に、これは有利なこと。
いい感じをここで掴めるはずだし、ここは大楽勝といきたい。
引いて、守備一辺倒でくるであろうイエメンをどうやって崩すか。
オーストラリア戦でのシュミレーションってことにはならないだろうが、シーズンオフの日本にとってはいい経験。
今回、岡田ジャパンは天皇杯でベスト4に残ったチームの選手は起用せず、海外組もいない。
ここで起用された選手はモチベーションも高いだろうし、いい試合を見せてくれるはず。
いつものダラダラしたパス回しはいらない。

1点を取られたことはひじょうに残念だが、この失点は今後の課題に。
1度しか訪れなかったピンチで失点って。
セットプレーからだったが、ここでのマークがいかに大事かわかったはず。
弱いチームでも、点は取れる。
高さ勝負、フィジカル勝負に弱い日本は、ここをうまく改善しないと。
オーストラリアはこんなもんじゃない。
このメンバーで戦うわけではないだろうが、チームとして、ほっとくわけにもいかない。
攻撃も重要だが、点を取られないってことも重要。
岡田はうまく対策できるか。
まだバーレーン戦もあるし、次こそは無失点で乗り切ってもらいたい。
攻撃ではいい部分が多くみられた。
やっぱりこのメンバー、レギュラーと呼べる選手たちじゃないので、モチベーションがひじょうに高かった。
目立ったのが田中達と岡崎。
田中達の運動量と、ゴール前での嗅覚、それと仕掛けるタイミング、これは今の日本に必要なもの。
泥臭さもあるし、気持ちでプレーできてる。
この男は、今後も日本の代表としてプレーする価値がある。
大久保、俊輔、なんかと組んでもしっかりプレーできるはず。
けがが気になる選手だが、しっかり自主トレもしてきたみたいだし、この代表に賭ける気持ちは人一倍強そう。
岡崎はオリンピック代表でのプレーよりも今日の方がはるかによかった。
昨年のツーロン国際でもけがする前まではそれなりの動きができてたが、ここまでよかったわけではない。
それほど高いわけじゃないのに、ヘディング勝負ではたいてい勝ってた。
惜しいシュートも多くあったし、これは運が悪かっただけで、ハットトリックを達成しててもおかしくなかった。
切り札として使えそう。
この試合、キャプテンを任された憲剛も、左にいた香川も、果敢にオーバラップしてた駒野、内田も及第点は与えられる。
ただ、香川にはちょっとだけ注文が。
右利きの選手で左にいるってことは、縦への突破を期待してるのではなく、中への切れ込みを期待してる。
そのシーンが少なかった。
あのテクニックでイエメンのDF陣は全く止めれる気配がなかったから、これを中へ仕掛けて、シュートまで持っていってもらいたかった。
切れは感じられてたし、積極的にフィニッシュまでって気持ちがほしかった。
それができる選手だし、もっと状況を考えてプレーできるようになると、更に上までいける。
この試合での日本はうまくサイドも使えてたし、ミドルも積極的に狙ってた。
でもやっぱり精度って部分ではまだまだ。
もっとイエメンを慌てさせるようなミドルを多く打ってたら、DFラインを引き上げれたかも。
ダラダラしたパス交換も少なかったし、これまであまり見られなかった大きなサイドチェンジも多用してた。
ちょっとずつだが、サッカーのレベルは高くなってる。
個々のレベルはそれなりのものがあるし、あとはチームとして完成度を高めていければ。
この試合展開がオーストラリアに即通用するとは思えないが、当たり負けしないようなフィジカルと、相手をかわすようなテクニックを身につければ。
そんな簡単に変われるとは思えないが、そうしようって気持ちが必要。
とにかく、次のバーレーン戦でしっかり準備ができれば。

スコア 2-1

<得点者> 
日本    岡崎、田中達
イエメン  ファリド
~愛丸's MVP~
田中達(1得点1アシスト。いいところでいい仕事ができてた。気持ちが前向きだし、あの運動量も立派。ただ、髪型がちょっと・・・)

リバプール-エバートン

2009-01-20 20:19:11 | プレミアリーグ
観戦日 1/20(火)       
 
