SARAのブログ

日々のことあれこれ

義兄

2023-07-03 15:49:22 | テレビ
この間は実家に帰り、母や姉の悪意に触れ、嫌な思いをして帰って
きたのに、今度は義実家でちょっと嫌な思いをした。

義実家へは2日前に行った。
そして更にその2週間前に行った時に私達は義母が指を負傷している
ことを知った。
義母は指先にテーピングのようなものをしていた。
痛そうだなぁとは思ったけど、その時はそれくらいにしか思わなかっ
た。
その日、義兄が昼前に義実家に来た。
義実家で義兄に会うことはそう珍しいことでもないが、義兄が来ると
私はとたんに緊張する。
義兄は義母のお昼をせっせと用意していた。
優しいなと思った。
その後、私達がもう帰るという時になって義兄が義母に「今晩は何
食べるの?」と聞いた。すると義母は私達が買い物に出た際に義母から
頼まれて買ってきた助六寿司を手に取り「これ」と言った。義兄は
「あぁ、そう」という感じだった。
その時はこのやり取りが私にはなんだかちょっとわざとらしいように
見えた。普段毎日義兄は義母の夕飯は何にするのかとか聞いているの
だろうか?と。もしかしてこれは私達に対するパフォーマンスではな
いのかという気にもなった。
そして、2週間が経ち、おとといまた私達は義実家へ行った。
今回は早めに行ったので午前中の10時半には買い物も終わったので、
これはいいなと思っていたのに、買い物から義実家に帰ってきたら旦那が
義母に「もうyoutubeは見ていないのか?」ということを聞いたので
義母が「あ、あれね、教えてもらおうと思ってたのよ」と言うので、
2階の義母の寝室へみんなで行き、旦那が中心になってyoutubeの見方を
義母に教えていた。
すると、あっという間に11時半くらいになってしまい、しだいに義兄が
やってきた。
私はまた「あぁ、会っちゃった・・!」という気持ちになった。
その後、私達がもう帰るということになり、1階に降りていくと、
義兄はまた義母のお昼の支度をしていた。
旦那が義兄に「一応頼まれたものを買ってきたから」と言い、もう帰ろう
をしたら、義兄が「何買ってきた?」と言うので、「鯵と・・・いわしと
・・・」と買ってきたものを旦那が言っていこうとしたら義兄がすぐに
言った。
「鯵?!」
そしてすぐに冷蔵庫を開けて、買ってきた生の鯵を見て「こんなの買ったら
俺が下ろさなきゃいけねーじゃん!」と言った。
それは義母に対して「こんなの買ってきてって頼むんじゃないよ」という
意味で言ったのかもしれないが、買ってきたのは私と旦那なので、私は
ちょっと嫌な気持ちになった。
しかし同時に「そういうことか」と思ったのは、義母が指を負傷してい
るのは知っていたが、それで料理ができないから義兄が食事の支度に
来ていたのだとわかった。
私は指を負傷していることはわかってはいたが、料理ができないとまで
は思っていなかった。これは本当に。義母もそんなことは一言も言って
いなかったし。
だから前回来た時も義兄は義母の食事を気にしていたのかと。
その後、モヤモヤしながら義実家を出て旦那と車に乗り込む。
旦那に私が言った。
「ねぇ、あれってあたしが鯵を下ろさなきゃいけなかったのかな」
旦那は「そんなのいいよ。かーちゃんに頼まれたものを俺たちは買ってきた
だけだし。」
そんな会話をしていると旦那のスマホに義兄から電話がかかってきた。
もう少しだけ走り出してはいたが何やら義兄がもう一回義実家に戻る
ように言ったみたいだった。
「何だって?」と私が聞くと、「なんかね、指を消毒するから来いって」
と言う。「どういうこと?」と言うと「俺も良くわかんない」と。
とりあえずまた旦那と義実家に戻ると、義兄が義母の指を消毒するとこ
ろだった。
義兄はこれを塗ったあとにこれを塗って最後に軟膏は絆創膏にのせて
から指に巻くとどうやらそのやり方を私達に教えているようだった。
私は聞き逃していたが、その時義兄は旦那に「俺がいない時に、こうや
ってやってあげて」と言っていたそうだが、私はそれは表向きの理由で
義兄は「俺はこんなことまでやってんだよ、お前らももっとやれよ」
私達に訴えているようにも見えた。
帰りに義兄に一言声をかけた。
「鯵、私が下ろさなきゃいけなかったですね、気がつかなくてすみません
・・」と。
これは義兄に謝らなければと思っていたというよりは、私は半分義兄
にカマをかけた意味もあった。
義兄が本当にそんなつもりで言っていないならすぐに否定するはず。
「いやいや、そんなことはいいよ。SARAちゃんに言ったんじゃないから。」
と言ってくれるのを私はどこかで期待していた。
ところが義兄から返ってきた言葉は
「水が使えないんでね」だった。
鯵も買ってきたなら下ろしてやれよ、水も使えないんだよ、わかんないの
よと言われた気になった。

