テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

エレアコの弦高を極限まで下げてみた・・・(゜-゜)

2013年03月03日 | 日記
ダダリオのノンコーティング弦はなかなか良いフィーリングなのだ

 

我ながら生粋の『ダダリオ好き』だと思う


ネットなどで色々な弦のレビューを見かける事も多い

ダダリオの評価の多くは

”可もなく不可も無く・・”

という感じだと思う


特に目指す音がある人は別として弦選びで迷っている人はとりあえずダダリオで間違いないと思う

もちろん読者の皆さんが大好きなエレキにもいえる事なのだ


音質ばかりに気を取られている人が多いように思う

弦選びで大切なポイントの一つに『入手の容易さ』が挙げられると思う

「この弦は特殊な弦でさぁ・・ほとんどの楽器店で扱っていないんだよね」

などと語っている神経質そうな中年ギタリストを楽器店で見かけることがある


何を自慢しているのだろうか?

珍しい弦を張っているという事を自慢したいのだろうか?

その楽器店へ行けば誰にでも売ってくれるのだが・・・


ギター弾きとしてもっと自慢すべきポイントがあるように感じるが・・

まぁ、自慢ポイントも人それぞれというところだろうか?


ダダリオの場合、他のメーカーの弦よりもラインナップも豊富な点も見逃がせない

ダダリオというカテゴリで迷う事ができるのはある意味では贅沢な悩みだといえる


とりあえずダダリオの011~というセットで落ちついているのだ

弦が細くなったぶん音量は下がった気がするが問題にするレベルではないと思う

最終的にマイク録りやライン録りをするのでミックスの際にレベル調整をすれば良いのだ


むしろ、自宅で演奏する際には適度に音量が抑えられている方が何かと都合が良いともいえる

そもそもこのギターを選んだ段階でピックでガンガンにストロークする事は想定していないのだ

ストロークにしても指弾きで対応しようと考えていたのだ


近年は私のギターのようにピックガードレスのギターが増えているように感じる

ピックガードレス≒フィンガー用という決まりはないが・・

何となくそんな気分になってしまうのだ


フィンガーピッキングで華麗&綺麗に音を鳴らす方がカッコいいと感じているのだ

とにかくパワー全開というプレイは若い人に任せたいと思う


何と言うか・・

もっとギターの繊細な部分を感じたいと常々思うようになってきたのだ



以前にサドルを削って弦高を下げた事をご報告したと記憶している



アコギの弦高に対する考え方はエレキのそれとは少し異なるようだ


生音が命のアコギにとってはある程度のテンション感が不可欠なのだ

エレキのように生音を何かで増幅させるという概念がないのだ

プリアンプ内蔵のエレアコにしても生鳴りが安定している事が大前提に挙げられるのだ


つまりはある程度の弦高が必要だという事なのだ

エレキと同様の弦高のアコギは基本的には考えられないのだ


エレキからの転向組みが最初に戸惑うのがやはりこの高めの弦高なのだ

さらに硬い弦にも苦手意識を持っている人が多いようだ


一般的にアコギの弦高は6弦12フレット付近で3ミリが基準になっているようだ

これよりも弦高が高いギターは特に理由がない限り、『弾き難いギター』という事になる

特に理由・・というのはボトルネックなどを多用するプレーヤーは意図的に弦高を上げている場合が多いのだ

まぁ、プロの場合にはボトルネック用と通常のギターを持ち換えるが・・・


素人の場合にはとりあえず一本のギターですべてをこなすという考え方が正しいと思う

ローポジションでコードを押さえてピックでガンガンにストロークをする場合にはこれで問題はないと思う

弦の太さも特に気にする必要はないといえる

むしろ、もっと音量が欲しいならば弦を太くするという考え方もあり得る


しかしながら、フィンガーピッキングが主体でしかもハイポジを多用するギタリストの場合には少々の工夫が必要なのだ

アコギの太く硬い弦に体が慣れるという強引な考え方もできるが・・・


それとは別に自分に合った、弾き易いギターを作るべきなのだ

エレキでも弦高は重要なメンテ項目だがアコギの場合にはさらに重要になってくると痛感したのだ


ちなみに弦高を計測する前にネックの状態をチェックするのはお約束なのだ

順反りしたギターの弦高を無理やり下げても意図せぬ弊害を呼び込むだけなのだ

これは意外に見落としがちなポイントなのだ


そもそも、本当にネックの状態を把握できている素人ギタリストがどれだけいるのか?

