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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2024-09-09 09:48:58 | コンサート情報



<コンサート情報>



~広上淳一指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)&ファジル・サイのオール・ベートーヴェン・プログラム~

ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
        ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
        交響曲 第4番 変ロ長調 作品60

ピアノ:ファジル・サイ

指揮:広上淳一(OEKアーティスティック・リーダー)

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)

会場:石川県立音楽堂 コンサートホール

日時:2024年9月17日(火) 午後7時

 新シーズンは、アーティスティック・リーダーの広上淳一によるオール・ベートーヴェン・プログラムで幕を開ける。曲は「プロメテウスの創造物」序曲、ピアノ協奏曲第3番、交響曲第4番。マエストロにとってもOEKにとってもベートーヴェンは最も重要なレパートリー。新シーズンは広上&OEKコンビがベートーヴェンの核心に迫る。

 ピアノのファジル・サイ(1970年生まれ)は、トルコ、アンカラ出身。アンカラ国立音楽学院で学ぶ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。1992年から1995年までベルリン音楽院で学ぶ。1994年「ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディション」で優勝し、一躍脚光を浴びる。ピアノ演奏家としてだけでなく、作曲家としても活動。16歳で作曲した"Black Hymns"は、ベルリン建都750周年記念行事で演奏され、2006年にはザルツブルク音楽祭のために「In the Serai」を作曲。2006年から映画音楽の作曲も手掛け始める。

 指揮の広上淳一(1958年生れ)は、東京都出身。1984年第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。1991年~2000年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。1994年度「渡邉暁雄音楽基金音楽賞」受賞。2008年京都市交響楽団常任指揮者就任(2014年より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)。2015年広上淳一が常任指揮者に就任してからの京都市交響楽団は驚異的な能力の向上を遂げたとして、京都市交響楽団とともに第46回(2014年度)「サントリー音楽賞」を受賞。2016年第36回「NHK交響楽団 有馬賞」受賞。2020年京都コンサートホール館長に就任。2021年日本フィルハーモニー交響楽団のフレンド・オブ・JPO(芸術顧問)に就任。2022年オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のアーティスティック・リーダーに就任。また、東京音楽大学指揮科教授として教育活動にも情熱を注いでいる。

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は、石川県金沢市に本拠を置く室内管弦楽団。常設のプロフェッショナル室内管弦楽団としては日本で初のオーケストラとなる。団員三十数名を擁し、二管編成管弦楽曲を主なレパートリーとする。1988年石川県と金沢市が中心となり設立した財団法人石川県音楽文化振興事業団を運営母体とし、2001年からは石川県立音楽堂を本拠地とし、定期演奏会を行なっている。毎年作曲家に新曲を委嘱するコンポーザー・オブザイヤー制度を敷く。現在の指揮者陣は次の通り。アーティスティック・リーダー:広上淳一/パーマネント・コンダクター:川瀬賢太郎/コンダクター:松井慶太/永久名誉音楽監督:岩城宏之/桂冠指揮者:井上道義/桂冠指揮者:マルク・ミンコフスキ/名誉アーティスティック・アドヴァイザー:ギュンター・ピヒラー/名誉アーティスティック・アドヴァイザー:ユベール・スダーン
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