そんなことがあり、帰ってきてからも私はずっと義兄のことが気になって
いた。
そして夜になって旦那に言う。
「お義兄さんは私達に対して不満があるんじゃないの?もっと何かやれ
よって思ってるんじゃないの?」と。
旦那は「もしそうだったとしても、何をやるのよ。」と。
「私はお義母さんが料理できなかったんだ、水も使えなかったんだって
今日初めて知ったよ。だから洗い物もできないってことだよね?お義兄さん
はこの2週間毎日料理と洗い物をやってたんじゃない?そしてこちらにも
ちょっとはなんかやれよって思ってるんじゃない?」
「そうかもしれないけど、実際はこれ以上は無理じゃん。2週間に一度
行ってるのだって最近はもう怪しくなってきてるのに、これで平日に
まで行くってなったら大変だよ?それに、にーちゃんは事務所もあるか
ら義実家に行ってるんだし、仕事だって融通が効くじゃん。何もなく
ても毎日行ってはいるんだから、SARAがこっちからわざわざ車運転していって、お皿だけ洗いに行くってそこまですることないと思うよ」

義兄は自営業をしている。
義実家のすぐ裏に事務所を建てた。事務所にはトイレがないのでトイレ
は義実家で済ませている。
なので平日義実家には自動的に行っている。そして義兄は料理もできる
人なので、できない人がやるよりはそれなりに楽にはやっているとは
思う。それでも毎日となったらやはり大変は大変だとは思うが。

「お義兄さん大変なんじゃないの?だからわざわざ一度帰っていった
私達を呼び寄せてまで消毒も見せてさ、こんなことまでやってんだよって
ことなんじゃないの?」と。
「でも頼まれてはいないじゃん。本当に大変なら、にーちゃんだって
言うと思うよ。週の半分はご飯用意してあげてくれる?とかさ。それに
向こうは長男じゃん。しかも毎日仕事で実家に行ってて時間にも融通
効くしさ。SARAも無理だけど、俺も今のこういう仕事してるからなか
なか平日は行けないしさ。にーちゃんだって普通の会社に勤めてたら
絶対できないと思うよ。それに長男の嫁だっているわけじゃん。
次男の嫁は2週間一度買い物に行って必要なものを買ってきて、ちょっと
だけどかーちゃんの話だって聞いてあげてるんだから、それで充分だと
思うよ。長男の嫁差し置いて、あんまりこっちが頼まれてもいないのに
しゃしゃってもまたそれはそれで問題出るかもしれないし。」

とあくまで旦那は、今以上のことはしなくていいと言う。
いや、私だって今以上のことをしようとは思っていない。
旦那の言うように実際無理だからだ。

加藤諦三さんの本を読んでから私は自分が結構無理をしてきたんだな
ということに気づいた。
それまではなんとか頑張ってこなせてると思っていた。

旦那は月に2回週末に連休を取っている。
それ以外は日曜日一日だけの休み。
平日は早朝から夜まで働いているので、睡眠時間も短い。
なのでやっと迎えた週末、体を休めたい時もあるだろうし、そうでなくても
休みの日にしかできない家の作業だってあるし、最近は夫婦で行きたいとこ
ろも結構ある。でも隔週で義実家に行っているし、私の体調の波もあるし、
天気もあるしで、実際はそれらを延期し続けて、とりあえず義実家にだけは
行かなければとなっていることが多い。
要するに、かなり自分たちのせっかくの週末を返上している。
それでもきっちり2週間に一度は義実家へ行き、以前は義母を連れてスーパー
へ行っていたが、今は義母がまたかったるいと言って行かなくなったので
義母のメモを持って私達だけで買い物に行くようになった。

加藤諦三さんの本に書かれていたように、ボランティアや奉仕は余力の
ある人がやることだと思う。
私のように体調に波があり、心身が不安定で、どちらかというと自分が
生きているだけで精一杯という人がやることではないのかもしれない。
それでも、別に恩を着せるわけではないが、何とかそんな中、自分の
こともままならない上で、義実家に通ってきた。
義兄は義兄で今は特に義母が負傷していることで大変なのかもしれないし、
申し訳ない気持ちもあるが、こちらも無理を重ねてまでやることではない
と思っているし、私達は私達なりに精一杯義母に関わっている。
それでいいんじゃないかなと。
物質的に本当に人の手が足りなくて、義母を病院に連れて行ける人が
いなくてとか、そういうことがあるなら、もちろん私は義母を病院に
は連れて行く。
でも実際頼まれてもいないのに、しかし自分の無理を重ねてまで、
旦那も言っていたが、下手に手を出すこともないのかもしれない。

ただ、旦那の仕事の状況は何となくは義兄にはわかっているかもしれ
ないが、私の事情は義兄は知らない。
HSP、愛着障害、そしてもう更年期にももしかしたら片足突っ込んでいる
かもしれなくて、最近は「もしかしてうつじゃないのか」と思う時も
あるくらい、やる気が出なかったり体が異常に重かったりの時も多い。
そして恐ろしく体力がない。
しかし一見すると私は元気にも見えるので傍からはなかなかわかって
もらえない。
働いてもいなくて、子育てしてるわけでもなくて、暇そうな元気そうな
嫁がたった2週間に一度買い物に行ってるというだけで面倒見てる気に
なるなよ、と思われていたとしたらちょっと悲しい。



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