フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

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「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト

2010年01月18日 00時02分36秒 | 書評  ビジネス系
「はじめての課長の教科書」の著書が書いた
人材育成についての考え方と実践のポイントを示した本です。

内容は、人材育成の目的からはじまって、
誰を育成するのか、いつ育成するのか、
どうやって育てていくのか・・・と
人材育成の流れに沿って論旨明快に構成されています。

それぞれの個所で納得できる部分は多かったのですが、
最も共感したのは
2-2 人材のポテンシャルを「見抜く」
の項目です。

とくに「孤独に耐えられること」の記述は秀逸です。

「物事を自分の頭で考えるということは、
周囲の「流れ」に身をまかせて生きるのをやめると
いうことであり、「空気」に従わない強さを身に
つけることです。これは換言すれば
「孤独に耐えられる」ということでもあります。」


こういう感覚ってなかなか理解されにくく、
また表現しにくいニュアンスなのですが、
見事に言い当てていて、精神の成熟度の高さを感じます。

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書 439)
酒井穣
光文社

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さらに、
評判の悪い人間の登用について指摘した箇所も示唆に富みます。
「こうした人材は、
目標を正しく設定しているときだけは
機能しますが、目標が現実と合わなくなったり、
自分で自分の目標を設定しなければならなくなると、
とたんに問題児になる」


問題児という表現が「駄々っ子」を連想して
なんだか目に浮かぶようです。

短期的な利益を出すけれども
周囲の評判が悪いという人はどこにでもいますよね。
目先に利益に捉われて、
企業理念にも合致しない
そういう評判の悪い人を登用すると、
いざというとき職場が混乱するというのは
経験上とてもよく理解できます。

「誰を」育てるかは、
これまで曖昧な部分が多く、
各企業独自の価値観が反映されていました。

本書では、その基準や視点、ポイントを明確に示している点で
参考になるだけでなく、ビジネスパーソンが企業社会のなかで
どのように生きていくべきなのか、その指針も示しているように
思いました。


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