喫茶 輪

コーヒーカップの耳

二人の文人

2018-05-30 07:48:25 | 喫茶・輪
昨日はお二人の文人が「喫茶・輪」を訪ねて下さった。
午前中にご来店くださったのは、現役時代にはある組織で指導的立場におられた逸見K一さん。
昔の交友関係に異人館の画家、小松益喜さんがあり、戯れに相撲を取ったこともあったという人。
また作家の石浜恒夫さん(藤沢桓夫の従兄弟)とも昵懇だったという。
このところ体調を崩しておられて、久しぶりのご来店だった。
甲子園から自転車で来られたというから、よく回復されたもの。来てくださってうれしかった。
あ、そうだ。この人の三代前に逸見東洋という人がおられて、明治正宗とも呼ばれた人。
逸見さんは曾孫というわけである。
鬼か神かと称された刀鍛冶であり、彫刻家でもあり、何年か前の「美の壺」だったかのテレビ番組になったこともあった。
その伝記がある。


逸見さん、どうかお元気で。またご来店ください。

午後にご来店くださったのは(午後は閉店してますが、あらかじめご連絡いただければ開けます)六車明峰さん。
わたしが『KOBECCO』に書いているエッセイに書を提供してくださっている書家。



「名筆研究会」で機関紙「名筆」の編集もしておられる。
これは「名筆」6月号。

表紙の書は、先年お亡くなりになった村上翔雲師の書。素晴らしい字ですね。
六車氏は兵庫県の芸術文化団体「半どん」の編集委員でもあります。
わざわざ明石から来てくださって、ありがとうございました。

お二人とも何年かぶりのご来店。ゆっくりとお話しさせていただきました。
またのお越しをお待ちしております。

追記 二人の文人と書いたが、実は昨日、もうお一人、朝に見えていたのだった。
「宮っ子」の編集長、葛馬さん。
先日「見ておいてください」と言われて預かっていた7月号のゲラを読んでいて、
「これはダメだ」と思った箇所があったので電話して来ていただいた。
もう前日に印刷所に送ったということだったが、まだ間に合うということで。
ある人への依頼原稿だったが、書きなれない人なのかあまりにも文章が不備。
ご本人は「変えてもらってもいい」ということだったので、ちょっと触らせていただきました。やれやれ。

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