愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

A・マドリー-レクレアティーボ

2008-09-22 22:44:54 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/22(月)       
 
愛丸’s チェック        
ひさびさのCLでなおかつフエラで大勝をおさめたアトレチコ。
これで勢いつかないわかけがない。
リーガでもいい試合を見せてくれるはず。
フォルランのけがが気になるが、ここはアグエロにしっかり仕事してもらって、この勢いを保ってもらいたい。
マニシェの復活も好材料だし、昨シーズン不安だった最終ラインもてこ入れできた。
さすがにリーガとCLのドブレなんてことは夢のまた夢だが、いいかたちでのフィニッシュは可能。
レクレはなんとか残留を決めた昨シーズンのメンバーからまたごそっと変わってしまった。
これは中小クラブでは仕方のないこと。
今シーズンは今シーズンのメンバーでしっかり戦わないと。
目標は残留だろうが、一昨シーズンは8位と健闘できたわけだし、なんとか今シーズンも早い段階で残留を確定させたいところ。

アトレチコは決めるべき選手がしっかりゴールを決め、PSV戦に続き、この試合も危なげない勝利。
リーガでも上を狙えるような戦いぶり。
攻撃の厚みを考えると、リーガでも1、2。
前線は駒不足のように感じるが、その分、中盤はかなりの厚みがある。
トップの選手が少ないなら、1トップって形を取って、中盤から攻撃を仕掛ける布陣でもしっかり戦える。
アグエロがカベッサで先制点を挙げ、マニシェがゴラッソなミドルを叩き込んで追加点。
フォルランの代役を務めたシナマ・ポンゴルが2点をゲットし、終わってみたら4-0の圧勝。
セットプレーからも流れの中からも点が取れた。
後半の早い時間で2点のリードを奪い、休ませたい選手をしっかり休ませることができた。
それに代わって入った選手たちも限られた時間で結果を出し、アトレチコでもアギーレにとってもうれしい結果に。
使う選手がしっかり結果を出すところがアトレチコの状態の良さを感じる。
先発メンバーでもターンオーバーできており、やっと補強がうまくいってる印象。
リーガとCLの二足のわらじは厳しいかと思ったが、なんとかやっていきそうな予感。
それにこのままの勢いなら好結果を生むことができるかも。
しっかり休息を取ってないアグエロがいつまでこの調子をキープできるかわからないが、まだ若いし、なんとかやってくれるだろう。
あえて不安を言えば、ウィファルシの安定感と比べて、ひさびさCBに入ったペレアが裏を取られるシーンが多かった。
どれだけウィファルシがカバーに苦労したことか。
クペとの連携にもちょっと問題があったし、やっぱりヘイティンハとウィファルシってコンビが一番安定してる。
パブロもいるにはいるが、もう第4のCBになってしまったか。
ここがもうちょっと安定すれば、ほんとに強いチームになる。
あとはR・ガルシアか。
マニシェがどんどん2列目から攻撃参加し、中盤での守備を一身に背負ってたが、この男の売りは守備ではないはず。
ファンタジー溢れるパスと攻撃参加、これでオサスナ時代は輝いてたのに・・・。
ピボーテとしてしっかり育てたいんだろうが、やっぱりP・アスンソンかカマーチョあたりと組ませて、攻撃により専念できる状況が望ましい。
レクレは酷いって状況ではなかった。
中盤からのいいスルーを何本か通したが、最後がうまくいかなかった。
期待のアドリアン・コルンガとM・ルベンの2トップはまだリーガで爆発するほどの力を兼ね揃えてない。
持ってるものはそれなりのものがありそうだが、ビッグクラブのDF陣が相手となると、まだまだ物足りない。
もっと経験を積んで、づるさのひとつでも覚えたら、もうちょっと得点は増えるかも。
この2トップ活かすような中盤の攻撃的な選手も少ない。
シシがいるのにどうしてスタメンじゃなかったのか。
右サイドでの攻撃は昨シーズンバジャドリーで結果を出してるのに・・・。
この男と2トップが絡めば、もっといい攻撃が生まれるかも。
それと左にはアカレもいるし、スピード感溢れるサッカーが展開できろと思うんだが・・・。
M・サンプラーノはアトレチコが相手で守備を優先したんだろうが、強気な姿勢も必要。

