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ちょっとだけスパイシー

六甲を全山縦走するぞ!(2)

2010-11-04 | 六甲を全山縦走するぞ!
鉄拐山から「おらが茶屋」という変な名前の、
土日営業の喫茶店 兼 展望台を備えたトイレ + 自販機
を過ぎると・・・

長い~~~長い~~~下り階段が続いている。



そりゃぁ、普段使わない筋肉のリハビリを兼ねての六甲全山縦走と思ったのだが、
坂道のアップダウンだけで、
階段の上り下りなんか考えてなかった。

ガイドブックなどで、
この先にある400階段と呼ばれているらしい登りの階段は、
ある程度の覚悟はしていたのだが、
その前の下り階段は、
想定外(?)だった。

しつこいようだが、
脳出血や脳梗塞の片麻痺にとっては、
登りより、下りの方が辛いのである。

毎朝の散歩や、
ジムやプールなどで、
ある程度のトレーニングはしたつもりだったが、、、
現実には“つもり”だけだった。

200段を超えたぐらいから、
麻痺足の膝が体重を、
支えるのが辛くなってきた。

これまで歩いた疲れもプラスされている。

これから歩く行程を考えると、
絶対に無理は出来ない。

途中から、時間も人目も気にせず、
横向きになって1段1段、
カニさんのように階段を下り、
麻痺足に負担がかからないようにした。

スーパーや自販機がたくさんある住宅街を、

分かっていたら、
わざわざオニギリやお茶を買ってこなくても、
ここで買えば荷物が少なく、
楽が出来るのに・・・

と思いながら六甲全山縦走の標識通り歩いていくと、
広い道路を渡ってすぐ、

「これが噂に聞く階段か?」





登る前から、
右足(麻痺足)が疲れている。
半分ほどは、
右・左と一歩づつ登ったが、
途中から、
左・左と登りだした。

まだ10時30分を過ぎただけ、
こんな事では、
縦走などとても無理である。

ここでも麻痺足に、
負担をかけないようにした。

登りきると、
ポートアイランド方面の景色が広がってきた。







階段が終わってからは、
普通(?)の登山道。


横尾山頂で少し休憩。






看板を見て、
少しでも、
階段の疲れを取ってからの方が
安全かな? と・・・









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六甲を全山縦走するぞ!(1)

2010-11-03 | 六甲を全山縦走するぞ!
今日は天気が良く、
絶好の行楽日和だ。

昨日の夜、
そろそろ紅葉の予定でも立てようかと、
関西の行楽地情報を見ていた。

何気なしに見ていたサイトで、
六甲全山縦走が載っていた。
須磨から宝塚まで、
約56Kmを、1日のうちに歩き通すのが六甲全山縦走だ。
平地の道と違い、
尾根伝いの、アップダウンを繰り返す行程で、
かなりキツイ。

25年以上前になるが、
宝塚から歩き始めて、
中ほどの摩耶山で、
リタイヤした経験がある。

1日では無理だが、
4回か5回に分けてなら、
何とかなるのでは・・・

そう考えると、
小学校の遠足のようにワクワクしだした。

ザックと杖を引っ張り出し、
朝から電車に乗り込んだ。

6時過ぎの山陽姫路行特急に乗った。
登山と魚釣りの乗客が多い。

昨日の夜、サイトで見たものは、
須磨浦公園駅が、
六甲全山縦走のスタートとなっていたが、
昔の記憶で、塩屋だったはずだ。

大会のスタートが須磨浦公園だけの話で、
正確には塩屋だ!

と勝手な解釈。

須磨浦公園駅を通り越し、
次の塩屋駅で下車した。

ところが駅を降りても、
登山道の案内が、
見逃したのかもしれないが、
何も書いてない。

こっちの方だろうと歩き始めたが、
複雑な住宅街。

駅に向かう女子高生に道を訪ねたら、

「この道は違いますよぉ~~~」

と教えてくれた。

20分ほど駅の方に戻り、
教えてくれた方角へ、
再度歩き出す。

あった!



さらに少し行くと



そうそう、
この六甲縦走路西起点という、
看板が見たかったんだ!

すぐ近くの神社で靴の紐を締め直し、
杖を出して登り始めた。



ときおり見える景色がとてもキレイだ。








まだ(?)整備された登山道だ。
初めて登山者に会うが、
私の、2倍以上のスピードで
追い越していく。




須磨浦山上遊園で、
須磨浦公園から登って来た人と合流し
人が増えてくる。



鉄拐山の下りは長い階段。
普通の人なら、時間短縮になるような下りなのだが、
片麻痺にとってはつらい下り階段。
おもったよりアップダウンが多い。



この時は、
まだ元気だったのだが・・・









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