愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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R・マドリー-S・ヒホン

2008-09-26 22:55:27 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/26(金)       
 
愛丸’s チェック        
苦しみながらもラシンに勝ったマドリー。
苦しんでも勝ちは勝ち。
取るべき人間がしっかり取っての勝利だから、快勝って言ってもいいかも。
あとはラウル。
この偉大なカピタンがゴールを取ってくれれば、マドリーは本物になる。
もうC・ロナウドを取り逃がした後遺症はこのチームに残ってない。
ロッベンがしっかり働いてるし、イグアインも成長した、ラウルもサイドでプレーできるし、前は問題ない。
グティのけがもそう大したものではなさそうだから、一安心。
ここからマドリーがリーガ3連覇へ向けて本格始動。
S・ヒホンはバルサに6失点の大敗を喫し、未だ勝ち点を挙げれない。
もう降格は決まったようなもの。
何かが劇的に変わるとは思えない。

マドリーがバルサに負けまいと、ここサンチャゴ・ベルナベウでフエスタを慣行。
バルサが6得点ならマドリーはその上を行く7得点。
よくもここまで取れたもんだ。
この7得点、どれもゴラッソだった。
あそこまで攻め込まれたヒホンDF陣に問題があったが、GKはどれも取れなくても文句は言われないもの。
1点目がこれまた見事だった。
デ・ラ・レッドの浮き球のパスをラウルがカベッサで落とし、そのボールをダイレクトでラフィがボレー。
流れるような攻撃とはまさにこのこと。
こんなゴール、練習でもそう簡単にはいかないだろう。
2点目はラフィーがヒールでの技ありシュート、3点目はロッベンが切れ込んできてシュートではなく、ファーのイグアインへのパスをダイレクトでシュート。
前半のこの3つのゴール、どれもダイレクトで取ったところにマドリーの攻撃の華麗さを見た。
後半開始早々、これもラウルの落としをラフィーがダイレクト。
もうどこまでダイレクトでゴールを決めてくれるのか、ワクワクしっぱなしだった。
ここまで簡単に決まるものかとつくづく感心した。
5点目はロッベンの個人技で決めて見せ、6、7点目は出ましたラウル。
6点目はロッベンのシュートのこぼれをしっかりつめてゴール、7点目は芸術的なループ。
余裕があったからこんなキレイなループを決めれたんだろうが、それでもすごかった。
これでラウルが目覚めた。
もうマドリーはここから一気に突っ走っていくはず。
できれば、途中出場のサビオラにもゴールが欲しかったが、ラウルのループをアシストしたし、ゴールはもうちょっと先でもいいか。
これでサビオラまではゴールを奪うようなことがあったら、マドリーの攻撃陣はどうなるのか。
ベンチのニステルはこれをどう思ったか・・・。
ラマダンの影響でまだ動きが本調子ではないディアラをカバーしたのがデ・ラ・レッド。
パスも出せるし、守備もしっかりやってくれる。
ここからグティ、スネイデル、ガゴが帰ってきたらどうなってしまうのか。
シュスターには贅沢な悩みが。
この中盤にはラフィーも使えるし、相手によって使い分けていくか。
前線の層が薄いのをこの中盤でなんとかカバーできそう。
これだけ点を取って、手放しで喜びたいところだが、1失点したのはいただけない。
K・マテオのシュートは確かにいいものだったが、このシュートに至るまでが・・・。
あんなエリア内でボールをキープされてはいかん。
大量点差で気が抜けた部分もあるんだろうが、それは許されない。
圧勝劇でも反省する部分はしっかり反省しないと。
S・ヒホンはバルサ相手に6失点、マドリーに7失点、2試合で13失点。
これがプリメーラのチームか?
早くセグンダに戻ってやり直した方がいい。
守備は見れたもんじゃない。
開き直って戦うしかない。
ヒホン出身のビジャが心配してるみたいだが、もう心配しなくても間違いなく降格する。
これなら、ラ・レアルやら、セルタが上がってきた方がよかった。

スコア 7-1

<得点者> 
R・マドリー   V・デルファールト×3、イグアイン、ロッベン、ラウル×2
S・ヒホン    K・マテオ
~愛丸's MVP~
V・デルファールト(どれもがダイレクトゴールで、どれもがゴラッソ。こkまで早くチームにフィットするとは)

