初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番

2006年07月04日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番です。

そのまんまですね、ヴァイオリン1本だけで演奏する曲です。だからスッキリとしていて聴きやすいと思うんですが、ヴァイオリンの音しかないので慣れるまではちょっと時間がいるかもしれませんね。
そこで、この第3番を紹介したんですが、この曲は何年か前にベンツのCMで流れていて「あなたにはCクラスにするという選択肢もある」とかなんとか言ってた気がします。高級感の漂う雰囲気なんですね。

パルティータと言うのは、もともと変奏曲と同じ意味で使われていたようですが、バッハの時代には組曲として使われた言葉のようです。しかし、現在はタイトルもそうですけど組曲と訳されているものはなく、そのままパルティータとしてCDでもコンサートでも紹介されていると思います。


 プレリュード:スカッと綺麗に小気味よいヴァイオリンが響きます。規則正しく綺麗に
 並んだ音はとてもすがすがしく聴こえますね。1本でリズムとメロディをやっていま
 すからそのテクニックも聴きどことのひとつですね。

 ルール:ゆっくりとしなやかな感じになります。2本以上の弦を一緒に弾いて和音を
 演奏するところや、伸びやかな音色を楽しめますね。少し悲しい雰囲気もありますが
 それよりは、美しい印象を受けます。

 ガボット:これですね、CMでやってたやつは。きっと聴いたことある曲だと思います。
 明るい曲調で朗らかな感じですね。でも、手放しで大喜びをしていると言うよりは、
 とても落ち着いて白い歯をキラリと光らせてニコッと笑っているような感じでしょうか?

 メヌエット:和音から始まります。はじめは少し厳しめの感じがしますが、中盤からは
 だんだんゆったりとした感じでおちついた曲になってきます。

 ブーレー:少しテンポを上げて、軽やかになります。決して速くはないのですが、何か
 急いでいるようにも聴こえますね。

 ジーグ:少し忙しくなってきた感じはしますが、それでも規則正しく並んでいる音を
 聴くと、とてもすがすがしい感じですね。 

ヴァイオリン1台の演奏というのも、いざ聴いてみると、とても神秘的に聴こえてきますね。いや?この曲がそうなんでしょうか?CDでは、パルティータの全3曲が録音されているものと、同じく無伴奏のソナタが録音された2枚組のものがありますね。


≪オススメCD≫
ヴァイオリンの名手クレーメルで聴いてみて下さい。

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番&第2番&第3番
クレーメル(ギドン), バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
最初はそうでもないんですけど、ハマってしまうと聴きこんでしまいます。


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