フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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【映画】アバター

2010年01月30日 06時35分32秒 | 映画
久々の洋画。最近洋画観ていない気がします。
アバターは興業収益がタイタニックを抜いて世界一位になったということで
ミーハーな僕はぜひ見たくなり、妻と出かけました。




アバターというのは
人間と先住民族であるナビィ族を掛け合わせたもの。
人間が装置を通じてアバターを操縦する。

舞台設定はSFで斬新ですが、
ストーリー自体は
侵略者側と先住民とが戦闘を繰り広げ、
侵略者側だった主人公が
先住民のヒロインと結ばれ
先住民族側に寝返って、
侵略者と闘うというもので、
とてもオーソドックスです。

アメリカ人にはインディアンという先住民族の土地を
侵略してしまったという『罪悪感』があるんですかね?
映画を見ていたら、
西部開拓当時のインディアンと白人たちの闘争を
彷彿とさせます。人類が先住民の土地を侵略する理由も
特殊な鉱物を手に入れるためですから、金鉱をもとめて
西へ西へ向かいインディアンと対決することになる
白人たちと似ていますよね。


そのストーリーのオーソドックスさを白けさせないで
最後まで観させる監督の力量と映像の迫力が
『アバター』の魅力です。

2時間40分の長尺ですが、時間の長さを感じさせない
ストーリー展開でした。3Dが話題となっていますが
映像やそのストーリー性も話題になっている要素だと思います。

出演者は『ターミネーター4』のサム・ワーシントンほか、
『エイリアン2』のシガーニー・ウィーヴァーら。





伝わる・揺さぶる!文章を書く  山田 ズーニー著

2010年01月30日 00時06分14秒 | 書評 その他
文章術に関する本は巷に多く出ています。
とくに清水幾太郎「論文の書き方」などは名著で
多くの方が参考にされていると思います。

それでも多くの文章術の本が求められるのは
それだけ多くの人が文章を書くことに悩むからなのでしょう。
あるいは文章を書く必要に迫られるからなのでしょうね。

たんに技術的な文章の書き方や
こういう問題にはこういうように書きましょうという類の本であれば
もっとほかに良い本があるかもしれません。

しかし「自分の頭で考えて書くにはどうしたら良いか?」は
そういう類の本では答えを導くことは難しいでしょう。

本書は、その答えの一端を提示しています。
「いい文章を書くとは、どういうことか?」
著者は、それを「機能する文章を書くこと」と表現します。
機能する文章?

機能する文章とは、
何のために書いているのか、
その目的のために良く働いて結果を出す文章であり、
書いたことで、読み手の心を動かし、状況を切り開き、
望む結果を出すこと、それを目的とするような文章のことをいいます。


そういう文章を書けたら単純に嬉しい。

著者は、そのために7つの要件があるといいます。
①意見
②望む結果
③論点
④読み手
⑤自分の立場
⑥論拠
⑦根本思想

それぞれの要件の詳細にについては本書を読んでいただくことにして、
僕が一番感銘を受けたのは「根本思想」の部分です。
文章には、書き手の価値観・生き方・想いが根底にあり、
それが隠そうとしても、自然に「伝わる」というのです。

だからこそ、自分の想いや生き方に嘘のない文章を書くこと、
また自分の書くものを大きく変えたいのであったら、
根本思想にメスを入れる必要があるのだといいます。

そして、著者の考え方で一番好きなのは、
「自分の偽らざる想いを発現させることが、
結局は相手に対しても誠実であり、
それが相手の心に響き、相手の潜在力を揺り起こしたときにのみ
本当の満足を得られる。そこに人と人が通じ合う喜びがある」と
云う考え方です。

これを著者は「正直という戦略」の項目の中で語っています。
正直は、最も有効な戦略だと。

社会は絶え間なく騙されまいとする想いで充満するのは
嘘で塗り固められた物言いをする人が
現実には多いということなんでしょう。

それでも、理想主義なんかでなく
透徹したリアリズムにおいても
「正直であること」は最も有効な戦略だと思います。
それは単に文章を書くということだけではなく。

うそをついた文章や発言は
早晩見破られ、あるいは見透かされ
うそを言う以前よりもより悲惨な末路をたどることは
歴史が証明していることでもあると思っています。


伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
山田 ズーニー
PHP研究所

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