チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

抗告訴訟の第1回口頭弁論 デニー知事が法廷で口頭意見陳述「この裁判は、苦難と対立の連鎖を断ち切り、前に進もうと する沖縄の意思を示すもの」

2019年11月26日 | 沖縄日記・辺野古

 11月26日(火)、右足の肉離れを診てもらうために整形外科に行った。やはり筋肉が一部断裂しており、全治、6週間とのこと。もうじっくりと構えるほかない。松葉づえを貸してもらった。

 昼、松葉づえをつきながら、那覇地裁へ。沖縄県が提訴した埋立承認撤回に対して政府が行政不服審査法を濫用して取り消してしまったことに対する抗告訴訟の第1回口頭弁論だ。なんとか抽選に当たり、直接、法廷でデニー知事の陳述を聞くことができた。

 ただ、気になったのは担当が山川裁判長ということだ。彼は、高江への県外機動隊違法公金支出住民訴訟、そして私の情報公開訴訟の裁判長でもある。これらの裁判の訴訟指揮を見ても、あまり期待できない。特に、この抗告訴訟は、最高裁判決の壁を突破しなければならないのだが、この裁判長がそんな判決を出すだろうか?

 

                  (口頭弁論前の事前集会。デニー知事の挨拶)

 デニー知事は、陳述の最後に次のように述べた。

「辺野古埋立工事はまさに今この瞬間も進められております。 辺野古埋立てを正当化する理由が既に失われている現状に おいて、県民投票で明確に示された民意を無視し、工事を強 行することは、法令に違反し、民主主義を踏みにじり、地方 自治を破壊するものであります。 辺野古新基地建設問題の解決に命を懸けた先人がおりま す。今も懸命に声を上げ続けている方々がおります。そして、対話と発信により無関心を共感に変えようとする次世代を担 う若者がおります。県民は様々な思いを抱えながら、この問題を乗り越えようとしております。

 本件訴訟は、苦難と対立の連鎖を断ち切り、前に進もうと する沖縄の意思を示す意義をも持つものです。

 裁判所におかれましては、県民の民意と本気で向き合い、 県民投票で示された未来への願いを正面から受け止めていた だくとともに、法の番人として、憲法が掲げた地方自治の理 念を実現するために、埋立承認を巡る一連の問題について、 実体的な審理を行い、正しい判断を示していただくことを希 望いたします。」(県のHPより)

 

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