眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

定期批評

2013年04月18日 | Weblog


中国新聞批評より

聴衆酔う 広響が328回定演

広島交響楽団の第328回定期演奏会が17日、広島市中区の広島文化学園HBGホールであった。首席ビオラ奏者の安保恵麻がソリストを務め、技巧に富んだ音色を味わい深く響かせた。音楽監督・常任指揮者の秋山和慶が指揮した。ウォルトンの代表的な映画音楽「スピットファイア」前奏曲とフーガで勇ましく幕開け。同じくウォルトンの「ビオラ協奏曲」で安保が独奏を繰り広げると、雰囲気は一変。巧みな弓さばきと染み入るような調べに聴衆が酔いしれた。続くエルガーの交響曲第1番は、17年前に秋山が客演として初めて広響を指揮した思い出の曲。エルガーらしい威厳に満ちた曲調がテンポ良く響き渡った。