テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

手持ちの機材を遊ばせない工夫とは?

2022年01月30日 | 楽器
読者の皆さんは手持ちの機材を使い切っているだろうか?

私は自信を持ってYESと答えられるのだ

断捨離で良いバランスが保たれていると思う

現在はエレキが三本、アコギが二本、ベースとウクレレが各一本

この内一本は必ず愛車のトランクに積んでいるのだ

楽器の使い方や考え方は人それぞれだと思う

自分に合った方法を見つけることが大事だと思う

昨日は久しぶりにベースを弾いてみた

ベース用のマルチを二台持っているのだ



どちらが上下ということはないのだ

そもそも用途が異なる

画像下のモデルは旧モデルだが市場での人気は高い

ギター用も根強い人気を保っているようだ


ベース用のマルチと同様に旧モデルの方が人気が高い

市場の相場も高くなる傾向が見られる

古参モデルだがまだ生産を続けているという

同社のMTRも生産を続けているようだ


デジモノは最新の方が音が良い

当然ながら機能に比例するように値段も高くなる

私も10年くらい前までは常に新製品を追いかけていた

最近はそんな気持ちも薄れてきた

「最新の機能って必要かな?」

「タッチパネルって必要?」

という感じなのだ

ガラケーの頃には操作ミスは少なかったように感じる

確実にボタンを操作することが出来た



スマホは微妙なのだ

特にここ最近の乾燥で指先がカサカサになっている

「あれ? 反応が鈍いなぁ・・」

その動作にイライラすることも多々あるのだ



それなりにスマホを使っているがおそらく機能の半分も使っていないと思う

若い人の半分も活用出来ていない気がする

それ故にスマホの最新機種には無関心なのだ

ギターや周辺の機材にも似たようなことが言えるのではないだろうか?

”自分にとって何が必要なのか?”

を冷静に考えれば残材も防げるような気がする

買い物は楽しい行為だがストレス発散の代替となるのは危険だと思う

心理学では買い物行動にもある種の中毒性が見られるという検証がある

買い物をすることで脳から興奮物質が出るという

素人の私にも何となくイメージが湧く

新しいギターを手に入れた時の興奮もやがて薄れてくる


「ペイジ師匠と同じギター買ったぜ~♪」

今は日常なのだ

少し派手なテレキャスという感じで日常使いをしているのだ

楽器は熱が冷めてからば勝負だと思う

飾って眺めるような目的で買ったギターは役目を終える

興味が薄れた時が潮時ということになる

あとは坂道を転げるようにモチベーションが下がっていく

私もそんな苦い経験をしているのだ

要するに楽器弾きとして迷っているのだ

彷徨っているのだ

心が落ち着いていないのだ

そんな状態でプレイに集中できるはずもない

楽器の本数を絞ったことでプレイヤーとしての気持ちが芽生えてきたのだ

特に意識はしていない

自然とそんな心持ちになってきたのだ

”それしか弾く楽器がない・・”

という良い意味での切迫感が生まれる

ベースも二本あった頃は迷いながら弾いていた


「今日はどっちのベースで弾こうかな?」

一見すると嬉しい迷いに感じられるが・・

その実。心はモヤモヤしていたのだ

プレイに集中できないのだ

「音が悪いのは弦が古いからかな?」

自分の練習不足を棚にあげてベースを責める

「アッシュはスラップ専用、バスは指弾き専用ね」

と自分に言い聞かせる姿が滑稽に思えてきた

上手い人は道具を選ばない

一本のベースで何でも器用に弾きこなす

これはギターにも言えると思う

一流のプロも結局は使う楽器は一本なのだ

ステージでもレコーディングでもいつも同じ楽器を使う

不具合に備えて予備の楽器を揃えているが基本は使わない

それが手に馴染んだ道具というものだと思う

私は靴でも洋服でも気に入った物を使い倒す癖がある

家族には笑われるのだ

「いつも同じの履いてるね」

特に靴に関してはその傾向が強い

理由は良く分からない

そういう性質なのだと思う

”馴染む・・”

という響きに心が癒やされる

ギターでも靴でも安心できるのだ

私はお世辞にもオシャレな部類には属さないと思う

自覚しているのだ

それで良いと思う

私の知り合いにオシャレなおじさんがいる

汚くなりがちな中年において良い心がけだと思う

かつてはギター弾きだった

「忙しいからほとんど弾いてないよ」

近年はギターに触れている姿を見かけたことがない

「売らないよ 俺のコレクションだから」

不要なギターを処分するつもりもないようだ

考え方は千差万別だと思う

ここにプレイヤーとコレクターの大きな違いが見え隠れする

ギターが好きという共通点がありつつも根本が異なる

オシャレな人にギターが上手い人はいない

ギターとはもっと泥臭く生活に根付いたものであるべきだと思う

ギターを弾き倒した指先は弦で荒れる

ギターを商売にしている人の指先を見たことがあるだろうか?