スコア 4-0

<得点者> 
A・マドリー   アグエロ、マニシェ、シナマ・ポンゴル×2
~愛丸's MVP~
マニシェ(一度、アギーレに干された男が今シーズン、見事に復活。ポルト時代の出来にかなり近づいてきた)

ローマ-レッジーナ

2008-09-22 20:51:53 | セリエA
観戦日 9/22(月)       
 
愛丸’s チェック        
カンピオナートで未だ未勝利のローマ。
CLでも格下クルージュにオリンピコで逆転負け。
トッティが完全復活しないと、チームもいつものローマには戻れないのか。
新加入の選手たちが思いのほか機能せず、スパレッティも頭を悩ませていることだろう。
ローマのサッカーが特殊なだけに、なかなかチームに溶け込めてない。
そうなると、今までやってたメンバーが中心で戦うことになりそう。
ここはオリンピコでのレッジーナ戦。
ここで勝たないといつ勝てる。
トッティに頼らなくても苦労せず勝てる相手だが・・・。
レッジーナはとにかくローマに点をやらないこと。
今のローマ相手ならなんとかできると思ってるはず。
気持ちさえしっかりしてれば結果は自ずとついてくる。

やっとローマが今季初勝利。
それでも前半はなかなかレテを奪えずそうとう苦労してた。
まだダメなローマかと思われたが、この窮地を救ったのがベテランのパヌッチ。
この試合でもCBを務めてたが、守備で混乱することもなく、しっかり先制点も奪ってみせた。
セットプレー時のパヌッチはかなり期待が持てる。
いつもなぜかいい位置にポジショニングし、するするっと抜けてきてフリーでいることが多い。
ベテランのなせる業なのか、それとも類まれな攻撃センスを持ってるのか。
この男が昨シーズンからどれだけチームを救ったことか。
これがSBでの先発だと、流れの中からでもするするっとゴール前に顔を出すシーンが出てくる。
早くメクセス、フアンが戻ってきて、もっとパヌッチの攻撃力を活かしたいところ。
これまでも1点は取れてたローマだったが、この試合ではいい時間にアクイラーニが見事なレテを決めてくれた。
この男が決めたことにも意義があるし、なんと言っても2点目ってのがでかい。
これまではそう苦労することなく、あのローマサッカーで得点を重ねることができてたが、今は状況が違う。
これでローマは目覚めた。
試合はこの2点で決まったようなもんだったが、試運転を兼ね、トッティが今季カンピオナートデビュー。
ペロッタも投入され、このふたりの絡みでローマサッカーの復活を感じさせた。
このふたりのコンビは見てて心地いい。
このペロッタの動きをバチスタに求めるのはちょっと酷かも。
ペロッタの状態がいいなら、間違いなくこの男を使った方がいい。
ゼロトップシステムってのはそう簡単に馴染めるもんではない。
とくにバチスタは前を追い越しての動きってのが得意なタイプでもないし、スピードがあるわけでもない。
使うならトッティの代わりにトップにいれるのがベストか。
リーセもまだ本調子にないか。
自慢のオーバーラップも、強烈な左足もまだ封印中。
セリエ自体に慣れてないのか、それともチームにうまく溶け込んでなにのか。
リバプールで輝いてたリーセになるまでにはまだまだ時間がかかりそう。
新加入の選手たちに悩まされてるローマだが、なんとか初勝利を上げたことでチーム状態は変わるだろう。
トッティの完全復活も近いだろうし、ここからがローマの開幕か。
レッジーナは前半はコラッディの高さを活かしたプレミアチックなサッカーでローマを苦しめたが、ローマのポゼッションが高くなるにつれ、このコラッディの高さも活かせなくなった。
ディ・ジェンナーロあたりがけっこうコラッディの近くでプレーして危険なシーンも作ってた。
これが継続できて、なんとか点を取れたんならよかったんだが、そううまくはいかなかった。
なんだかんだで調子を落としてるローマとはいえ、ローマはローマ。
カンピオナートでだてに2年連続で2位に付けてるチームではない。
レッジーナは今シーズンはこんなかたちのサッカーで押し通すと思うが、守備が安定すれば残留は可能かも。
あとはどれだけコラッディの近くでプレーする選手を多くするか。
いけてるセコンダプンタタイプの選手がいたらおもしろいんだが・・・。

スコア 3-0

<得点者> 
ローマ   パヌッチ、アクイラーニ、ペロッタ
~愛丸's MVP~
パヌッチ(カピターノとして、ディフェンスリーダーとして、なおかつフィニッシャーとして大車輪の活躍)

