眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

昨日の続きと・・・切り替えてモーツァルト

2006年05月08日 | Weblog
昨日の続き・・・舞台に出た瞬間「スポ~ン!」チャンターとバックの連結が緩かったのかチャンター(指を激しく動かす笛の部分)が見事に抜けてしまった。まず自分が凍り、お客さんが凍る。パンパンに膨らんでいたバックからは空気が一瞬のうちに抜けてしまいペシャンコになってしまった。「こういう時どうする?」バグパイプ入場の際のH内氏のスネアのロールはまだ続いている、彼はこちらに背を向けている為なにが起こっているかわからない。しかしいつもと違う気配を感じたのかいつもよりも長めのロールを打って場を繋いでいるのを感じた。幸いにもドアマン白T氏はまだ上手のドアを開けている。本能的にムーンウォークのように後ずさりし上手に戻り、急いでバックに息を溜め、チャンターをしっかりジョイントさせ、もう一度再入場。この間ほんの10秒程度、後のことは正直あまり覚えていない。なにかバグパイプの曲を吹いたことと鉄砲で撃たれた時「ウッ」と言ったくらいか。とんでもないデビュー戦だ。19時から新天地で打ち上げ。聴きに来てくれた方々も集まり40人くらいで盛り上がる。バグパイプの話で盛り上がる。どうやらハプニングも演出の一部として思っていた人がほとんどだったらしい。しかし今日僕が真面目にクラリネットも演奏していたことは覚えててくれたのかな?S籐はクラとパーカッションの為に素敵な曲を書いてくれた。是非とも出版されることを願う。2次会にも行くが明日広響でコンツェルトの合わせがあるので1時で失礼して群馬からわざわ聴きにきてくれたS水と帰宅。

10時ごろ起きて、モーツァルトのリードを決める。今日はN響オーボエ奏者・茂木大輔さんの企画と指揮で地域創造アクティビティ主催のコンサートのリハーサル。13時から交響曲40番のリハ、その後ソリストになりコンツェルト。指揮の茂木さんとも全く打ち合わせなしだが、流石だ、ぴったし合わせてくれるし、自分のことを良く知ってくれている広響もまた素晴らしい。違った面で自分が所属しているオケに愛を感じ、愛されているのを感じた。