SARAのブログ

日々のことあれこれ

昨日の、

2015-11-02 10:06:36 | つぶやき
旦那の休みは、
私の実家へ行ってきた。
いや、そろそろ行きたいなぁとは思ってたのだけど、
夏から9月10月は私はアウトドアのことで頭がいっぱいで
なんかそこどこじゃなかったのだけど、
なんだかそろそろ実家の家族ともしゃべりたくなっていた。

私が尊敬している心理学者の先生の本を読んでいて
気づいたことは
私は長い間、実家の家族に、特に母に敵意を持っていたということ。
いや、それは今もかな。
敵だから弱いところは見せたくないし
できれば「どうだ、私たちはすごいだろ~」というところを
見せつけたいという気持ちでいつもいっぱいだった気がする。
だから実家に行く時はいつもちょっとした緊張があった。
ベストコンディションで行かないと
何を言われるかわからないしと思っていたからだ。
特に母にね。
いや、今も母は、私達が実家に行って帰ったあとはきっと
ネガティブなことを言っているのだと思う。
それは母だけじゃないかな、
父もそうかもしれない。
父はそうではないと思っていたんだけど、
元々そうだったのか年をとって自分に威厳がなくなったと感じているのか
やたら自分を誇示しようとする言動が目立つようになった。
父のことは好きなのでそれはそれほど鼻にはつかないが
でもやっぱり
「これは・・・ただの自慢だよね・・?」っていう
話がやたら多いと
父もそこまで自分に自信がないのかとちょっと心配になる。

で、
私は実家の家族にちょっとでも弱点をつかれないようにと
いつもいつも気を張っていて
ちょっとでも隙があれば父のように自分の自慢になるようなことを
言いたくてしかたがなかった。
でもいつからかはもうそんなことはいいかなと。
ちょっと良く見せたいというのは今でもあるけど
もう素直な自分を見せようよと思うようになったら
実家に行くのがそれほど敷居の高いものでなくなったどころか
実家の家族と何気ない話をするだけで
なんだか楽しいと思えるようになった。
自分を良く見せようとかそんなことにとらわれずに人と接すると
こんなにも違うのかと思ったほど。
そしてネガティブなことをもし言われていたとしても
それは向こうの心の問題で
私たちはそのいい餌に使われたというだけのことで
こっちは何も悪くないしと。

そして以前は父や母と話すことが目的で実家に行っていて
姉には一切用はないと思っていたけど
今は姉と話すことも楽しい。
以前は父や母がいなくなったら
きっと実家にはもう帰らないだろうと思っていたけど。


旦那と一緒にいるのは嫌じゃないんだけど
こうして旦那以外の人と談笑すると
やっぱり旦那との間にはない楽しさがあると実感する。
たまに会うからだろうけど。
そしてきっと実家の家族とは一緒に住むとなるとまた
問題が出るんだと思う。
うまくできてる。


さっき言っていた私が尊敬している心理学者の先生の本によって
私はだいぶ変われた。
いや、変われたというより、
自分のことも他人のことも
「あぁ、そういうことだったんだ・・」と理解ができたことによって
気持ちが楽になった気がする。
母にはまだわだかまりはあるけど
父や姉には本当に穏やかで優しい気持ちで接することができる。
そしてまたそれによって自分も
穏やかな気持ちになれる。

最初はその先生の本を、読むたびに傷ついた。
いや、今もかな。
自分が見たくなかった自分の本当の姿を見せつけられて
それを認めるのが苦しかった。
けど、徐々に認められるようになると
どんどん楽になっていったような。

私は素直な心を押し殺して生きていたことに
気づかないまま生きていたし
気づいてからも
それを確かにそのまま他人に言ったりするのは
場合によっては良くない時もあるけど
少なくとも自分の中だけでは自分の自然な感情に素直になることは
すごく大事なことだったんだなと。
いや、言い換えればそれが幸せってことなのかもしれないとまで
思う。
10年前に今の気持ちになっていたら
私は子供を産んでいたかもしれない。
本当に素直に私と旦那の間に子供がいたら幸せだろうと思ったと思う。
今となってはもう産めないし
実際の10年前の私は周囲への復讐心や親から得られなかったものに
対しての欲求不満の塊だった。
その感情を処理することだけに忙しく、
自分のことも大事にしてなかったし自分の本音に素直になれなかった。


まぁでも、そういうことに気付いたからと言って、
今の私が何もかもに達観したわけじゃない。
まだまだ勉強中だし
頭でだけは理解していても
現実にはまだそれほど生かされてもいないだろうし。
でもこれからもどんどん読もうと思う。
その先生は気が遠くなるくらいの本を出している。
同じ本を何回読んだっていいんだし。


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