楽器店のお兄さんの意見では10人中1人だという(そんなに少ないかな?)

まぁ、多くのお客さんと接しているお兄さんの意見だけにここは尊重したいと思う

つまりは「こんな調整で楽器店に持ち込むの?」と常々感じているのだといえるのだ

調整も修理も立派な売上だけに軽視ができないらしい・・・


ネックの順反りを適正に調整するだけでの数ミリほど弦高が下がる場合も多々あるのだ

ネックの調整だけで『弾き易いギター』になってしまう事も多いのだ

今回はラッキーとしても日々のメンテ不足を自己反省すべきだといえるだろう


弦高を下げることによる弊害もあるのは事実なのだ

先に述べたとおりなのだ


それでも弦高を下げたいと考える人は多いのだ

実際にどのくらいの弦高が適正なのか?

これは非常に難しい問題なのだ


その人のプレイスタイルも関係するし、音の好みも少なからず関係してくるのだ

使用弦の材質や太さも関わってくることが多い


概ね、音量や音質はさておき、低い弦高のギターは弾き易いといえる

弾き易いとは左手の話なのだ

つまりはコードが押さえ易くなるという事なのだ

さらには弦とフレットの隙間が少ないのでコードチェンジも素早く行えるというメリットもある


弦高を下げる時の限度はどこか?

アコギの場合には弾いた弦がビビらないという事になる

エレキの場合にはあえてビビりを無視する事も多いのだ

生音がビビっていたとしてもアンプを通せば感じない事も多いからなのだ


アコギのビビリは致命傷だといえる

どんなにカッコいいアルペジオを弾いたとしても台無しになってしまう

マイクで音を拾ってもプリアンプで音を拾っても解決しないのだ

邪道だが・・解決策は一つなのだ


音を歪ませる事なのだ

あえてジャンクなサウンドを演出する為に意識的に歪ませる場合は別として

基本的にアコギの音作りは『クリーン』が基本なのだ

それ故に音のビビリはNGという事になってしまうのだ


現時点で私のエレアコの6弦側の弦高は約2ミリなのだ

これでも一般的なアコギ系からすれば相当に低い部類だといえる

まったく弦がビビらないのだ

かなり強く弦をつま弾いても音が安定しているのだ


これで完了と思っていたのだが・・・

あるアコギ系の専門雑誌を読んでいてさらに弦高を下げたくなってきたのだ

超一流のプレーヤーなのだが6弦側で1.8㎜程度まで弦高を下げているのだ

そのギタリストはアルペジオが主体なのだが時には激しいストロークもするのだ


極限まで弦高を下げる最大の理由はハイポジの演奏性だと言っていた


”弦高の低いアコギ≒ハイテクな演奏”

