cuminseed

ちょっとだけスパイシー

明日は?

2005-11-13 | 日常
午前中に病院に行って来て点滴と採血をしてきた。
炎症反応は大分少なくなってきたが、
白血球の数値はまだ高いようである。

“会社には行っても良いですが、
 あと3日ほど抗生物質の点滴をしましょう”

との話。
仕事が終わってから病院で点滴という事になりそうだ。

夕方、会社の同僚から電話があった。

「完治するまで、仕事も忙しくないし
 無理して会社に出てこなくてもいいですよ」

と言うことである。

私の担当部署は、5名の障害者で作られたチームで
彼がサブリーダー、
私がリーダーと言う事になっている。
(給料は関係ないのです-残念)

私が入社したのは去年の6月で
今年の4月からリーダーと言う位置に付いている。
彼は入社して5年と経験や知識、人望と
私なんかと比べ物にならないくらい
良く出来た人である。
ただ、網膜色素変性症と言う病気を、
8年ほど前に発病し、2級の視覚障害者である。

視覚障害と言うのは、私のような肢体障害者と
まったく次元の違った障害であり、
情報量がすべての現代社会での会社勤め。
しかも障害が進行するかも知れないといった不安。

視覚障害でありながら他のメンバーより、
書類整理などの作業にミスが少なく
通勤から帰宅するまで緊張の連続という状態を維持すると言う、
凄い集中力と強い意志を持った人である。

彼もまた、中途障害者である。
私と似ている所は、

“もし病気にならなければ、
 幸せになれたのに・・・”

と言わず、

“もし病気にならなければ、
 また違った人生だったろうな”

と言うことである。

私と同じように、
悩み、苦悩したが、
それだけでは生きて(生活して)いけない。
現実を素直に受け止め、
これからをどうやって生きていくか?
考えている最中だそうです。

仕事より、
明日は、
彼の顔を見に行こうかな!


コメント (5)
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