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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

まっかちん

2009年10月15日 | グルメ

先日お伝えしたガーデングローブのThe Boiling Crabまた行ってきました。

前回は辛すぎて十分味が楽しめなかった末っ子(15才)からのリクエストで
辛さをマイルドにして食べてみたいとの事。

平日で、さっきまで雨が降っていたにも拘らず、相変わらずの混み具合。
40分以上待たされてお腹も減って準備OK!

2度目と云うこともあって態度もオーダーも常連のよう。 

今回はシュリンプ2ポンドづつ、マイルドとミディアムに辛さを変えてオーダー
もちろんコーンやフレンチフライ、必需品のコロナ・ビールに加え
前回試さなかったCrawfishもオーダー。

ところでこのCrawfishはご覧の通り””ではなくて”アメリカザリガニ”。




僕が子供の頃(昭和40年代)は東京でも田んぼがありました。
近所の公園の池や川の浅瀬でもたくさんザリガニが居て、
スルメや獲ったザリガニのシッポを餌にして釣りをしたものです。

でも、獲ったザリガニを水槽などで飼っても、
泥や農薬のイメージが強くて、決して食べようとは思いませんでしたし
実際に日本で食用にしている話を聞いたことはありませんでしたので
このような形でお店で出されると複雑な思いがします。

とは言え、ご覧のようにあっという間にテーブルの上は残骸でいっぱい。



まずは胴体から尻尾を引き抜き、
胴体からミソとソースを吸ってから尻尾の身を殻から剥いて食べるのですが
味は伊勢海老やロブスターと同じように小さいながらもちゃんと海老系の味がします。

ただ如何せんサイズが小さいので面倒臭いし、
お腹いっぱいに食べるとなるとかなりの量が必要!
まあ、ビールも沢山飲んでいますのでカロリー的には充分だとは思いますが、
思わず ”ラーメンでも食って帰ろうか!”と酔っ払いオヤジ的な事を言ってしましましたが
もちろん
息子達には却下されてしまいました。(涙)

ところで、タイトルの”まっかちん”という言葉はご存知ですか?

昭和の初め頃にルイジアナから食用蛙の餌として輸入されたのがルーツだそうですが
サイズが大きめで赤い物を僕らの子供の頃はこう呼んでいました。

東京や埼玉、千葉の一部などで使われていたようですが
今では40代以上のオヤジにしか通じないのかもしれませんね。

アメリカ南部の地方ではポピュラーな食材のようですが
機会があれば、ぜひ一度ご賞味下さい。

シーズンは春で、2月から6月ごろが良いそうです。
養殖が多いのでそれ以外の時期にも食べることができますが
オーダーの前に冷凍か活きた物かを確認をした方が良いかもしれません。

ちなみにマイルドのシュリンプをオーダーしたわが息子。
お水を何度もお代わりしながらも無事完食して満足したご様子。
僕も食べて見ましたが、普通の人に辛すぎない”マイルド”がお勧めです。
これでも十分辛いですし、素材の味をより良く味わえます。

なお、くれぐれも食べた手で目や敏感な所を触らないように!