というのはアコギ界では常識らしい


そのギタリストは親密な関係にあるリペアマンに作業を依頼したそうだ

プロの世界では演奏とメンテ(修理)を兼任する事は少ないようだ

そのくらい、各分野が究極だという事なのだ



何かの対談記事を読んだのだが・・

あの有名なストラトマスターは未だにオクターブ調整が苦手なようだ

そんな割り切りもプロならば許されてしまうのだ


素人でも湯水のようにお金を使えるという人はすべてのメンテをプロに依頼するのも一考だといえる

絶対に間違いはないのだ

ある意味では究極のメンテ術かもしれない


話は弦高調整に戻るが・・

私もそのギタリストに影響されてさらに弦高を下げることに決めたのだ


まだ下げられる余裕があるように感じたのだ

ちなみに弦高をスムーズに下げられるギターは精度が高いギターだという事なのだ

ネックやジョイントの状態が良くなければペタペタに下げる事は不可能なのだ


とりあえず、私はさらに低い1.6㎜を目標に削ることに決めたのだ

これは楽器店のお兄さんと同じくらいの『極低』のセッティングなのだ

お兄さんの場合にはコーティング弦のさらに細いセットを使用しているようだ

ネックのコンディションには気を使うがかなり快適なギターになりそうな予感なのだ



これは紙ヤスリよりも強度が高いヤスリなのだ

金物と紙ヤスリの中間という感じなのだ

これも100均で調達したのだ

最近の100均は侮れない存在だと思う


全国的に定着しただけに取り扱い商品の品質も安定しているように感じるのだ

私が気に入っている商品が予告なく終了してしまう事だけがたまにキズなのだ


いよいよ、最終段階の研磨なのだ



サドルやブリッジピンに関しては特に恐れていないのだ

まったく同じ商品を注文する事が可能なのだ

場合によっては社外品に交換しても良いと考えているのだ


いたって気楽に作業できるのだ

精神的な余裕は常に大きなアドバンテージなると思うのだ


一般的には削り過ぎを防ぐ為に

削っては取り付け、また削る・・・

という地味な作業を慎重に行っていくもらしい


たった数ミリを削るのに1時間もかける人もいるようだ

それでも失敗してしまうことが多々あるのがサドル削りなのだ


ちなみに私の場合には根拠のない目見当なのだ

過去の削り作業も作業に入る前には入念に計画を練るのだが
作業に入るとフリーハンドでかなりスピーディなのだ

我ながら手先は器用だと思う

しかもギター的な勘が冴えているのだ


一発勝負という事で大胆に削ったのだが・・・

微妙に1弦だけがビビるのだ


完全にビビるというわけではない

少し強いフィンガーピッキングをするとビビり音が出るのだ

これは放置しておくと精神衛生上良くないのだ


私のようなタイプには特にその傾向が強く見られる気がする

良い機会なので『サドルの修正』にチャレンジしてみようと思ったのだ


削り過ぎた箇所を薄い板などで補強するのだ



数ミリほどなので何でも良いのだ

ゴムなどの柔らかい素材だけは適さないように思える


ブリッジの下側に設置されているピックアップが振動を拾えば良いのだ

エレキとの違いは弦の振動を直接感知するタイプではない点なのだ

弦の振動で共振したボディの振動を拾うという考え方のだ


つまりはサドルの音だけをピンポイントで拾うというわけではないのだ

それ故に充て木などで対処できるのだ


サドルにもプラスチック、牛骨、人口象牙、天然象牙・・

などと種類があるだけに何かしら音質に影響を与えていることは確かだと思う


今回は加工したサドルがどのように音色に変化を与えるか?

も同時に検証してみたかったのだ


失敗を前向きに捉えればギターライフは楽しくなるのだ




補助材として選んだのは100均の結束バンドなのだ



先端を必要な分だけカットして接着剤で固定した

わずかに幅が広いので乾燥後にヤスリで形を整えたのだ

さらに密着した後に底面をさらに平らになるようにヤスリがけをしたのだ

 

