こちらの生活では普通に使われている物でも
日本の学校での英語教育では出てこない物が多いですよね。
ネイティブの人でも普段殆ど使わないような単語を丸暗記するよりも
もっと身の回りにある物の英語名や、口語的表現にも重点を置いて勉強しないから
いざアメリカに来てみるとチンプンカンプン。
さて今日の本題。
上の写真は我家のガレージにある、セントラルヒーティングのユニットで
日本風に言えば「ヒーター」。
もちろん英語で”Heater”といっても通じますが、家庭用に設置されている暖房装置で
ガスや灯油等を燃やして発熱させるような物は”Furnace"と正確には呼ぶようです。
(発音は「ファーネス」と「フーネス」の中間といった感じです。)
実は我家のFurnace君、去年からちょっと動きがおかしかったのですが
そんなに寒い日がなかったので、先日ご覧頂いたような小さなヒーターで
冬を越してしまいました。
まあ、この家が建てられた時に設置された物ですので、もう30年以上前!の物。
問題無く動く方が不思議なのかもしれませんが、さすがに限界だったようでご機嫌斜め。
本体の正面に点検や修理は当社までと書いたステッカーが貼ってありますが
もちろん無視して今回も自分で修理に挑戦!
まずはガスの元栓を閉めて、コントロールユニットの電源を抜いて準備OK。
このFurnace君、図体はデカイが構造はいたって単純。
部屋の中にあるサーモスタット(温度調整をするスイッチ)から来た信号を受けるユニットと
ガスをバーナーに送るバルブユニット、それにファンをコントロールするユニットにファンだけ。
バーナーの炎で暖められた空気の温度を感知してファンをコントロールするユニットを開けてみると
案の定ご覧のように熱で焦げたような跡がクッキリ。
他には壊れる所も無さそうなので、とりあえずコレが原因と目星を付けてネットで同じ部品探し。
30年以上も前のFurnaceとは言え、幸いにも今でもポピュラーなブランドで
使われていたパーツも汎用的な物でしたので割と簡単に見つかり
お値段もそこそこで(送料込みで$170程度)さっそくオーダー。
本当にこのパーツを交換するだけで問題が解決するか正直不安でしたが、
交換できそうなパーツはそれほど多くはなさそうだし、
一つ一つ新品に換えていけばいつかは直るだろうという暢気な考えでスタートしたのですが
どうやら大当たりだったようで、今では元通りに動いてくれるようになりました。
今回ついでにフィルターも新品と交換しましたが
こうやって比べると、汚れが良く分かりますね。 (2つとも3M社製のまるで同じ物です。)
この手のフィルターは3ヶ月に1度は交換するように勧められていますが
実際の使用期間が年に3ヶ月程度なので、南加地区では1年に一度でOKだと思います。
ただし、エアコンと同じフィルターを使っている場合には
半年に一度(夏と冬のシーズン前)が良いと思います。
Home DepotやLowe'sで一番高いフィルターを買っても20ドル以下ですので・・・。
ついでにガレージ内に取り付けている一酸化炭素も検出する火災報知器の電池も交換。
この警報機、警報音を音声で伝えるのですが、電池が少なくなっても教えてくれます。
偶然だと思いますが、今回の修理中に突然”電池がない!”と言われてビックリしました。
さて次のプロジェクトは、ガレージから庭へ出るドアを交換する予定です。
幅が通常よりも狭い30インチでお店に在庫が無く、スペシャルオーダーが必要な為
面倒くさいのでまだ何もしていませんが、今年中には取り替えたいと思っています。
(果たして、いつになることやら・・・。)
新築の家も羨ましいですが、自分で手をかけていくボロ屋もまた楽しいですよ。