チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江、通用しなかったKさんの不当逮捕。県道で懸命の阻止行動が続く---「砂利は大事に護衛され、私たちの人権はないがしろに」

2016年08月13日 | 沖縄日記 高江

  8月12日(金)、今日は沖縄平和市民連絡会の高江便の運転。東京からの3人を乗せ、早朝高江に向かった。

 県道でのダンプトラック進入阻止の行動には少し遅れてしまった。今日も10台ほどのダンプトラックが砕石を積んでN1ゲートに入っていったという。午後は、昨日、不当逮捕されたKさんの即時釈放を求め、名護署前での抗議行動。Kさんの逮捕の経過は後続の車のAさんが一部始終を映像に撮っている。それを見ても警察発表は全くの虚偽で、でっち上げ逮捕であることが分かる。

 結局、午後8時頃、Kさんは釈放された。警察のあまりに一方的な不当逮捕は検察でも全く通用せず、拘留請求もなく釈放されたという。

 そのまま名護に泊り、明日の早朝行動に備える。

    (Kさんの不当逮捕を許さない! 名護署前で抗議行動)

 N1ゲート前に駐車している警察車両。ふと中を見ると、運転席に「運転日誌」という冊子が置かれている。その表紙にはなんと「ゲリラ対策車」と書かれている。警察では、「施設などを攻撃する対物テロを行う者」を「ゲリラ」と定義しているはずだ(「警察白書」)。ヘリパッド建設に抗議する県民を「ゲリラ」と決めつけているのだから許されない。

 8月13日(土)、午前5時前に名護を出発して高江に向かう。いったんN1裏のテントの早朝集会に参加した後、県道でのダンプトラック進入阻止行動に合流した。新川ダムから県道に出るところでは、すでに機動隊が封鎖を始めている。通勤の人たちや観光客の通行を妨害するもので許せない。

 

 なんとか県道に出てメインゲートに向かった。しかし、大勢の機動隊員が立ちふさがり、車両を通行させない。

 小型のレッカーを運ぶ機動隊員。

 向こうから来た車両を無理やり停止させ、乗員が乗ったまま小型レッカーで車体を浮かし、機動隊員が押して車両を移動させた。もし、レッカーが外れたら乗員が負傷するかもしれず、危険極まりない。

 県道には大勢の機動隊員が立ち並んで車両の規制を続けた。下の写真の左側は、たった一人の市民を5~6名の機動隊員が押さえ込んでいる。名護署の警察官が、「この車を止めろ!」と叫んで駆けつけてきた。

 私の車も、機動隊員に突然停止を命じられ、前に鉄製の車止めを置かれてしまった。理由を尋ねても機動隊員らは何も答えない。

 プラカードを持って抗議していた女性(上の写真右側)は、6名ほどの機動隊員に取り囲まれ、県道の端で身動きもできない。

 しばらくすると、前後を警察車両に護衛されて砕石を積んだダンプトラックがやってきた。メインゲートからN1に向かう2kmほどの県道は、両車線とも完全に封鎖されてしまった。たかがダンプトラックを通行させるために、大勢の機動隊員を動員し、県道を完全に通行止めにしているのだ。農家の車や通勤の車、そして観光客の車等をまず通行させ、ダンプトラックなどはその間、待機させるのが当然だろう。

 完全に閉鎖された県道を、メインゲートを出てN1に向かうダンプトラック。

 メインゲート前での抗議行動 

 

 

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