かてぃさんの雑記帳

単なる自分の備忘録です。要はその時自分は何を考えていたのかを残しておきたいだけです。
基本 個別株については書きません。

国債と紙幣 (6月8日20時に記す)

2016-06-08 19:47:58 | 日記



マーケットはほとんど変動が無くSQの週にしては落ち着いています。マーケットについて話すこともあまり有りませんので、国債の話をします。

どちらかのHPで見た記憶がありますが日銀の量的緩和はいつまで続くのか?
ここで、日本国債と日本銀行券について述べます。日本国債と日本銀行券はどう違うのか?現状は発行された国債をマーケットから日銀は買付しています。その代金を日本銀行券で支払っているわけです。マーケットを介しているので日銀は国債を直接引き受けている訳ではありません。でも、実際にはマーケットはスルーするだけなので直接引受と相違はありません。そもそも、嘗ての金兌換制ではないため日銀は日本銀行券を容易に発行できます。日本銀行券は満期がありませんのははで返済は不要です。一方、日本国債は当然に償還がある為返済が必要です。

では、日銀が買い続けている国債には償還があり償還時には日本銀行券を持って償還するわけです。国債も紙幣も発行体は違いますが日本国が発行していることには変わりません。ならば、国債償還時に紙幣を発行すれば新たな財源も必要せずに国債を償還できます。当然、日銀のバランスシートは肥大化しインフレの原因となるでしょう。

でも政府も日銀もインフレを望んでいるのです。そうであるならば、日銀は期中で国債を売却すること無く、満期保有をすることになります。つまり、日銀の量的緩和は長期間続きます。その時には為替は相当円安になっているでしょう。1ドル360円に戻っているかもしれません。これを政府が選択したのです。