ミシェル・アリニヨン氏と

午前中、島根定期のリハーサル。
フォーレのレクイエムはいい曲なのだがクラリネットの出番は極端に少なく楽譜は半ペラである。（写真）

午後からエリザベト音大で行われているミシェル・アリニヨン氏のクラリネットセミナーを聴講。
2年ぶりにお会いしお元気なご様子。
レッスンで時々生徒の楽器を吹くのだが、
何故に人の楽器と仕掛けでそんなにいい音で吹けるのか。
生徒もポカンと口を開けたまま唖然としている。

夜、アリニヨン氏の歓迎会と4年生の追い出し会が宮島であるというので参加する。
学年ごとに芸を披露するのだがなんてベト音大のレベルの低いこと。
国立音大チームに完敗。救いは韓国からの留学生ガンリムのピン芸くらいだ。

途中アリニヨン氏も疲れたご様子。
宮島から帰りの船を早い便に乗ろうとしたが乗り遅れたようで
僕らも船着き場に後で駆けつけお相手をする。
アリニヨン氏は学生の頃の第2外国語がドイツ語であったそうで会話ができた。
アメリカに留学してドイツ語はもう忘れたよと言いながらも
ゆっくり思い出し思い出し生徒やオケ、向こうの様子など丁寧に受け答えしていただいた。演奏も素晴らしいが人間としても素晴らしい方だと感じた。