読者の皆さんは『ネック管理』は完璧だろうか?
すべての調整の原点はネックにある
ネックが決まらない状態で弦高調整やオクターブ調整をしても意味がない
「そんなの知ってるよ~」
という方も多いと思うが意外にメンテに疎い人が多いのも事実
自称ベテランでもメンテが苦手という人は多い
困ったことに自覚や意識がないことも多い
「俺のギターは買ってから一度もネック調整したことがないぜ」
という人を私は知っている
実物を見たことはないのだが・・
はたして本当だろうか?
ネックの中に特注の太い鋼鉄の棒が仕込まれているのだろうか?
過去にあるメーカーが反らないネックを開発した
要するに太く固いロッドを仕込んでいるだけの話
結果はNGなのだ
確かにネックはピクリとも動かない
ギターのネックは最重要なパーツ
ある程度、しなることで発音しているのだ
鋼鉄の竿では用が足りない
そもそも最初期のエレキにはロッドが仕込まれていなかった
おそらくクラシックギターを参考に設計された為だと思う
鉄弦のテンションに耐えるべくトラスロッドが開発されたのだ
ギターは地味ながらも進化しているのだ
その進化は実に実用的なのだ
ギターの進化に無駄は少ない
無駄な機能は淘汰されてきた
60年もその形を変えないエレキギターは偉大な発明だと思う
結局のところ、木材に代替えの材も見つからない
カーボンやプラスチックなど色々と試してきた
最近は指板やボディの一部に紙を使うようになった
紙と木は親子のようなもの
プラスチックなどの化学品よりは馴染むと思う
指板などはかなり良い出来だと思う
ネックは動く

どんなギターでも動く

フェンダー系のギターはネックが長いのでテンションも強い
もちろん、常識の範囲内の弦ならば大丈夫
レイヴォーンのような超極太の弦を張らない限りはネックは耐える
そう設計されているのだ
ネックと弦を合わせて考えると良いと思う
以前にネックの反りを避ける為に細いゲージを張っていた
結局、飽きてしまうのだ
ギターを労る気持ちよりも自分の感情を優先させた方が良い
”気持ち良くギターを弾く・・・”
気持ちイイ・・
これが重要なのだ
気持ちイイはみんな好きなのだ
気持ち良くない事や物は消えていく運命なのだ
楽しくないことや意味がない無駄なものも淘汰される
”ギターは楽しい・・”
が常にあるべきこと
放置していたネックが戻っていた


可能ならば、自然に任せたい
ネックが反る度にロッドを回すのも面倒臭い


特にテレキャスは調整の為にネックを外すのだ
可能ならば弄りたくない
購入後に一度だけネックを外して調整した
ジョイント部分の確認もしたかった
ロッドの効きもチェックしたかった
効きは良好だった
少し回すだけでネックが動いたのだ
ネックが反るのは当たり前
速やかにネックの調整が出来るギターは良いギター
先にも述べたようにネックが動かないギターには弊害もあるのだ
特に初心者向けのギターには細部に工夫が凝らされている
ネックや指板もそんな一つなのだ
丈夫なのだ
塗装も丈夫なのだ
丈夫なら良いのだろうか?
塗装が薄く、ネックが弱いギターの良さ?
上級クラスのギターの微妙で繊細な部分なのだ
要するに面倒を見られない人は上級のギターに手を出さない方が無難
買えるから買うではないのだ
腕前が無い成金が高級なスポーツカーで周囲に迷惑をかけるようなもの
都心では良く見かける光景なのだ
庶民の私の嫉妬も多少入っているが・・
ギターも腕前や知識がない人が高額ギターを使っていることがある
購入は自由なのだ
身の丈に合ったギターが一番楽しい
結局、そこに至るのだ
ネックはギターの状態で変化する
ケースで横に寝かす、スタンドに立てかける、スタンドも底部で支える製品もある
何でも良いと思う
しかしながら、計測時には条件を揃えるべき
12フレットで2㎜(6弦側)これを基本に考えると良いと思う
ここから大きく離れているメンテは参考にならない
周囲にそんな人がいる場合には優しく教えてあげてほしい
12フレットで4㎜という人を知っている
「チョーキングがし易いんだよね~」
ということなのだ
不用ピックの再利用
0円工作なのだ

以前は1弦側もシビアに計測していたが最近は臨機応変
6弦を合わせてから微調整しているのだ
テレキャスとストラトでも弾き心地が異なる
指板のカーブなども関係してくると思う
調整は経験なのだ
好みを優先させる調整は避けた方が良い
ダメに体と脳が慣れてしまう
常に世間的な標準値を意識しておくべき
不用ピックも表面がザラザラした製品は接着に向かない
使い切りなのだ

私はエレキで磨り減ったピックをウクレレ用に再利用しているのだ
先端が少し欠けたくらいがウクレレに向いているのだ
これも色々と試した結果なのだ

ちなみにウクレレでピックはほとんど減らない
ナイロン弦が劣化することも少ない
まぁ、切れるまで使えるのだ
ウクレレは経済的なオモチャだと思う
エレキで不用になった物をウクレレで再利用
ウクレレで練習したテクをエレキにフィードバックする
楽器は行ったり来たりなのだ
ちなみにウクレレのネックにはロッドが入っていない

ウクレレのネックは反るのだろうか?😉