雰囲気だけでギターを弾いているような人は間違っても上手くならない

ギターはファッションのアイテムではないということ

私の知り合いのオシャレおじさんはスペックにうるさい

むしろ、私よりも詳しいのだ

「カスタムショップの限定品なんだぜ」

ピックアップなども拘りの限定品で武装しているのだ

「結構、お金がかかってるんだよね~」

そういうギターを持っている自分に酔っているような感じに思える

悪いとは思わない

ギターの楽しみ方も色々とあるのだ

少なくとも私とは異なると思う

熱量のベクトルが違うのだ

私の知り合いには買って満足してしまう人が多々いるのだ

どんな心情なのだろうか?

「ウクレレ? 持ってるよ?」

「ハワイ産の奴を買ったんだよ」

「もう何年も弾いてないなぁ」

「子供?楽器には興味ないよ」

「たぶん弾かないんじゃない?」

良い楽器を子供に託すという気持ちもないようだ

暗いクローゼットの中で自分と共に歳を重ねていくのだ

気が付けば、私はケースの中に楽器をしまったことがない

修理などで楽器店に預ける時だけなのだ

あとはブログの撮影の為なのだ

基本的に手が届くところに楽器を配置している

狭い書斎を圧迫することもない

「ギター邪魔だなぁ」

と感じた場合には本数が多いと判断すべき

「弦交換とか面倒臭いなぁ・・」

「弦の出費も馬鹿にならないな」

と感じた場合にも本数が多いと思う

「今日はどのギターにしようかな?」

「天気がいいから軽めのギターかな?」

もはや訳がわからない選び方になっている

そんな場合にも自分にとっては本数が多い

「久しぶりに弾いたから何か違和感あるなぁ」

「ネックが馴染まないんだよなぁ 何でかな?」

自分のギターにも関わらず、レンタカーを借りたような感覚になる

太いネックだったり薄いネックだったりと忙しい

特にギターに慣れる段階ではデメリットしかない

「慣れないなぁ・・」

一生続いてしまうことも少なくない

同じ楽器を弾き続けることの最大のメリットは『気付き』

楽器の不具合にも早い段階で気づく

自分の成長にも気づくことが出来る

上手くなりたいならば、機材は盛らない方が良い

シンプルが良いと思う

 

ギターの本質が分かってくるとシンプルな方向に向かうようになる

より一層、ギターの素の部分を欲するようになってくるのだ

究極はエレキの生弾きなのだ

生で弾いても楽しく感じられるようになれば本物だと思う

”生で弾いているエレキの何を少し加える・・”

そんなイメージで音作りできれば良いと思う

シンプルな機材の最大のメリットは再現性

同じ状態や状況をいつでもどこでも引き出せる

設定を記憶できるマルチを活用するのもお勧めなのだ

お気に入りの歪みペダルにマルチを組み合わせるというのも定番

歪みペダルも可能な限り絞るのだ


ギターやアンプなど組み合わせでツマミの位置も変わってくる

使い倒せば美味しいポイントも見えてくる

真空管アンプと電池駆動のアンプではセッティングが違う

理屈というよりは感覚としてそれを捉えているのだ

ペダルの台数が減ればノイズも減る

運搬時の負担も軽減される

「音が限定されるんじゃない?」

そこは弾き手の技量が問われるところなのだ

ボリューム操作で変幻自在な音を創出したジミヘンに学ぶべきところも大きい

エレキギターもギターなのだ

アコギと何ら変わらない

そう考えると気が楽になる

私は音作りや演奏で心がけていることが一つある

”幼稚な音にならない・・”

何をもって幼稚とするか?は微妙だが・・

私の中ではゴリゴリのドンシャリは卒業したのだ

二音のパワーコード的なプレイには飽きたのだ

まぁ、考え方にも色々あって良いと思う

とにかく、自分が欲しい音は何なのか?

その辺りを明確にしておくと良いと思う

自分がシングル派なのか?

ハムバッカー派なのか?



別に両方を使っても悪くはないが・・

決めておくと方向性が見えやすい

ハムバッカー派がシングルを買っても持て余す

使い所が見いだせないままに悶々とする

その逆も然りなのだ

使いこなせないことでそのギターが嫌いになる

そして、それを使いこなせない自分が嫌いになる

その逆も然りなのだ

ギターを楽しむ為にはマインドのコントロールが不可欠になる

読者の皆さんは気分がのらない時にギターを弾いたことがあるだろうか?

おそらく、ストレスの発散にはなっていないと思う

どんどんとディープな沼にハマっていくのだ

逆に良いことがあった時に弾くギターは楽しい

彼女が出来た、受験に合格した、仕事で昇進した・・・

良い出来事と連動して弾くギターは楽しいものなのだ

いつでも気軽にギターを弾ける環境作りが大事だと思う





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