江戸川乱歩賞受賞作「破線のマリス」の続編。
マスメディアに潜む悪意を浮き彫りにするサスペンス小説です。
著者の野沢尚さんは、2004年にお亡くなりになっています。
シナリオ作家として深くマスメディアにかかわってきたため、
マスコミの内情に詳しく、
マスコミの人間を描く迫真性には圧倒されます。
マスコミによって祭り上げられたカリスマが、
大衆を操作し、結局奈落の底に突き落とされる様は
かつてのホリエモン現象を彷彿とさせます。
あのときも、当初はホリエモンはマスメディアの寵児で
祭り上げられていたような気がします。
それが一転、逮捕のあとのホリエモン叩きもすさまじかったです。
この小説では、小説らしいエンターテイメントを追求するため、
殺人事件などが織り込まれていますが、
マスメディアのもつ危うさが一貫したテーマになっています。
マスメディアは、毎回反省しながらも同じことを
何回も繰り返しているような気がします。
マッチポンプのように
人気者をつくっては、たたきつぶす。
つくっては叩き潰す。
現実を振り返ってみれば、
押尾や酒井も、ある種マスメディアの中の犠牲者なのかもしれません。
↓いつも読んでいただいてありがとうございます。
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マスメディアに潜む悪意を浮き彫りにするサスペンス小説です。
著者の野沢尚さんは、2004年にお亡くなりになっています。
シナリオ作家として深くマスメディアにかかわってきたため、
マスコミの内情に詳しく、
マスコミの人間を描く迫真性には圧倒されます。
マスコミによって祭り上げられたカリスマが、
大衆を操作し、結局奈落の底に突き落とされる様は
かつてのホリエモン現象を彷彿とさせます。
あのときも、当初はホリエモンはマスメディアの寵児で
祭り上げられていたような気がします。
それが一転、逮捕のあとのホリエモン叩きもすさまじかったです。
この小説では、小説らしいエンターテイメントを追求するため、
殺人事件などが織り込まれていますが、
マスメディアのもつ危うさが一貫したテーマになっています。
マスメディアは、毎回反省しながらも同じことを
何回も繰り返しているような気がします。
マッチポンプのように
人気者をつくっては、たたきつぶす。
つくっては叩き潰す。
現実を振り返ってみれば、
押尾や酒井も、ある種マスメディアの中の犠牲者なのかもしれません。
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