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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

お片付けしましょ!

2013年06月08日 | お仕事

弊社サービスの一つに”帰国サービス”がございます。
これは、電気やガス、水道などのインフラ関係から、
携帯電話やインターネット、ケーブルTVなどの解約手続き代行と、
解約後に届く最後の請求に対する支払いや保証金などが戻って来た場合は
指定の銀行口座へ入金する事もいたします。

通常は帰国の1週間程前に打ち合わせをして、
ネットの会社へ返却するモデムなどを引き取りに、ご帰国の当日や前日にお宅へ伺います。
お互いの都合が良ければ、空港までお送りしてお見送りをさせて頂く事もありますが、
短い間とは言え、お部屋をご案内した事や一緒に家具や日用品を買いに行って
新居を準備した思い出は印象深く、いつも別れが寂しくなってしまいます。
(ここまではサービスの宣伝です)

さて、弊社のお客様は皆様常識ある方ばかりで苦労は少ないのですが、
先日帰国した知り合いは少し違っていました。

まあ、性格も普段の生活も知っていましたので「部屋を片付けておいてネ」と
前日に連絡しておいたのですが・・・
やはり生活態度や性格は一日では変えられなかったようで、
約束の時間に迎えに行くと部屋の中はこの通り。



想像はしていましたので手袋や大量のゴミ袋を用意していきましたし、
帰国当日にこれをやられると飛行機に乗り遅れるか、
残された僕が一人で全てを片付けるという最悪のシナリオになるので、
最後の夜は空港近くに泊まるようホテルの手配までして前日に迎えに行ったのは大正解でした。

若いころであれば呆れて帰ってしまったでしょうが、
怒らずに片付けを始められたのは自分が大人になったからか帰国する彼の魅力が勝ったのか。

とりあえず本人は持って帰る物だけはスーツケースに詰めたと言っていたので、
あとは全て捨てるだけで、もう片っ端からゴミ袋やスーパーのポリ袋に詰めて、
アパートの駐車場にあるゴミ捨て場を行ったり来たり。 

キッチンとリビングが一緒で隣に寝室と浴室がある1LKの間取りですが、
写真に映っていないそれらの部屋もご想像通り、ほぼ同じ状態。 ”ひえ~!”

床に落ちている物を片付けてやっとカーペットが見えてきたと喜んだのも束の間、
キッチンのキャビネット内にも大量のインスタント食品や調味料を発見。
もちろんシンクの中は洗っていない鍋や食器が溢れ、
冷蔵庫の中もほぼ満杯。  ”がびーん!”

全てのゴミを運び出した後で掃除機で床を掃除をし、
鍵を管理人室に返したのが到着から2時間半後。 ”ふぅ~”

ある意味、今までで見た中で一番生活感のある部屋でしたが、
これ以上長くこの部屋で暮らす事は危険とさえ思えましたので、
引越しのタイミングとしては良かったのだと思います。

親元を離れて初めての一人暮らし、それも海外。
多分彼なりに大変な苦労があった事は想像できますし、貴重な経験になったはずです。
ただ、英語の勉強よりもまずは”お片づけ”を覚えましょうね!








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