はつしも

2007年11月17日 | Weblog

 天気情報では、寒くなるよ と言っていましたが、寒くなりました。初霜です。まだ、本当に寒いなぁという感じはありませんが、霜が降りているのですから、寒いにちがいありません。気温は外で0.5℃です。湿度が83%。

 いよいよ冬に向かって季節が歩き出しました。そのうちに池に氷が張ることでしょう。

   
   まだ暗いうちに撮りましたので画面は暗いです

 
  心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどわせる白菊の花
                      凡河内躬恒
                     おおしこうちのみつね

  笹の葉に置く初霜の夜を寒みしみは付くとも色に出でめや

                      紀  友則

 
              

   

 この頃は午後になると、この日だまりで椅子に座って本を読むことが多くなりました。芝生と庭を前にして、ポカポカと暖かくて気持ちがいいです。しかし、昨日は東風が寒かったですね。

 私は外にいるのが好きなのですが、これからは庭を見て、日向ぼっこをしながらの読書は辛くなるのではないかなと、ちょっと心配しています。

 花を入れておく、小さな移動式の四角形のビニールハウスを芝の上に置いて、それに入っていたら風が十分に除けられて楽しく詠めるかななど、ちょっと考えています。周りの人が見たらおかしいですかね。おかしくてもやるか、おかしければよしたほうが良いのか。そこが問題だ。そのまえに、お金。「そんなお金なんかありませんっ。 」と、おっかね~。
 お金。ちょうだい。  小さな声で、、、。

              


  
   

 先日、似たような写真を見ていただきましたが、今日のはほうれん草だけではくて、ミズナや小松菜、カブも入っています。取れる野菜はすっかり様変わりしました。

   

 鍋物になりました。ちょうど、カニやらカキやらもありました。それにシイタケ、大根も入っています。豆腐屋さんも来たところでした。「おいおい、朝からかい?」なんて言われそうです。朝に更新しているのに夜食べた物を書いているなんて、おかしいですけど、そこは頭の中で引き算をして見てください。

 体が温まって、「しあわせー」と、どこかのフライド・チキンのコマーシャルみたいな気分です。わが家では鍋奉行なんてのはいません。強いて言えば鍋物をつくる人でしょうか。つまり奥さん。でも、奉行の雰囲気はありませんね。そういう意識もゼロみたいです。鍋を前にして奉行なんて侮行だ。


      


  

             
                

 きょうは父の命日です。今から花を用意して、お墓参りに行きます。天気に恵まれ、朝は清く初霜が降り、良い日です。

                       
 みなさん、どうぞ今日も良い日でありますように。

 補) 紀 友則(きのとものり)の歌はむずかしいですね。
    笹の葉に降りた霜が、夜がさむいので凍みついても
    色にまでは、、、。つまり(笹の葉ですから)紅葉
    するとまでにはならないだろう。と言うのが文字通
    りの解釈でしょうけど、「夜の」あたりからは人の
    世のものごとに対する比喩でしょうか。