眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

福岡県吹奏楽コンクール高校の部

2014年08月09日 | Weblog


朝の7時起き。小倉のホテルでモーニング食べて小倉城あたりを散歩。
今日の吹奏楽コンクール福岡県大会の高校の部を聴きにソレイユホールへ。
福岡県は県大会の前に地区大会(福岡地区、筑前地区、筑後地区)があり先日その予選に突破した学校がこの県大会へ進みます。
その福岡県大会の高校の部前半だけ聴きました。
今回は審査員でないので一言。
どこもまずまず上手と思うけどちょっと全ての詰めが甘いかな。
音の処理とかアーティキュレーションとかブレンド感を含めたバランスとかハーモニー感とかフレーズ感とか音色とか、もうちょっと良くすればすぐに良くなるのにどこかもったいない感じがある。
パーカッションパートも「離れ小島」「孤島」にならずグイグイ管楽器寄りの一体となった音色が欲しいなぁ!
中でも高校生らしい溌溂とした演奏、少人数でも大きくうねる表現力豊かなバンド、p.ppを大事にしたバンドと、且つて爆音王国福岡から気持ちの良いスマートなサウンドに変貌した福岡の多くのバンドに感動しました。

春先に譜読みをやり出した頃から曲をさらい成長していった先生、生徒たちはだいぶ仕上がって来た頃に改善点を見つけ難いし、現段階の演奏が最高だと次第に麻痺してくるのが1番危ない。
コンクールは審査員が第三者的にジャッジするので、その辺り工夫して色々考慮すべきかな。
ただ色んな多くの第三者にバンドレッスンしてもらうと現場の先生と生徒は訳がわからなくなり迷う。
この辺りは余程その学校の先生が最終的にこうしようと相当な気持ちがないと音楽がブレる。

昼から附属小倉中へ行き最後の全体合奏。
どの学生も勉学の合間に吹奏楽に一生懸命本当によくやってると思う。
最近の吹奏楽界は夏のコンクール終わって新たに種を蒔き、冬の厳しい時期に肥やしという名のエチュードを与え育て、春に芽が出て基礎をさらに固め、今年の夏に花を咲かすプランでないと、この時代厳しいということをつくづく実感しています。
今日は父兄がたくさん応援にきてくださり理解していただいているのは本当にありがたいと思いました。

吹奏楽コンクールは金銀銅と賞は決まるが、究極の目的は代表を決める大会。
この辺りは高校野球と同じく。
今日、九州吹奏楽連盟の井端豊実理事長は最後の挨拶で言ってました。
金銀銅以上に心に残る一生の思い出ができたことは間違いない。
この一年間頑張って来たことが来年に繋がり、またこれからの人生に繋がりますように!

明日は朝から福岡県大会中学の部!