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日めくり奥の細道

2013年08月06日 | Weblog


「遅きに失する」ということばがありますが、この場合少し遅きに失していますが、NHKBSで毎朝7時45分から8時まで「日めくり奥の細道」という番組をやっています。一つが5分間の番組ですが、今は再放送で、その時間帯に三日分やっています。なかなか面白いので再放送を始める前から見ています。

    

芭蕉は今から320年以上も前に江戸を立ち東北から北陸、そして岐阜の大垣というところまで、150日かけて2,400km歩いたのだそうです。そしてごく一部は舟にのったこともあるし、馬の背に乗ったこともあるようですが、全行程を歩いて旅をしたのですから、すごいものです。当時は江戸時代が始まってどちらかと言えばまだ初期の頃。今とは違って山賊などがいないとも限らない世の中です。

                                      

彼の言うには時と言うのもまた人であり、舟をうかべて一生を過ごす者も、馬を引いて仕事をする人も、皆旅人なのだそうです。私も毎日、これと言って大したこともせず、のらくらと生きている者もまた旅人ということになります。なるほど、そうかもしれませんね。犬も猫もみな旅人ということに・・・。

 

今日はフルート教室に行って来ました。思い切り二時間半、練習をしてきました。途中疲れたり飽き足りしますが、その時にはトイレに行ってみたり、喉をうるおしたり、ちょっとした雑談をしたりします。仲間が何人も同じ部屋で練習をしていますので、相談をしたり聞いて確かめたりすることができますので、互いに励みになります。

 

午後は雨になりました。しとしとと静かにふっています。蝉は夢中で鳴いています。そういえば、蝉も地上に出てきて、今は本当に短い旅をしているということになります。夢中で数十日の旅を突き進んでいるということに・・・・・。

 

よほど忠実(まめ)な人でなければ畑にオクラを植えるものではないと思えてきました。「あ、まだ小さいから取るのは早いな」と思って次に畑に行くと、もう大きくなりすぎて食べられなくなってしまいます。これくらいなら大丈夫だろうと思うと、筋が硬くなりとても食べられません。誰だったか、オクラの種を一升も取ってしまったと言っていたのを思い出しました。それほど、大きくしてしまったというわけです。

 

 
    芭蕉が山形県の坂田や秋田県の象潟(きさかた)を訪れたのは7月末の頃らしいのですが、
    ちょうど今ごろの季節にあたるとおもわれます。
       
         暑き日を海にいれたり最上川
         象潟や雨に西施がねぶの花