愛丸’s チェック        
伝統のマージーサイドダービー。
グディソン・パークでのダービーはアウエーながらリバプールが勝利。
昨シーズン同様、シーズンダブルを狙うリバプール。
F・トーレスが戻ってきたってことは好材料なんだが、最近、なかなか勝ちきれないでいる。
もたもたしてるうちに、ユナイテッドがもうスタンディングのトップに。
ここを勝たないと、トップの座を明け渡すことに。
プレミア初制覇に向けて、ここが正念場。
エバートンはここ5試合無失点試合を続けてる。
CFがいないなか、ケイヒルをトップになんとかやりくりしてるモイーズ。
その分、守備をしっかり整え、この安定感を得た。
最小得点で自慢の守備を機能させれば、リバプールのダブルを許さないはず。

リバプールはこの大事なダービーでF・トーレスとR・キーンの2トップで挑んできた。
セントラルMFに守備的な選手を置かず、攻撃的に振舞おうって魂胆だったはず。
ただ、またしてもこの2トップが機能することはなかった。
F・トーレスはまだ全盛期の輝きを取り戻せないでいるが、さすがF・トーレスって場面はいくつか見せれた。
ヒューピアからのロングフィードに抜け出し、GKと1対1になったシーンは1点ものだった。
狙いすぎたシュートがポストにあたり、得点にはならなかったが、だいぶ状態は上向きに。
ジェラード、カイト、リエラなんかとはいいコンビを披露したが、R・キーンとなると・・・。
F・トーレスからパスが出ることもなかったし、逆もなかった。
チーム全体でR・キーンを活かそうって動きもなく、これではうまく機能するわけがない。
4-4-2よりも4-2-3-1がチームとしてもやりやすそうだし、この大事なダービーは一番いいかたちで望むべきだった。
ジェラードの地を這うミドルで先制し、ダブルは濃厚かと思われたが、これがそううまくはいかなかった。
F・トーレスを外し、守備的にいった矢先に追いつかれてしまった。
こうなると、もう突き放すことはできず。
アンフィールドは完全にシーズンダブルモードだったのに、痛恨のドロー。
誰が悪いってわけではないが、R・キーンを使ったところが問題だったか。
いつものように戦ってれば、あのエバートンとは言え、しっかり崩すことができたはず。
リバプールはこのドローで1試合少ないユナイテッドに上を行かれてしまった。
もうちょっと我慢してくれると思ったが、あっという間の首位交代劇だった。
リバプールとユナイテッドの違いは苦しい試合をものにできるかできないか。
シーズン開幕してすぐはリバプールが終了間際に点を取って、なんとか勝ち点3を拾う試合を多く披露したが、今は逆。
まだまだシーズンは続くわけだし、ユナイテッドは過密日程の真っ只中。
これで諦めず、まだプレミア初制覇を狙ってもらいたい。
エバートンの守備はやっぱり安定してた。
中盤の選手も戻りもいいし、誰もさぼってない。
ケイヒルも戻って守備に参加するし、今は、主力がちょっと欠けても、なんとか守りきることができる。
ゴール前でからだを張ったディフェンスがひじょうによかった。
気持ちが入ってる証拠。
左SBのベインズなんかどれだけシュートをブロックしたことか。
攻撃参加を投げ打って、守備に専念するこのSBには頭が下がる。
本来なら中盤のセンターにはフェライニがいつはずだったんだが、サスペンションで2試合停止。
CLの予備戦3回戦でリバプールを苦しめた張本人ってことで、エバートンが獲得した選手で、ここでもリバプールを苦しめてもらいたかったはず。
また来週、FA杯でこのダービーのい再選があるんだが、この試合もフェライニは出場できない。
この試合と同じような展開になるんだろうが、次はトーナメント戦。
再試合なんかやりたくないだろうし、お互いもっと攻撃的に振舞うはず。
2週続けてマージーサイドダービーが見れるなんて。

スコア 1-1

<得点者> 
リバプール   ジェラード
エバートン   ケイヒル
~愛丸's MVP~
ベインズ(決定的なシーンをからだを張ってブロック。ここで遅れてたら失点って場面を何度も救った。気持ちの入り方が半端じゃなかった)

A・ビルバオ-バレンシア

2009-01-20 18:21:52 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/20(火)       
 
