テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

レスポールって売れてるのかな?

2021年03月20日 | 楽器
素朴な疑問なのだ

最近はレスポールを見かけなくなった



行きつけの楽器店でも吊るしのレスポールが2本

買い替えで引き取った中古レスポール

状態の割りには高めの値段設定が微妙なのだ

お客さんが意外に知っているのだ

中古ギターの値段は非常に難しいものがあるがそれがお得であるかは分かる

そもそもレスポールが不人気なのだ

行きつけの楽器店ではレスポールの動きが悪い

地域性や客層もあると思う

総じて、若い世代には不人気なのだ

若い世代にとっては重いギターなのだ

そこの対する思い入れもないようだ

そもそも、若い世代の頭に浮かぶギタリストがいない

若い世代のアーティストも軽く弾き易いギターを選ぶ

そんな傾向が見受けられる

レスポールに反応するのは古い時代のギター弾きだけなのだ

王道のギターでありつつも訴求するゾーンが狭い

販売側もピンポイントでの狙い撃ちが必要になる

並べておけば売れるという時代は終わった

そもそも、ハムバッカーを積んだギターが不人気なのだ

理由は不明だが・・

シングル系のピックアップを積んだギターの方が売れている

私は良く知らないが若い世代に人気のアーティストがシングル系のギターを使っているのだろうか?

趣味のきっかけには必ず何らかの憧れがある

それを目標や目的に始めることが多い

これは他の趣味にもいえると思う

読者の皆さんにも憧れのギターヒーローがいると思う

同じギターを使いたいと思うのは人情なのだ

私にも憧れのスターがいるが・・

若い頃ほど心惹かれないというのが正直な感想なのだ

誰かに一辺倒ということはないのだ

耳触りの良い音楽やギターの音はどんどん入ってくる

むしろ、若い頃よりもギターに対するアンテナの感度が良い

特定の誰かというよりはギターの音に惹かれる

そんな音を出している人は誰?

という感じなのだ

気が付けば、私が好きなギタリストはみなシングル系のギターを使っている

ジミヘン、ジョン・フルシアンテ・ジョン・メイヤー、レイヴォーンなど

数え上げらキリがない

私の中ではペイジ師匠もテレキャスの人という印象が強い

ツェッペリンのコアなファン層には常識なのだ

レスポールの印象が強いが名曲の多くはテレキャスでレコーディングされている

レスポールを使った経緯は諸説ある

私はジミヘンへの対抗心だと分析している

盟友であるクラプトンとジェフベックはストラトの人になった

そんなモヤモヤした感情が噴出したのだと思う

音楽のジャンルこそ違えどジミヘンとペイジ師匠は良く似ている

音楽をトータルで考える脳を持っているのだ

クラプトンも作曲するが少し違う

アレンジなどは他人任せなのだ

クラプトンもジェフベックもプレイヤーなのだ

私の言葉の意味が若い世代の皆さんに伝わっているだろうか?

ギターを弾く人、弾ける人は巷にゴロゴロいる

しかしながら、音楽をトータルで管理できるような人は素人には皆無

プロにも意外に少ない

ジミヘンとペイジ師匠はベースも弾ける

ドラムは叩かない

色々な面で共通点が多いのだ

ジミヘンとクラプトンがライバル視されることも多いが・・

個人的には一番対抗心を持っていたのはペイジ師匠だったと推測できる

ジミヘンに最初に出会ったのはクラプトンだということ

脱線したが・・

そんな天才肌であるペイジ師匠の愛器はテレキャス

バンドを解散した後はまったくレスポールを弾かなかった時期がある

そんな時期が数年にもわたる

「レスポールも弾いて欲しいなぁ・・」

という熱烈なファンの要望で再びレスポールを抱えるようになった

クラプトンもジェフベックももともとはレスポールを使っていた

ジェフベックはテレキャスにハムバッカーを載せていた時期もある

おそらくハムバッカーの音に飽きたのだと思う

ハムバッカーに足りない何かを求めた結果としてシングルに至ったのだ

ジミヘンの奇跡のプレイもそんな思いを加速させたのだと思う


私の周囲でもレスポールなどのハムバッカーを使っている人は皆無になった

楽器店のギターの先生も結局ストラトで落ち着いているのだ

「レスポールとか不要なギター売ってヴィンテージ買ったよ」

「貴重なストラトなんだよね レッスンでもどんどん使うよ」

50年代の年季が入った渋いストラトなのだ

ちなみに私は古いギターに興味はない

ノイズや弾き心地など面倒臭いことも多いようだ

楽器にストレスを感じるは嫌なのだ

楽器に求めるのは楽しさと快適さ

それしかないと思う

我慢の先に何が待っているのだろうか?

