
タイマーIC、555を2個使ってPWMコントローラを作ってみました。また、PWMの波形をオシロで見るだけではあまりおもしろくないので、PWM出力によってDCモータの回転制御(チョッパ制御)をやってみようというオマケ付です。
左の555が無安定マルチとして動作し、約590Hzの矩形波を出力します。LOパルスの幅は4.7μsecであり、負論理のディユーティー比は約0.3%です。このLOパルスのダウンエッジが、右のワンショットマルチの2番pinをトリガします。右の555はこれによりHIパルスを出力しますが、パルス幅は、トリガ時に放電された0.01μが100kΩを経て再充電され、充電電圧がCMP1のマイナス端子電圧(5番pin:CNT)に達するまで継続します。よってこの5番pinの電圧を外部から変化させることにより、パルス幅(パルス長)を自由にコントロールすることができます(無安定マルチの周期以内)。この外部調整機構が200kΩの可変抵抗器です。このメカニズムによって周波数を変えずにパルス幅のみ変化する波形、すなわちPWMを実現させています。
このPWMの波形をDCモータの端子に直接接続すれば、モータ電流がディジタル的にオンオフすることになります。これでもモータは回転し、回転速度の調整もできますが、電流の急激な変化は多くの意味で好ましいものではありません。よって直列インダクタ(MSL)とフライホイールダイオード(FWD)を接続することにより、トランジスタがオフスイッチングしてもモータに電流が流れ続け、ほぼ直流電流制御ができるようになります。
関連記事:
555を使ったPWMステップアップチョッパ 2010-08-16
タイマーIC 555を作ろう 2010-02-15
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このPWMの波形をDCモータの端子に直接接続すれば、モータ電流がディジタル的にオンオフすることになります。これでもモータは回転し、回転速度の調整もできますが、電流の急激な変化は多くの意味で好ましいものではありません。よって直列インダクタ(MSL)とフライホイールダイオード(FWD)を接続することにより、トランジスタがオフスイッチングしてもモータに電流が流れ続け、ほぼ直流電流制御ができるようになります。
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