愛丸’s チェック        
前節、アトレチコのフエラで逆転勝ちのビルバオ。
これでリーガは6試合負けなし。
コパ・デル・レイでもベスト8に駒を進め、公式戦は8試合負けなし。
J・カパロスのやりたいサッカーがしっかり浸透してる。
昨シーズンは降格もあるかと、かなりひやひやしたが、今シーズンはもう大丈夫だろう。
このチームはセグンダに落ちたらダメなチーム。
バレンシアはカーサでのデルビーを痛恨のエンパテ。
2点リードしながら追いつかれ、突き放したが、また追いつかれるという悪いパターン。
最近、必ず失点してるのが気になる。
CBがふたりもいないんだから、守備が安定しないのも仕方ないことか・・・。
それにミゲウもサスペンシオンと、かなり台所事情が厳しい。

ビルバオ、またまた逆転勝ち。
この強さは本物かも。
この戦いができれば、バルサ、マドリーとも互角に戦えるかもしれん。
とにかく、誰もが自信満々で戦えてる。
こういうチームが強さを発揮できるのがわかるような気がする。
J・カパロスは昨シーズン、しかり我慢して、チームを作り、今シーズン、それを花開かせた。
ここまで自信満々で戦ってるのは、バルサとビルバオぐらい。
そんな好調ビルバオの中で一際調子が良さそうなのが、F・ジョレンテ。
アトレチコ戦でもそうだったが、今まで燻ってたあの自信のないプレーはもうピッチで見ることはないだろう。
前線の核としてしっかり働けてる。
エースがこれだけやってくれれば、チームに勢いが出る。
このエースに引っ張られるように、右のD・ロペス、左のガビロンド、ピボーテのJ・マルティネスも活き活きとプレー。
この中盤の3人からどれだけチャンスが生まれたことか。
前線に頼れるFWがいるから、迷いもなく、ここへボールを供給できる。
全てがいい方に流れてる。
これが、守備でもいい影響を及ぼしてる。
とくにイライソスがいい働きを披露。
2失点は喫したが、もっと失点してもおかしくなかった。
気持ちのこもったプレーで、最後尾から、チームをしっかり支えてる。
トップとGKがここまで調子がいいと、チームも自然と好調に。
このビルバオの驀進はどこまで続くのか。
この調子でリーガをおもしろくしてもらいたい。
問題はバレンシア。
前節のデルビーに引き続き、またまたリードを守れず。
デルビーはなんとかエンパテで終わったが、この試合はきっちり逆転負け。
守備でも安定が全くなく、これではいくら点を取っても、ぜんぜん安心できない。
マルチェナがいるわけで、CBに本職がいないわけではない。
マドゥーロも何試合もここを任されてるわけで、もうちょっと安定感を増してほしい。
この試合、ミゲウがコパでやらかしたみたいで、サスペンシオン。
代わりにはなんとアングロが。
どこでもかなせるユーティリティなプレーヤーだが、もっと攻撃に絡むようなところで使ってもらいたい。
ほんとにDF面では問題が山積み。
それに、この試合の途中で守護神ヘナンもけがで退場。
踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。
ヘナンに代わって入ったグアイタはこれがプレメーラデビューでまだまだ若いGK。
ヘナンのけががどんなもんかわからないが、更に守備が不安に・・・。
攻撃では、D・シルバがいなくてもしっかり2点を取ることができた。
これに関してはあまり心配してない。
調子を落としてる選手も見当たらないし、誰もがしっかり仕事ができてる。
モリエンテスもやっとリーガ初ゴールが生まれたし、ここから更に爆発しないと・・・。
ここ2試合連続で3失点だし、4点以上得点しないと、勝ちには繋がらない。
もう負けは許されない状況で、ここでずるずるいくようなことになると、またまたCLの出場権を逃すことになる。
2シーズン続けて、CLの舞台に立てないってことは考えられない。
ここがバレンシアの踏ん張りどころか。

スコア 3-2

<得点者> 
A・ビルバオ   ガビロンド、J・マルティネス、F・ジョレンテ
バレンシア    ビジャ、モリエンテス
~愛丸's MVP~
イライソス(安定感ばつぐんのGK。飛び出しのタイミングもいいし、あの攻撃陣に勝るとも劣らないチームへの貢献度)