Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

ドビュッシーの夏

2018年09月07日 | 音楽

大きな台風や地震のニュースの中、はばかられますが

私の夏の備忘録、ということでお許しください。

7月30日(月)岐阜サラマンカホールにて五嶋龍さんのリサイタル。

まだ寒い頃に仕事を抜けて発売日にチケットを買いに行きましたが、

最後の二席、しかも五嶋龍さんの背中しか見えない席。

まぁ音が聞こえればいいのよ、とは思いましたが

せっかくなので一目、正面からお姿を観たかった・・・

でもオペラグラスをのぞいて見れば、

私にも明日から弾けるんじゃないかって言うくらい指使いがしっかり見えました。

しかも空手三段の五嶋さん、タキシード越しの背中の筋肉の美しいこと・・・!

 

冗談はさておき、曲目は少々難解なものが多かったと思います。

シューマン、イサン・ユン、ドビュッシーのヴァイオリンソナタ。

ドビュッシーのヴァイオリンソナタは以前から持っていたので、

改めてCDを聞き直してもやはり難解。

アンコールはポピュラーな小品ばかりで、

近くの席の若いカップルの男の子のほうが

「アンコールの方がよかった・・・」

そうでしょうとも、「序奏とロンドカプリチョーソ」

私も大好きで幼いころから何十回と聴き親しんだサンサーンスの名曲。

ピアノの伴奏でシンプルな分だけ迫力の演奏でした。

暑い暑い夏の夜、永遠に胸に刻まれるような演奏でした。

 

そして8月の終わり、これまた暑い暑い中、

名古屋市美術館「至上の印象派展」を観に行きました。

ビュールレという個人のコレクション(!)で素晴らしい絵画ばかりでした。

最近絵画展を観に行って思うのは、音声ガイドの素晴らしいこと。

印象派の絵画はBGMも印象派の音楽が使われていることが多いです。

(6月に行った「モネ展」のガイドもそうでした)

印象派の音楽といえばやはりドビュッシー、ラヴェル、サティなどが好きですが、

今回の音声ガイドで気に入ったのがドビュッシーのピアノ三重奏曲。

ピアノとヴァイオリンとチェロ、美しい音と旋律・・・

多分ドビュッシーを聴くと、今年の暑い暑い暑~い夏を思い出すでしょう。

 

 


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