ユベントス-カターニャ

2008-09-26 21:00:13 | セリエA
観戦日 9/26(金)       
 
愛丸’s チェック        
インテルを追う一番手のユーベ。
ホームでのプロビンチャ相手には取りこぼしは許されない。
CLも踏まえて、ターンオーバーできるときはしっかりやりたいところ。
それでもユーベの戦力を考えると、カターニャには負けるわけがない。
いい勝ち方をして、週末のカンピオナート、来週のミッドウイークのCLに備えたいところ。
カターニャはとにかく勝ち点1狙い。
トリノ・オリンピコでユーベに勝つなんて到底無理なこと。
生命線はなんといってもセットプレー。
これで1点でも取れれば、なんとかユーベに太刀打ちできるかも。
その前に守備で崩壊しないこと。
しっかり守って、運も味方につけるようなことがあれば、もしかしたもしかするかも・・・。

インテルを追わなければならない状況で、ユーベ、痛恨のドロー。
それもリードして追いつかれる始末。
前半のいい時間に1点を取り、完全にユーベの試合展開に持ち込んだと思ったが、やっぱり1点のリードでは心もとなかった。
ユーベってチームは1点を先に取れば、なかなか負けることのないチームって印象だったが、今シーズンはそうでもないかも。
ゼニト戦ではうまくいったが、ことカンピオナートではヴィオラ戦と、このカターニャ戦で追いつかれてしまった。
守備に問題があったわけでもないし、攻めきれなかったわけでもない。
ただ、1点を取ってから、どうも手を抜いてる感はあった。
ここで早々に2点目を挙げれてたら、休ませるべき選手をしっかり休ませられたかもしれん。
これが追いつかれたもんだから、使いたくなかったネドベドなんかをピッチに送り出すはめに。
この試合がユーベでの初先発になったジョビンコがなかなかのハイパフォーマンスで満足のいく攻撃ができてたのに、取った点は1点。
ポストに嫌われたり、ビザーリのスーパーセーブ連発でゴールを割れなかったり、つきがなかった。
デル・ピエロが認めたジョビンコと、デル・ピエロとのコンビにはかなりの可能性を感じた。
ジョビンコの状態の良さに負けまいと、デル・ピエロも好調さをアピール。
つまらない攻撃に陥りやすいユーベだが、このふたりの競演を見てると、なんだかワクワクした。
これで点が取れてれば文句なしだったんだが・・・。
ネドベドがフルで活躍できないはずだから、ジョビンコはいいバックアッパーになる。
もっともっとピッチで見たい選手。
ただ、後半の30分ぐらいになると、足をつってたみたいに、まだフィジカルに問題が。
経験を積んで、フルタイム動き回れる体力をつけないと。
1点しか取れず、ドローに終わったこの試合だが、アマウーリ、デル・ピエロの2トップは一番いい組み合わせだろうし、ジェビンコもうまく絡めてた。
トレゼゲはもうアマウーリのバックアッパー扱いでいい。
この試合、右サイドにはマルキオンニが先発してたが、ここが機能せず。
やっぱりカモじゃないとダメか。
もしカモが右にいたら、1点ってことはなかったかも。
サリハミジッチも攻撃ではそう魅力的じゃないし、ここにきてカモのバックアッパーがいないことが判明してしまった。
ユーベは右の攻撃が今後の課題か。
カターニャは価値あるドロー。
よく追いついた。
テデスコのクロスをキエッリーニが空振りしてくれたおかげではあるが、いいクロスだったし、決めたプラスマティも見事だった。
突然ボールがきて、なおかつバウンドしてたから合わせるのは難しかったはず。
この試合、コッパ・イタリアで活躍した森本が先発してたが、これといった見せ場は作れなかった。
ユーベのDF相手にほぼひとりで立ち向かっていってたから、どうにもできないのはわかってたこと。
それでもしっかりポスト役をこなそうとからだを張った動きは誉められる。
もっともっと試合に出してもらいたい。
カターニャを残留み導いたのはこの男だといっても過言ではないわけで、やれる選手。

スコア 1-1

<得点者> 
ユベントス   アマウーリ
カターニャ   プラスマティ
~愛丸's MVP~
ビサーリ(どれだけユーベのティロをセーブしたことか。神がかってた。当たってるGKがどれだけ怖いかユーベはまざまざと実感したはず)

