★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新刊情報

2021-11-16 09:36:11 | 新刊情報



<新刊情報>




書名:「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか

著者:浦久俊彦、山田和樹

発行:アルテスパブリッシング

 日欧の文化を知悉し、コンサートプロデュースや文筆でユニークな活動を続ける文化芸術プロデューサー・浦久俊彦と、現在もっとも多忙な音楽家のひとりとして世界中を飛びまわりながら、日本の音楽界にラディカルな問いを投げかける指揮者・山田和樹が、「クラシック音楽の明日」についてガチンコ対談。山田が実演家として現場的・実践的疑問を提示すれば、浦久が古代から現代までの音楽思想や人文科学の知識を総動員してガチで答え、浦久が大風呂敷の「音楽文化改革案」を提示すれば、山田がカリスマ指揮者の余裕で全肯定!抱腹絶倒の対話は、コロナ禍にあえぐクラシック音楽界への福音となるのか!?2019年4月と2020年2月に代官山ヒルサイドテラスでおこなわれた4日間の対談と、その後コロナ禍のなか2020年5月に「朝カルオンライン」でおこなわれた特別対談を完全収録。




書名:クラシックを読む2~生きる喜び~

著者:百田尚樹 

発行:祥伝社(祥伝社新書)

 クラシック音楽エッセイ第2巻は、音楽家たちの悲しみや苦悩、それらを突き抜けて「生きる喜び」を感じさせる名曲群を紹介する。自らを鼓舞する時に聴きたいベートーヴェンの「交響曲第3番《英雄》」、父との確執に勝利したヨハン・シュトラウス二世の才能が迸る「美しき青きドナウ」の他、モーツァルト以外の人物が作曲した箇所、シューベルトが未完として放置した理由などなど、作家ゆえの推理も披露する。読めば読むほど曲の奥行きを感じ、聴いてみたくなる。同書は、「至高の音楽」「この名曲が凄すぎる」「クラシック 天才たちの到達点」(いずれもPHP研究所刊)をテーマごとに再構成したうちの第2巻(全3巻)。刊行にあたっては、新原稿を含む大幅な加筆・修正を行なっている。





書名:レコード誕生物語~その時、名盤が生まれた~

編者:レコード芸術

発行:音楽の友社(ONTOMO MOOK)

 月刊「レコード芸術」誌において、2018年1月号からてスタートした同名タイトルの連載のムック化。2021年8月号で第44回を迎えている。内容は、いわゆる「クラシック音楽の歴史的録音」として語り継がれているレコード(ディスク)の中から1枚を選び、それが録音された当時、いかなる社会的背景や音楽シーンの中で誕生したのかを、様々な文献資料や関係者の証言を集め、ある種の「音楽ドキュメンタリー」として再構成したもの。筆者は「レコード芸術」で執筆中の音楽評論家、音楽ライターを中心に、海外有名レーベルの往年の名プロデューサー(翻訳による)、現役のピアニストなどの演奏家までが名を連ねる。録音現場での演奏家たちの葛藤や苦悩のリアルな姿の活写とともに、1枚の歴史的レコードが「誕生する瞬間」を目の当たりにするような読書体験が「聴きたい気持ち」を喚起する。




書名:戦いの音楽史~逆境を越え 世界を制した 20世紀ポップスの物語~

著者:みの

発行:KADOKAWA

 YouTube「みのミュージック」で独自の音楽批評をおこない、多くの大人たちを魅了する著者。同書は、20世紀ポップスの歴史にフォーカスし、世界そして日本の音楽がどのような発展を遂げてきたかを解説する。第1章 【誕生】 アメリカ大陸に集結した移民と音楽(~1940年代)第2章 【伝播】 ロックンロールは不良の音楽か?(1950年代~)第3章 【熱狂】 ビートルズがやってきた(1960年代~)第4章 【変化】 ロックは、派生の時代に突入する(1970年代~)第5章 【逆転】 白けたムードを打破したアングラの大成(1980年代~)第6章 【軋轢】 ヒップホップに込めるブラックパワー(1990年代~)終章  【挑戦】 音楽とインターネットは共存できるか(2000年~)
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