実際にブリッジに取り付けてガタを確認したのだ



完璧なのだ


しかも補修部分も最小限なのでほとんど音に影響を与えないと思えるのだ

ちなみにお兄さんも弦高下げが大好きなのだが過去に何度も失敗を繰り返し

私と同様の作業を経験していると話してくれたのだ


身近に経験豊富な人がいるのは本当に心強いものなのだ

余談だがアーム棒の曲げ、カット、研磨などの時には私が説明したのだ

レスポールのコンター加工の時にもお兄さんは興味津々だった


店員さんとお客という関係だが互いに切磋琢磨しているのだ

私たちの熱意?に周囲がついてこれない状況になっているのだ

読者の皆さんも何となく想像できると思うが・・・


再び弦を張りなおしたのだ



カポを使えば弦がバラバラになる事もなく作業できるのだ



エンド部分が抜けないエレキの場合には使えないがレスポールには応用できる技だと思うので試していただきたい

とりあえず仕上げは完璧なのだ


早速、zoomG3に接続して音を確認してみたのだ



曲がりのケーブルをエレアコ用に追加購入したのだ



レスポールやアリアでも使えると思う


大きなボディを抱えながらパソコンを操作するのだがストレートジャックでは邪魔なのだ

曲がりジャックですべて解決したのだ


実際に音だが特に問題はないようだ

弦高は最終的に1弦側で1.4ミリ、6弦側で1.6ミリくらいで落ちついたのだ



エレキでも多用している『弦高計測機』?なのだ


エレキの場合にはこれを6弦側に挟みこむのだ

つまりはエレアコの1弦とエレキの6弦の弦高が等しいという関係になるのだ


エレアコにしては極限まで下げているといえる

興味ある方はネットなどで『アコギ弦高調整』というキーワードで検索していただきたい

ここまで下げている人は皆無だと思う

しかも、ビビる事なくネックと弦の状態を保っている人もいないと思う


ネットが伝えている情報がすべてだと信じている人では到達できない極みなのだ

ネットでメンテ術を紹介している人とは各人は違うのだ

ギターも違えば、テクニックもプレイスタイルも異なるのだ


やはり最後は自分の感性を信じるしかないと思うのだ


さらにメンテついでにブリッジピンも加工してみたのだ



通常のブリッジピンは約2.5㎜ほどの長さに設定されている

特に根拠はないと思う

おそらく取り扱いのし易さと無くさない為だと思われる


左右で長さが違うのがお分かりいただけると思う

左側のピンは2㎜に加工してあるのだ


「何で短くするの?」

と疑問に思う人も多いと思う


ひじょうにマニアックな世界観なのだが・・・

短い方が音の伝達が良くなると言われているのだ


売れ筋である人口象牙のピンなどは最初から2㎜に設定されているのだ

実際に実験したデータも公開されているのだ


「鳴りが良くなるならすべてのギターに採用すべきでは?」

となるのだが・・・


ギターは深いのだ


鳴り過ぎれば良いものでもないようだ

特に鳴りを重視した太い弦の場合にはモコモコとした音像になってしまう事もあるらしい

削った事によって高音弦と低音弦のバランスが崩れてしまう事もあるようだ


私のダダリオ弦はゲージを細くした事で若干音量が下がってしまったのだ

それを僅かに補えれば良い・・という安直な発想なのだ


特に狙いはないのだ


こちらも今後の参考にブリッジピンの『効果』を実感しておきたかったのだ

心なしか音が前に出た気がするが・・・


気のせいかも?

調整するほどの知識もないので今回は6本を同じ長さに加工してみたのだ



エレキと比較すると改造箇所は少ないアコギだがこのように微妙な部分の微調整も可能なのだ

  


長くなってしまったが・・・

弦高下げ、サドルの修正、ブリッジピンの加工、ダダリオの弦交換(2日目)

という事で実際のサンプル音源をお聴きいただきたい


今回はzoomG3を使った『ライン録り』なのだ

ラインにも関わらずかなり生音に近い音になっていると思う


特別仕様の高性能プリアンプと良質なボディ材の為せる技だと思う
  

今後はマイクを使った音源とライン録りの音比較も企画しているのだ

とりあえずエレキ用のマルチを使っているのだが良い製品があればアコギ用のマルチを購入する予定なのだ


候補はzoomA2 ZoomA3なのだ

来週あたりに楽器店で試奏する予定なのだ

その辺りもご報告したいと考えているのだ


ちなみにクラプトンのコピー曲をアレンジした曲も練習中なのだ



エレキも楽しいがアコギでギターの世界観が変わったのだ


弦楽器って楽しいなぁ・・

ウクレレも練習中なのだ

ちなみに外出用にケースを買い替えたのだ

 

かなり使い易いケースなのだ


やはりケチってはダメだと思う


どうでも良い話だが・・・


アコギの音源をお聴きいただきたい

ステレオディレイがフレーズのフックになっているのだ

エレキ風に使っても面白いかも?























  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする