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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

既存の医薬、新たな効き目研究・製薬各社「再開発」急ぐ

2007年06月03日 | 創薬
 製薬各社が発売済み医薬品の成分を別の病気の治療用に開発し直す動きを強めている。これまでの効能と関連の薄い病気向けに新たに開発し直すことで、「新薬」として扱われ薬価(薬の公定価格)が上がったり、対象患者が増えたりするためだ。世界で新薬開発が難しくなるなか、既存薬も最大限活用して対応する。

 エーザイは末梢(まっしょう)性神経障害治療剤「メチコバール」の有効成分を筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬として開発している。30年近く前に発売され、特許切れ成分を用いた後発薬がすでに10社以上から発売されている製品だ。全身の筋肉が徐々に動かなくなるALSは原因はよく分かっていないが、神経伝達の障害が関連しているとみられる。(07:00)

[日本経済新聞 NIKKEI NET / 2007年06月03日]
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070603AT1D0209B01062007.html