”身の丈に合った快適なギターを楽しく弾く・・・”

そんな当たり前のことに気づいたのだ

誰に格好をつけるわけではない

ネットなどで手持ちのギターを自慢するつもりもない

そんな自分の姿を想像するだけで腕にボツボツが出てくる

ギターを褒められるよりもセンスやテクニックを褒められたい

レリック加工や作曲のような唯一無二の何かをアピールしていきたい

そんな私の創造を支える道具が楽器なのだ

ギターでありベース、そしてウクレレなのだ

メンテが微妙な高価なギターよりも完璧なそこそこのギターの方が道具として優れている


楽器弾きとして非常に当たり前の事を言っているが・・

意外にこれが浸透していないようだ

昨今はメンテに関してブログなどで語る人も減った

この世からメンテという概念が消えてしまったような錯覚に陥る

「探してたギターがあったんでポチったよ」

「そんで余ったギターをオクで売っちゃった」

まるで骨董の皿の取引のような感じ

値段がいくら? タマ数はどのくらい?

重要なポイントがズレている

買っただけで満足してしまう人も多いようだ

購入が目的なのですぐに飽きてしまうのだ

「このギター凄いだろ?」

その反応が楽しいのだ

「別に・・興味ないけど」

周囲の人間の冷たい態度でギターが嫌になってしまう

「今度はもっと凄いギターをゲットしてやるぜ

どんどんとエスカレートしていくのだ

読者の知り合いにもそんな人がいるのではないだろうか?

ギターの楽しみかたは自由だと思う

しかしながら、賢明なる読者の皆さんにはギターの本質に迫った楽しみ方をしていただきたい

無駄な検索に時間を費やすならば、スケールの練習でもした方がよい

ネットの値段とにらめっこするならば、ギターのネックの反りをジッと観察した方が良いと思う

耳を澄ませていただきたい

ギターの声が聞こえるだろうか?

私には聞こえる

声というよりは信頼のような感情が芽生えてくる

抱えた時に何も響かない楽器は私のもとを去っていく

心に響かない楽器は弾いていても楽しくない

私にとってレスポールは相性が悪かった


数え切れないほど改造や修理をしてみたがダメだった

まるで修復不可能な男女の関係にも似ている

印象が悪い関係は結局ダメなのだ

当ブログでも塗装に関する過去記事へのアクセスが多い

というかそれにしか興味がないようにも感じる

過去にレスポールで曲も作った

改造や修理も行った

そんな過去記事には誰もアクセスしない

”塗装剥がれ・・”

についてリポートした記事のみにアクセスが集中する

私はとても残念に思っているのだ

レスポールの前向きな魅力に関心がある人が少ないという事実

逆にレスポールの購入を検討している方に問いたい

塗装が強ければレスポールを購入するのだろか?

脱線したが・・・

まぁ、興味あるテーマは個々人で違って当然だと思う

私もここ最近の検索は『レリック加工』ばかりなのだ

メーカー系のレリックギターや素人さんのレリック日記など

自分の作業と照らし合わせて楽しんでいるのだ

プロの作業と比較すれば足下にも及ばないが・・

素人レベルでは私のレリック技術はかなり良い線をいっていると思う

自画自賛もご愛敬

過去に壊したギター達の情念が集結しているのだ

これからホームセンターに行ってくるのだ

レリックベースの作業で気になる部分がある



他力本願ではダメなのだ

楽器屋さんのお兄さんばかりを頼っていても迷惑なのだ

自分の楽器は自分で仕上げるのだ😉 
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