
『ヘッドフォンおじさん』
「やっぱりさマルチっていったらヘッドフォンだよね」
「意外にヘッドフォンを軽視するギター弾きって多くない?」
「音楽用のヘッドフォンは楽器屋さんで買わなくちゃダメだよ」
今回はマルチエフェクターの音作りに関して
昨日、ストラトの打痕修理も無事に完了した

塗装を整えて、久しぶりに弦も交換したのだ
ghs弦の残りは6セット
タップリ残っているのだ

機会を見て、レスポールとテレキャスの弦交換も行う予定
ということで本題にはいりたい
読者の皆さんはどんな環境でギターを鳴らしているだろうか?
スタジオなどの真空管アンプを爆音で鳴らすのも楽し
しかしながら、現実的な話としては自宅で大音量は無理
小さなアンプを小音量で鳴らすという使い方に意味を感じない
まぁ、私も気分転換にピグアンプを鳴らすこともあるが・・
使用頻度は低い
やはり、周囲を気にすることなく使えるマルチエフェクターに手が伸びる

値段も様々・・
フロアタイプやデスクトップタイプなど色々とあるようだ
私はペダルがついていないデスクトップタイプが好みなのだ
実際のところ、ペダルの使用頻度も低い
必要ならば、外部のペダルを接続すればよい
今回の音ネタはzoomMS-50Gなのだ
テレキャスとセットで外に持ち出すことが多い

ギターバッグのポケットに入る
単三電池二本で駆動
という機動力がお気に入り
電池はお徳用電池を使い捨てているのだ

4本使用のzoomR-8とは区別しているのだ
充電池はR-8専用にしているのだ
結局のところ、単三電池の仕様が最も使い易いと思う
あえて、角形の9Vにしないのがzoomの賢いところ
良く分かっているのだ

変換プラグは便利なのだ
家電量販店でも楽器店でもあまり見かけない
サウンドハウスで購入したのだ
上記のお買い得電池も同社の人気商品
ちなみに今回のストラトのオクターブ調整も
同社の廉価チューナーを使用した

小物は同社の製品を利用することが多い
ギター本体やシールドなどは行きつけの楽器店で買う
ギターは状態をチェックしたい
シールドに関しては少し良い物を使いたい
マルチエフェクターで音を作る必須アイテムは
『ディレイ』なのだ

マルチの良い点はディレイを複数並べることが出来る点
異なるタイプのディレイを使い分けることが出来る点
同社の空間系エフェクトには定評がある
プロでも使用者が多いのだ
空間系のエフェクトだけを詰め込んだマルチもリリースされている
ちなみに私は買ったのだ
正直な話、持て余す
あまりにエフェクト種類が多くて使いこなせない
普通の使い方ならば、マルチに入っているディレイやコーラスで十分
私はリフもリードもディレイを用いることが多い
所謂、『ダブリング効果』を狙っている

ピンポンディレイでタイムを短く設定する
フィードバックやミックスはお好みで・・
音の密度や残響音のハイ成分も調整できる
このくらいの設定ならば、バッキングにも使える
好みでもっと軽く(薄く)かけるセッティングもありだと思う
逆にもっとディープな設定もお勧め
私は『ディレイの二重がけ』が好きなのだ
ダブリングした音をさらにステレオディレイで広げる

これは私がプログレ系のディープな音作りで良く使う設定
タイム、フィードバック、ミックスは色々と試すことが多い
ディレイで厚みをつけた音をさらに広げる・・
非常に『リッチな音』になる
こんな音をステージなどで表現するには相当に手間とお金がかかる
アンプを二台用意して、互いの距離を離し、角度を調整し・・・
そこまで苦労しても観客に届く音は意外にショボい
バンドアンサンブルの音に埋もれてしまうのだ
プロもステージとレコーディングの音を明確に分けている
ステージとレコーディングでアンプを変える人も少なくない
実はレコーディングでは小型アンプが使い易い
ペイジ師匠なども小型アンプ好きで有名なのだ
フェンダー系のイメージが薄い氏だが・・
ギターもアンプもフェンダーを使用することが多々ある
実際のところ、ファーストから三枚目までのアルバムではテレキャス
でレコーディングしたのだ
親友であるクラプトンがプレゼントしたテレなのだ
ジェフベックがヤードバーズ期に使っていたテレは
ペイジ師匠からのプレゼントなのだ
テレギブのベースになっていたテレなのだ
「俺、忙しくなったからさ・・・」
「ヤードバーズで代わりに弾いてくれない?」
という歴代の流れがあるのだ
音楽が『化学反応』していた良い時代の話
こういう伝説のエピソードや蘊蓄話(うんちくばなし)が大好物!
ギターはたた弾いていても楽しくない気がする
何を真似ているのか?
何を目標にしているのか?
何処に向かっているのか?
この辺りが曖昧な人は音作りも楽器選びもメンテも下手なのだ
限られた時間を有効に使う為には『目的意識』をしっかり持つべき
私には目標とする音がある
好みが微妙に変化することはあるが・・
芯がブレることはない気がする
ということで音源をお聴きいただきたい
二個のディレイをOn&Offしているのだ
音像の奥行きや広がりを感じていただきたい
可能な方はヘッドフォンやインナーフォンをご使用いただきたい