
[ツェナダイオード:定電圧源の基本素子]
ダイオードは一般に電流を片方向にのみ流すものですが、逆方向にも着目してみると、なかなかおもしろい特性をしています。
ダイオードに逆方向の電圧を与えると、ダイオードは電流を流すまいとしばらく踏ん張りますが、電圧をどんどん上げていくとある地点でドッと電流が流れます。この電流を降伏電流とかツェナ電流と呼びます。ついにダイオードが降伏してしまうわけですね。(降伏電流に至るまでにも、ほんの少し逆電流が流れていることに注目してください。これがダイオードの漏れ電流です。)
さて、この降伏電流とVRの関係をみますと、VRに対してほぼ直角に電流増加していることがわかります。ということは降伏電流が流れているときのVRはほぼ一定の電圧であるということです。VRをツェナ電圧といい一般にVZと表します。この特性を積極的に使う目的(定電圧を得る目的)で作られたのがツェナダイオードです。NP接合をいろいろと工夫して、ツェナ電圧:2V~120Vくらいのものまであります。
関連記事:
「ツェナダイオードの特性」2007-09-04
定電圧電源を作ろう②エミッタフォロワ 2009-12-18
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ダイオードに逆方向の電圧を与えると、ダイオードは電流を流すまいとしばらく踏ん張りますが、電圧をどんどん上げていくとある地点でドッと電流が流れます。この電流を降伏電流とかツェナ電流と呼びます。ついにダイオードが降伏してしまうわけですね。(降伏電流に至るまでにも、ほんの少し逆電流が流れていることに注目してください。これがダイオードの漏れ電流です。)
さて、この降伏電流とVRの関係をみますと、VRに対してほぼ直角に電流増加していることがわかります。ということは降伏電流が流れているときのVRはほぼ一定の電圧であるということです。VRをツェナ電圧といい一般にVZと表します。この特性を積極的に使う目的(定電圧を得る目的)で作られたのがツェナダイオードです。NP接合をいろいろと工夫して、ツェナ電圧:2V~120Vくらいのものまであります。
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