テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ノーマルと改造

2021年06月13日 | 楽器
ギターと自転車は色々と似ているように感じる

ノーマル派と改造派に別れるところも似ている

読者の皆さんはどちらだろうか?

私は自転車に関しては無知なのだ

自転車歴はそこそこだが無改造で乗ってきたという経緯があるのだ

それ故に改造に関する知識が浅い

良い意味で道具であり日常の足として使ってきたのだ

自転車を趣味として捉えている人とは少し感覚が違うのだ

6万円の自転車に6万円の改造を施すという動画に出会った

ギターでも良くある話

購入価格を改造費が超えるケースは少なくない

元々のギターの価格によると思う

自転車のパーツの値段は月とすっぽんほどの差があるようだ

ギターのパーツにはそこまで大きな価格差はない気がする

ある意味では分かり易く良心的だといえる

希に手巻きのピックアップで10万円を超えるような逸品もあるが・・

普通の人はそんな高額なピックアップには手を出さないと思う

無縁の世界なのだ

6万円の本体と6万円の改造費をかけた自転車は12万円の自転車と釣り合うのか?

つまり、性能として同等なのか?という問いかけがされていた

非常に興味深い内容だと感じた

ギターにも似たようなケースがある

3万円の廉価エレキに3万円の改造を施した場合と6万円のエレキの違い

結論から先に述べるならば、前者の方が道具として優れている

もちろん、ベースになるギターが最低限正しいという前提での話

最近の廉価のギターはとにかく良く出来ている

ピッチが甘い、パーツの組み付けが曖昧というギターを探す方が難しい

最重要パーツであるネック(フレット含む)の製造過程にコンピューターが導入されたことが大きいと感じる

数十年前までは手作業の比率が多かったようだ

最も高いコストは人件費

高額な人件費がかかったギターは無駄か?

優れてた腕前の職人さんが丁寧に作ったギターが悪いはずはない

財布とギターに対する熱意とのバランスなのだ

値段が高いギターには良いパーツや材が用いられていると思っている人も多い

半分は正解で半分は間違いなのだ

繰り返しになるが・・

製造工程のコストが価格に反映されているというのが正解なのだ

同じ材でも一方はシーズニングもそこそにギターとして組み上げる

つまり、生乾きの状態

一方、同じ系統の材料でも高級なギターはシーズニングに十分な時間をかける

時間とは見えないコストなのだ

読者の皆さんはお車を運転するだろうか?

都内の一等地では駐車料金10分で400円が相場なのだ

ある場所では500円ということもあった

場所代は馬鹿にならない

ギターの材料を寝かす為にも膨大な敷地が必要になる

加えて湿度や温度の管理も行われる

その倉庫が一等地にあったなら?

その分のコストがギターの値段に反映されるということ

ギターの値段はあってないようなもの

つまり、メーカーの『言い値』なのだ

欲しいと感じる人は買えば良い

それに納得できない人は買わなければ良い

それだけの話なのだ

高いギターが良いか?

安いギターで良いか?

という議論は昔から成されている

YouTubeなどの比較動画もそんな気持ちの現れだと思う

1万円のギターと50万円のギターの差はあるのか?

まぁ、これは極端過ぎる比較だと思う

30万円のギターと60万円のギターの弾き比べは見物だと思う

個人的には差は少ないと感じる

というか二倍の満足を得られない

価格差は見えない部分の手間暇だということ

フェンダーなどでもメキシコからカスタムショップまで一括で仕入れていると聞いたことがある

一人の仕入スタッフに一任されているそうだ

カスタムショップとメキシコで同じ材が使われていることもあるという

リーズナブルな価格は企業努力なのだ

フェンダー品質のギターを個人工房で作れば数倍の価格で販売される

値段が高ければ良い、安いからダメとは一概に決めつけられない

値段が高いギターに反応し飛びつくのは日本だけ

海外のユーザーはもっとシビアな目でギターを見ている

「音が出れば良くない?」

くらいのアバウトな感覚のギター弾きも少なくない

それでもそこから飛び出す音は本物なのだ

本場で鍛えられた音なのだ

日本人の場合、高額なギターを好む人ほど音が微妙なことが多い

これは私の周囲の人に限った話だろうか?

ギターに対する依存度が異常に高いのだ

「高いギター買ったからもう安心だぜ!」

ご存じのようにギターは買ってからが楽しみであり試練の日々でもある

値段が高いギターを買うだけでギターが上手くなるならば私も貯金を開始する

ギターの世界はそんなに甘くない

甘くない部分に関してはプロも素人も同じだと思う


私も一進一退を繰り返してきた

ギターを好きになったり嫌いになったり・・

狂ったように弾き倒してみたり、飽きて放置したり・・

色々とあったような気がする

その間にギターを売ったり買ったりも繰り返してきた

絞りに絞った結論が上記の三本なのだ

エレキに関してはこれでお腹一杯なのだ

「こんな程度のギターで満足しちゃうの?」

という声も聞こえてきそうだが・・

私は満足なのだ

もはや、物欲は皆無なのだ

一方、技術に関する向上欲は衰えを知らない

人生は長いようで短い

限られた時間をギター選びに費やしたくない

改造の話から少し脱線してしまったが・・

ギターも自転車も見栄えが良い部分にだけ良いパーツが使われていることが多いという

自転車も同じだということをプロの話で知ったのだ

ギターに関しては古からの常識なのだ

より長く快適に使う為に改造を施すのは十分にありだと思う

以前は改造ありきの購入に否定的だった私も最近は少し柔軟になってきた

・・というか何でも良くなってきたのだ

メーカーもパーツもどうでも良い



1万円のアコギでも良い

弾いていて楽しいならばそれで良いと思える

自転車も同じ

乗っていて楽しく快適ならばそれで良いと思う

街乗り専用のクロスバイクで100㎞を走ってしまう人もざらにいるそうだ

長けている人は道具を選ばない

ゴチャゴチャと文句など言わないのだ

ギターと自転車に意外なほどに共通点があることに驚いた

要するに使うのは『人間』なのだ
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