チェルシー-マンチェスターU

2008-09-22 18:47:18 | プレミアリーグ
観戦日 9/22(月)       
 
愛丸’s チェック        
ここ数シーズン、プレミアの覇権を争ってる両チーム。
他のチームより頭1つ抜けてる印象が。
どちらもCLを戦い、フィジカル的には万全ではないだろう。
チェルシーはここまでチームの中心としてがんばってきたデコがウォームアップ中にけがで離脱。
フェリポンはこの男のためのシステムで戦ってきたが、ここでどう軌道修正してくるか。
デコがいなくても、ランパード、バラックとしるし、そんなに問題ではないはず。
ユナイテッドはリバプール、ビジャレアル、チェルシーとここ1週間でのこの対戦相手はちょっと過酷すぎるか。
C・ロナウドが早期復帰したとはいえ、あまりのも厳しい日程。
FAはユナイテッドに3連覇を成し遂げてもらいたくないみたい。
結果が残せてれば、まだよかったんだろうが、リバプールに負け、ビジャレアルにはオールドトラッフォードでドロー。
さてさてどうなることやら。

立ち上がりは完全にアウエーのユナイテッドペース。
おもしろいように攻撃が展開できた。
とくにベルバトフとルーニーが近い位置でプレーできてるときはなかなかの攻撃を披露。
時間がもっとたってくればまだコンビはよくなるはず。
この試合ではテベスの代わりにパク・チソンがワイドポジションに。
これの方が3トップとして機能してた。
やっぱりルーニーをサイドで使うのはおかしい。
トップ下というか、セカンドトップとして振舞った方がこの男の良さが引き出される。
点が取れたわけではなかったが、いい動きはできてた。
ベルバトフもユナイテッドでの初戦よりかはまだよかった。
取れそうで取れなかったのは気になるが、パク・チソンの先制ゴールのきっかけはこの男のシュート。
サイドに流れてプレーしてたり、下がってボールを受けたりと、だいぶチームにフィットしてきてる。
後半、C・ロナウドが登場してきたが、まだこの3トップっていうのは完成されてない。
そりゃ、8月末に加入した選手とつい先日けがから復帰した選手がいるんだから、これでファンタジー溢れる攻撃をってのが無理。
ただ、チェルシー相手に初めてこの3人が絡んだってとこには意義があるかも。
1-0の状況で残り10分強を我慢したら、スタンフォード・ブリッジでチェルシーを撃破できたのに、このリードを守りきれず。
それも苦手のセットプレーからの失点。
点を決められたカルーを完全にフリーにしてしまった。
このセットプレーでの守備をもうちょっと鍛えなおさないと、プレミア3連覇ってのが夢で終わる。
まだまだユナイテッドは波に乗れてない。
複数点を取れたときがそのきっかけの試合になりそうだが・・・。
チェルシーはやっぱりホームで負けることはなかった。
モウリーニョ時代からグラントもこれを守りきったし、フェリポンでってことになったら目も当てられなかった。
ここまでデコを中心にしてる攻撃をそれなりに批判してきたが、この試合を見てると、やっぱりデコの不在が響いた。
ユナイテッドに対するライバル意識ってのも少ない分、この男がいたらあっさりの試合になったかもしれん。
頼りのイングランド勢はどうも気負いが見られた。
ランパードにはいつものダイナミズムさが欠けてたように思う。
J・コールは豊富な運動量で動き廻り、チャンスをいくつか演出したが、得点には絡めず。
ドログバが復帰したとは言え、まだフルで使えない状況なんだろうが、アネルカでいくよりかはこの試合では無理させてほしかった。
後半、アネルカ、ドログバの2トップできたが、なんだか格が違いすぎる。
強さもうまさもどちらもドログバが2枚も3枚も上。
アネルカじゃなくドログバだったら決めれたシーンがいくつもあった。
どれだけアネルカが決定機を不意にしたか。
なんだかんだでチェルシーはセットプレーから追いついたわけで、ホームで宿敵に敗れることは免れた。
後半の攻撃を見てると、逆転勝ちもできたはず。
ここにリバプールとの運の差ってのを感じた。

スコア 1-1

<得点者> 
チェルシー    カルー
マンチェスターU パク・チソン
~愛丸's MVP~
ルーニー(やっぱりこの男に頼る部分は大きい。守備に回る回数をもっと減らしてあげれば点は増えそうな気がするが・・・)