ラツィオ-フィオレンティーナ

2008-09-26 19:53:56 | セリエA
観戦日 9/26(金)       
 
愛丸’s チェック        
前節、ミランに大敗を喫したラツィオ。
サラテの活躍で、それまで2連勝だったのに・・・。
あの敗戦で流れが変わらなければいいが。
オリンピコでの試合でし、ヨーロッパ戦もないラツィオはこのカンピオナートに全てを賭けてるはず。
この試合も難敵相手だが、自慢の攻撃力で立ち向かっていくはず。
ヴィオラはまだカンピオナートで調子が上がってこない。
前節やっと初勝利を挙げたとは言え、どうもCLとの二足の草鞋ってのに無理があるのか。
戦力はそれなりに整ってるが、経験値に問題が。
頼りにしたいムトゥがけがの影響からか本調子になく、もうジラに頼るしかない。
この男が元気だからなんとかなるような気も・・・。

ラツィオはミラン戦での大敗を全く引きずってなかった。
あれが薬になったのか、この試合のできは見違えるものに。
サラテを中心にした攻撃陣は依然絶好調。
この男の好調さに引っ張られるように、パンデフも昨シーズン以上に切れのある動きを披露。
ロッキというパンディエラがいないが、その痛手を全く感じさせてない。
この強力2トップにマウリ、フォッジャがうまく絡んで、今のラツィオの攻撃はかなり魅力的。
ほんと、サラテがここまで早くフィットするとは。
いい物を持ってる若手なのはわかってたが、ここまで得点を取れるとは思ってもなかった。
バーミンガムでは救世主になれず、失意のセリエ挑戦かと思ったが、その悔しさをバネに大きく羽ばたいてる。
ドリブルで仕掛ければ、そう簡単に取られることもなく、ティロも強烈。
ポジショニングもすばらしく、いい位置でボールに絡めてる。
ベレス時代はまだ幼く、線の細い感じのFWだったが、今はフィジカルにも問題ない。
ロッキが復帰してきても、サラテを中心に攻撃を組み立てた方がいい。
パンデフも含めた3トップはセリエでもトップクラスの攻撃ユニットになるはず。
ラツィオはこのサラテの加入も大きいが、ブロッキを獲得したのもでかい。
ムディンガイ、ベーラミと守備もこなせるMFを放出したが、その痛手は全く感じさせず、お釣りがきそうなぐらいの活躍。
ミランであれだけやれた選手だし、ここで活躍できないわけがない。
ラツィオは中盤がひじょうに引き締まった。
DFラインも問題なく、GKもおじいちゃんから若手のカリッソに変わったし、このままカンピオナートを上位でフィニッシュできるかも。
フィジカル面での心配もなく、上位チームはラツィオとの対戦は十分に警戒しないと、痛い目に会う。
問題はヴィオラ。
昨シーズンのラツィオを見てるみたいで、このクラスのチームがCLとの二足の草鞋は厳しいのか。
この試合は完全にターンオーバー。
これが裏目に出た。
いつもの4-3-3ではなく、トラクレティスタを置く4-4-2に。
ムトゥとジラの2トップだったが、これが全く機能しない。
ジラ自体の調子は今まで通りのように思えたが、ムトゥが・・・。
あの切れがない。
ここまで動けないムトゥを使う必要があったのか。
けが上がりでその試運転を兼ねてのものだったんだろうが、これならヨベティッチに経験を積ませた方が良かったかも。
でも、このままムトゥをほっとくわけにもいかん。
いずれ頼りになるときがくるわけで、そのときのためにモチベーションだけは保たせてないと。
プランデッリのことだから、ムトゥを腐らせることはないはず。
それにしてもこのままだとこの中盤ロンボはオプションにならない。
どうにか手を打たないと。
メンバーが変わればなんとかやっていけるとは思うが、あの4-3-3に比べると破壊力と安定感はかなり落ちる。
リヨン相手にあれだけやれた自信を早く取り戻さないと、大変なことになるかも。

スコア 3-0

<得点者> 
ラツィオ   マウリ、パンデフ、シビーリア
~愛丸's MVP~
サラテ(得点シーンのほとんどに絡む活躍。この男の仕掛けがあっての得点。ドリブルでボールを取られないのはかなり魅力的)