★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2024-09-11 09:51:03 | コンサート情報



<コンサート情報>



~ミニマル音楽の巨匠の知られざる全貌 オール・久石 譲・プログラム~

【第1部 揺れ動く不安と夢の球体(two marimbas)<フェルメール&エッシャーより>】

久石 譲:Muse-um(piano solo)
     Circus(piano trio) 
     Vertical lateral thinking(piano trio) 
     Sense of the light(piano quintet) 
     Encounter(piano quintet) 

【第2部 <アルバム「ヴィオリストを撃て」より>】

久石 譲:794BDH  
     Kids Return
     MKWAJU
     LEMORE
     TIRA-RIN
     DA・MA・SHI・絵
     Summer

出演:中川賢一(ピアノ/音楽監督)
   石上真由子、森岡聡(ヴァイオリン)
   安達真理(ヴィオラ)
   鈴木皓矢(チェロ)
   長谷川順子(コントラバス)
   大石将紀、井上ハルカ(サクソフォン)
   畑中明香、宮本妥子(打楽器)

会場:ザ・フェニックスホール

日時:2024年10月12日(土) 午後3時

 ミニマル・ミュージックは、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽で、現代音楽のひとつとして1960年代から急速に広まる。久石 譲は、1981年、10年間の成果として、全曲作曲とプロデュースを手掛けたアルバム「MKWAJU」をリリース。さらに同年に音楽を担当した舞台「近代能楽集」と共に、日本のミニマル・ミュージックの先駆的作品となる。

 久石 譲(1950年生まれ)は、長野県出身。国立音楽大学在学中より現代音楽の作曲家として出発。1984年の映画「風の谷のナウシカ」以降、「風立ちぬ」まで宮崎駿監督の10作品の音楽を担当。その他、北野武監督「HANA-BI」、滝田洋二郎監督「おくりびと」、李相日監督「悪人」、山田洋次監督「東京家族」、高畑勲監督「かぐや姫の物語」など国内外の数々の映画音楽を手掛ける。2001年、映画監督として初メガホンをとり「Quartet カルテット」を製作、音楽・共同脚本も手掛け、日本初の音楽映画としてモントリオール映画祭のワールドシネマ部門正式招待作品に選ばれた。演奏活動においては、ピアノソロやオーケストラなど様々なスタイルを披露。近年は指揮者としても活動中。国立音楽大学招聘教授。受賞(章)は、2009年紫綬褒章、2011年第34回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「悪人」)、2014年第37回日本アカデミー賞 最優秀音楽賞(「風立ちぬ」)、2002年第30回アニー賞 音楽賞(「千と千尋の神隠し」)、2009年第3回アジア・フィルム・アワード 作曲賞(「崖の上のポニョ」)、2014年第16回国際映画音楽批評家協会賞(IFMCA)アニメーション部門ベストオリジナルスコア賞(「風立ちぬ」)など多数。さらに、最近では、指揮者としてブラームス交響曲全集(管弦楽:フューチャー・オーケストラ・クラシックス<FOC>)のCDをリリースするなど、クラシック音楽の指揮者としても活躍。
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